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言葉にしなくてもいい

久しぶりに映画を観ました。

『パラサイト 半地下の家族』という韓国作品です。

カンヌ映画祭でパルムドール【最高賞】を受賞した作品だそうで、すごく面白かったです。

どんな作品?
と思われるでしょうが、ここには書きません。

というか、書けません。


僕は本や映画や音楽など、すばらしい作品に出会うたびに、言葉にできないことにもどかしさを感じてきました。

もちろん何かしら、書けはします。

が、文章のペラペラさと作品のすばらしさのあまりのギャップにガッカリしてしまい、書きたくなくなるのです。

よい作品であることを伝えたいのに、それを充分に伝える文章力がない…

これまではそんなことに無力感を感じてきましたが、それでよいのだと思うようになりました。


考えてみれば、

小説家が300ページ以上の文章で、
映画監督が2時間以上の映像で、
ミュージシャンが1時間の音で、

ものすごい量と密度で発信したものを、かんたんに要約するほうがむずかしいことです。

『今年度No.1の感動作!』
『泣ける恋愛モノ』
『社会派ミステリー』
『最先端テクノラップ』

など、商売上のキャッチコピーにすることは、じつは危険です。

怖さ、かなしさ、切なさ、痛さ、解放感、怒り、温かさ、可笑しさ、などあらゆる感情を呼び起こす作品こそが傑作の名に値するものです。

簡単に要約して納得するのではなくて、たくさんの感情といっしょに心のなかにしまっておけばいい。

そう思うようになりました。

僕たちはたびたび『豊かな人生』といい、豊かに生きたいと望んでいます。

そして、『豊かさ』はとてもひと言で現せるような経験ではありません。

「あなたのこれまでの人生を簡単に説明してくれませんか?」

とても簡単には言えませんよね?

豊かさとはそういうことであり、すばらしい作品とはつまり、豊かさの宝庫なのかもしれません。

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