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【対談】挑戦も失敗も、伴走しながら積み重ねる 「トレーナー/トレーニー制度」で築くMANGOメンバーの絆

こんにちは、MANGO note編集部です。

MANGOには「チームワーク・責任感・挑戦・笑顔」という、社内メンバー全員が働く上で大切にしたい価値観”コア・バリュー“があります。MANGOでは毎年春に新たなチームメンバーを迎え入れる上で、皆がこの”コア・バリュー“に共感しながら互いに良い関係性を育み、ポジティブに働ける空間を作るため、「トレーナー/トレーニー制度」を導入しています。

これは、先輩社員が入社したてのBN(Brand New メンバーの略。新卒1年目の社員)に伴走し、BNの成長をサポートするトレーニング制度です。今回はこの「トレーナー/トレーニー制度」で築かれたMANGOメンバーのリアルな関係性を、実際に制度を通してタッグを組んだ二人のメンバーの対談を通してお届けします。

対談メンバー紹介

元トレーナー

MANGO株式会社 コンサルティング課 内野宮 城(うちのみや じょう)
宮崎県宮崎市出身。2019年新卒入社。入社2年目でトレーナーに抜擢。現在はコンサルティング課内のチームリーダーとして従事。ホスピタリティと強い責任感の持ち主で、12期下半期のCVA(コア・バリュー・アワード)では責任感賞を受賞。

元トレーニー

MANGO株式会社 コンサルティング課 木下 義貴(きした よしき)
宮崎県日南市出身。2020年新卒入社。入社後は、デジタル広告運用コンサルタントとして従事。2021年10月より、学生向けのインターンシップ講師に手を挙げ、デジタル広告基礎の講義を担当している。

第一印象は「堅物」! 新卒1年目の心を解きほぐすには…

—— 内野宮さんと木下さんは、ちょうど2年前の春にトレーナー/トレーニーとしてタッグを組みました。当時の互いの第一印象からお聞かせいただけますか?

内野宮:こんなことを言ったら木下くんが怒るかもしれないですけれど、一言で表すと「堅物だな!」と思ったのが最初の印象です。とにかく何を言っても曲がらない。自分で決めたことは納得するまで貫く男です。
ただ、それはポジティブに捉えればしっかりとした芯のある闘志があるということ。でもやっぱり堅い後輩でした(笑)。
木下くんは僕の第一印象、どうでした?

木下:僕もちょっと嫌味な言い方かもしれませんが、「先輩って言っても、どうせ2年目でしょ?ほとんど変わらないじゃん」って見ていたと思います(笑)。そういう気持ちで接していたことも、僕が「堅物」に見えていた理由なのかもしれません。実際、1年目時は社会人としてのコミュニケーションの取り方にかなり苦労していましたし……。

トレーナー×トレーニー初対面にて

内野宮:1年目となると硬くなるのは当然だよね。会社にももちろんまだ慣れていないだろうし、僕も最初は何をするにも緊張していたのを覚えています。ましてや木下くんの代は入社後すぐに新型コロナウイルスの影響でリモートワークになってしまいました。

これまでは、ちょっとした雑談をしたり仕事帰りに飲みに行ったりと、先輩との関係性を仕事以外の時間でも築けていましたが、その機会が減ってしまって。だからこそ、僕も木下くんをはじめ、メンバーへのコミュニケーションの仕方も、従来のスタイルから変えないといけないな、と痛感したのを今でも覚えています。

先輩としてのプライドより優先した、後輩を育てるための「覚悟」

—— 少し時間軸を戻してお話を伺いたいと思います。内野宮さん自身も「トレーニー」だった時代があるわけですが、1年目のBN時はどのように過ごしていましたか?

