先輩が仕事のやり方を丁寧に教えてくれるが、特殊すぎてまったく参考にならない
◆概要
【先輩が仕事のやり方を丁寧に教えてくれるが、特殊すぎてまったく参考にならない】は「チームメンバーと過ごす日々、チーム内でのあれこれ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:アニメ「WORKING!!」(第1話)
▶1
本作の主人公は、小鳥遊宗太(高1の少年)。
第1話序盤、彼はファミレスでバイトを始めた。
バイト初日、先輩の種島ぽぷら(高2の少女)が仕事のやり方を教えてくれることになった。
・Step1:まずは「カップの片付け方」だ。ぽぷらは食器棚の一番上の棚にカップを戻そうとする。……が、彼女は小柄である。背丈は小学生くらいしかない。「ん~!」と精いっぱい腕を伸ばすものの、しかし届かない。息切れするほど頑張るが、やっぱりダメ。かくして言った「ハァハァハァ。届かないので誰かにやってもらう!」。
・Step2:宗太は困惑する「えっ?」。
・Step3:次いで、食器がたくさん入ったカゴを持ち上げようとする。……が、ぽぷらは力も小学生並みらしい。いくら踏ん張っても持ち上がらない。やがて彼女は諦めた「ハァハァハァ。重くて持てないのでこれも誰かにやってもらう!」。
・Step4:宗太はまたまた困惑する「……どうなんだこれ?」。
・Step5:そこに佐藤というスタッフが通りかかった。ぽぷらは「カップを棚に戻してほしい」「カゴを持ち上げてほしい」と頼み、佐藤が手伝ってくれた。ぽぷらは満足げな顔になって「小鳥遊くん、こうやるんだよ。わかったかな?」。
・Step6:宗太は呆れる「……いえ、僕は自分でやります」。
▶2
これ、【ぽぷらは仕事のやり方を丁寧に説明してくれた。しかし、それは「小柄で非力 + かわいらしいので皆が手を貸してくれる」というぽぷらならではのものであり、あまりにも特殊すぎてちっとも参考にならなかった】というコメディシーンである。
「ぽぷらに悪気はない。というか彼女は根っからの善人であり、終始懇切丁寧だ。……が、その説明はまったく役に立たない!」というギャップが笑いどころだ。
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