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まだ付き合ってすらいないカップルが、学食で堂々と「誘拐犯と人質のロールプレイ」に興じる

純一「ああっ!てらてら光って……なんかすごい!」

アニメ「アマガミSS」(第3話)


◆概要

【まだ付き合ってすらいないカップルが、学食で堂々と「誘拐犯と人質のロールプレイ」に興じる】は「変態的で笑える言動」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「アマガミSS」(第3話)

▶1

ここでは、橘純一(主人公、高校2年生)とはるか先輩(メインヒロインの1人)の変態的な食事シーンをご紹介したい。


・Step1:純一は、ひょんなことから憧れのはるか先輩と親しくなった。そしていろいろあって2人は急接近。いい雰囲気になる。

・Step2:ある日の昼休み、2人は学食に向かった。

・Step3:途中、はるか先輩がぼやいた「どのメニューも飽きちゃってるのよねぇ。何か面白いメニューはないかなぁって思ってるんだけど。刺激というか……」。純一はすぐに閃いた「先輩!それなら僕にお任せください!」。

・Step4:学食にはたくさんの生徒が集まりにぎわっていた。2人はテーブルにかける。

・Step5:間もなく、純一が1杯の塩ラーメンを買ってきた。彼はしたり顔で「刺激的なメニューを用意するには時間が足りません。しかし、状況を刺激的にすればいいんです!」。

・Step6:純一曰く、①はるか先輩は誘拐犯にさらわれた人質だ、②両手を縛られている、③そして2日間食事を与えてもらっていない、④そんな中、犯人の一味である純一がラーメンを食べさせてやる……というロールプレイをするのだ。

・Step7:純一の提案にはるか先輩はおおはしゃぎ。ノリノリで演技を始めた。純一は言い出しっぺながらも、先輩のあまりの勢いに一瞬戸惑う。だがすぐに悪党の演技を始めた「しょうがねぇから食わせてやるよ!」。

・Step8:2人はロールプレイを続ける。純一がレンゲでスープをすくい、それをはるか先輩に飲ませてやった。先輩の唇の端から、つーっとスープが垂れる。純一は動揺する「ああっ!てらてら光って……なんかすごい!」。だが先輩は「お願い!もっと頂戴、もっと頂戴!」。迫真の演技を続ける。純一も負けてはいられぬ。演技に戻る。

・Step9:そんな2人を見て、周囲の生徒はポカンとしている。

・Step10:純一は改めて狼狽する。一方、はるか先輩は物怖じしない人物だ。周囲のことなぞ一切気にしない。彼女は演技を続ける「ねぇ、早く飲ませて!」。というわけで、純一もすぐに演技に戻った。


ここで場面は切り替わる。ゆえに、2人のロールプレイがいつ終わりを迎えたのかはわからない。しかしはるか先輩の性格から推測するに、おそらくはラーメンを食べきるまで延々と続いたに違いない


▶2

嗚呼、公然といちゃつくカップルよ!!

しかも学食だ。体育倉庫辺りならまだ救いようがあったものの、学食では弁解の余地がない。その上、昼休みである。せめて夜の帷が下りてからにしてほしかった。さらにさらに極めつけは、そう、「誘拐犯と人質のロールプレイ」。いやぁ、熟年カップルのマンネリ打開作戦じゃないんだから……。


まったく、恋は盲目とはよく言ったものである。まさにそれ。見ているこっちが恥ずかしくなってくる!

これ、思春期カップルらしい最高のいちゃいちゃシーンだと思うのだ。


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