内野宮:今思えば、木下くんと同様に僕もBN時代はコミュニケーションが一番の壁でした。学生時代から初対面の人と気軽に話すことは得意な方でしたし、誰とでも仲良くできるタイプだとは思っていました。でも仕事の上でのコミュニケーションとなると、そのスタイルが常に通用するわけではないと思い知らされたんです。

特にテキストコミュニケーションには苦労しました。僕たちはセプテーニグループのメンバーと遠隔でお仕事をしているので、テキストベースでのコミュニケーションも多いのですが、情報量が多く伝わりづらい文章になってしまったり、読み手のことを意識した気遣いができていなかったり‥。
当時のトレーナーに、メールやチャットを送る前は必ず自分の文章を見てもらって、基本的な文章構成からテキストでやりとりする際のちょっとしたコツなどを指導してもらいました。何度も壁打ちすることで、2年目を迎えるころには苦手意識はなくなり、今では得意と言えるほどになっています。

木下:城さんのトレーナーって、(現コンサルティング課マネージャーの)長尾潤さんですよね。トレーナーとしての長尾さんってどんな感じだったんですか?

内野宮:一言で表すと、厳しい中にも愛がある指導をしてもらった1年だったよ。仕事上のスキルだけでなく、社会人としてのスタンスや、MANGOでしっかり成果を出していくために必要な姿勢は長尾さんから学びましたし、それが今の僕の基盤になっています。

木下:城さん、今はこうやって明るく話してますけど、1年目のときは上手くいかないことが続いて、落ち込むことも多かったと言ってましたよね。トレーナー/トレーニー時代を振り返ると、1年目の失敗談から当時のモヤモヤとした感情まで、結構赤裸々に僕に話してくださってたと思います。

内野宮:確かに、かなりリアルに話してたね(笑)。
“社会人1年目あるある”ですが、同じ失敗を繰り返してしまって自己嫌悪に陥る瞬間って誰でも一度は経験すると思うんです。実際僕もそんな日々が続いてしまって、仕事に前向きになれなくなることがありました。

でもそんなエピソードも後輩に嘘偽りなく話すことで、僕と同じような経験をしたときに、必要以上に落ち込んだり苦しんだりしてほしくなくて。
先輩としてのプライドとかは一旦置いておいて、後輩の成長につながるのなら、自分の失敗も曝け出そうというのが僕のトレーナーとしての覚悟でした。

木下:あの時は、そういう思いをもって話してくださってたんですね。
僕は逆に、結構カッコつけたいタイプというか、失敗を見せたくないタイプの人間だったので、城さん自らが話してくださるエピソードは「城さんでもそんなことがあったんだ」と、僕の背中を押す大きな要素になっていたと思います。

トレーナー/トレーニーのタッグで勝ち取った「合格」という成功体験

—— 元トレーニーとしての木下さんに伺いたいのですが、実際のトレーニング期間で最も印象に残っている出来事はなんですか?

木下:お伝えした通り、入社したての頃の僕は城さんに対して「先輩って言っても、ほぼ同期じゃん」と思っていた節が実はありました。でも、入社して2カ月経った頃、「あ、僕と城さんにはすごく大きな差があるな」と気づいた出来事があって。それがMANGOの「50問ノック(※)」というテストでした。

※50問ノック…入社1年目のメンバー全員が受けるコミュニケーションテスト。会話形式で試験官を営業に見立ててコミュニケーションをとりながら、コンサルに必要な知識を養う実践試験のこと。

内野宮:あれは間違いなく、木下くんにとっては1年目最大の試練でしたよね。「50問ノック」はほとんどのBNがぶつかる最初の壁ですが、木下くんも緊張のあまり上手く話せず、自身の力を発揮できない自分に憤って、悔しい顔をしていたのを今でも覚えています。

木下:試験官の顔を見ると、何か余計なことを言ってしまうんじゃないかとか、指摘されたらどうしようとか、そんなことばかり考えてしまって、当時はコミュニケーションを取ること自体が辛くなってしまっていました。

1回目はもちろん不合格。2回目もダメ。その間、城さんにずっとずっと支えてもらって。「自分の言葉を録音して、それを聴いて改善ポイントを探してみよう」といった具体的なアドバイスはもちろんですが、何より精神面で寄り添ってくださったのが大きかったです。城さんはどんな時も、僕から逃げずに向き合ってくださった。そこがとにかく支えになっていました。

内野宮:結果、木下くんの何度も立ち上がる執念で、3回目で見事合格を勝ち取れました。彼の合格はまるで自分のことのように嬉しくて、僕も涙が止まらず……あの頃から、木下くんは本当に「熱い男」でした。

