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要らない 《詩》


みんなと同じように生きられない
同じ生き物と教えられ並んで生きた
生きても生きても離れていく
置いてけぼり

私あまり上手に愛せないみたい
近づくと痛くて怖い
嫌いだ間違いだって声が聞こえるの

仲良くしたくて
お話したくて
手を繋いで歩きたくて
人を愛すことみんなしてるのに
私には許されてないみたい

微笑みくれた人
何も言わずに急に離れるから
真っ暗な部屋から出られない
お前なんて要らないって
無関心が降り注ぐ

要らないおもちゃになるなら
心のないおもちゃがいい
初めから何も思わない
捨てないでって思わない

みんなと同じように生きられない
同じ生き物じゃなくても私の美しさ
水を吸い光を浴び根を張るの
こんなにきれい

どうして、みんな他の花見てる
何のための美しさ
愛されないのに咲くって疲れるの

仲良くしたくて
お話したくて
手を繋いで歩きたくて
人を愛すことみんなしてるのに
私には許されてないみたい

要らないおもちゃになるなら
愛のないおもちゃがいい
初めから何も欲しがらない
愛さなくても許される


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