一緒に伴走する中で、いろいろな角度からアドバイスをさせてもらったのですが、木下くんはそのアドバイスを自分の中に落とし込んで、何度も何度も練習して、ブラッシュアップしていました。
ただ模範回答を丸暗記するのではなく、「自分の言葉」で回答することを常に模索し続けたことが、大きな成長ポイントだったと思います。そんな中で勝ち取った合格は、木下くんの努力の賜物です。

木下:50問ノックを終えると、実際の営業さんとのやり取りがはじまり、そこでもコミュニケーションの壁には何度もぶつかりました。その時も城さんが根気強く指導してくださったり、良かった点をフィードバックしてくださったりして、少しずつ自信をつけていくことができました。

「正解」がないからこそ、一人ひとりと本気で向き合い続ける

——「50問ノック」はお二人の絆を確たるものにした大きなきっかけだったんですね。内野宮さんは1年を通してトレーナーとして木下さんのサポートを続けられてきたわけですが、トレーナーとして大切にしていた姿勢はありましたか?

内野宮:一番は声をかけやすい雰囲気づくりですね。とにかく「いつでも声をかけやすい先輩でいよう」と常々思っています。だからこそ、自分からも積極的に声をかけるようにしていて。特にオンラインだと「今、少しお時間よろしいですか?」の一言すら発することに壁がありますから、「何か困ってない?」「自分からも自由に質問していいんだよ!」と声をかけて、コミュニケーションを取りやすい空気は自分からつくるように心がけていました。

あと、これは今もチャレンジしていることですが、「ティーチング(教える)」と「コーチング(育てる)」を適切なタイミングで使い分けることを意識するようにしています。
トレーナーになったばかりの頃は、指導する中で教えすぎてしまい、後輩自身が自ら考え、気づきや経験を得る機会を奪ってしまうということが何度もありました。その苦い経験から、「後輩の成長をサポートするために、どう導けば良いか」を第一に考えるようにしています。

木下:僕も、後輩から質問をもらったりアドバイスしたりする機会があるのですが、メンバー一人ひとりに合わせた伝え方に難しさを感じています。特に指摘をしないといけない場面では、相手に嫌な気持ちだけが残ってしまい、本来伝えたいことが伝わらないことも多くて‥。

内野宮:広告運用もメンバー育成も「正解がない」のは同じだね。正解がないからこそ、メンバー一人ひとりに本気で向き合って、やり方を模索していく。そして、うまくいったときの喜びを分かち合えるのも醍醐味の一つかなと思います。

木下:ずっと気になっていたんですけど、城さんってトレーナーとしてBNの育成をしながら自分の通常業務もやっていますよね。どうやってトレーナーの自分と通常業務の自分との頭の切り替えを行なっているんですか?

内野宮:確かに、トレーナーとしての最初の半年間はバランスを取るのがかなり難しかったです。でも、僕にとっては通常の業務も、トレーナーとしての仕事も、どちらも本業なんです。BNたちを育てることが、次に新しく入ってくるメンバーにもつながっていく。それは僕自身もトレーニー時代の実体験として理解していたので、トレーナーとしての仕事も絶対に手を抜きたくなくて。

そのために、自分の業務に充てていた時間を効率化し、なんとか半分にして、残りの時間をトレーニングに回そうという思考回路に徐々に変わっていきました。こうして僕自身も「トレーナー/トレーニー制度」を通して成長できたと感じています。

トレーナーとして実感する後輩の成長と、受け継がれていく意志

—— トレーナー/トレーニー制度は、BNだけでなくトレーナー自身の成長にもつながっているのですね。そんな内野宮さんから見ていて、木下さんの一番成長したところはどこだと思いますか?

内野宮:木下くんは、入社当時から本当に大きく成長していて、一番苦戦していたコミュニケーションも、苦労していた姿が想像できないほどです。相変わらず固い信念はありつつも、柔軟性やしなやかさが出てきている。当初の「堅物」というイメージはもうありません。

それから先日、嬉しい出来事がありました。セプテーニの営業メンバーに、担当コンサルタントに木下くんをアサインする旨を伝えたところ、「木下さんなら心強いです!ありがとうございます!」というメッセージが返ってきたんです。日頃の丁寧な運用とコミュニケーションが、営業メンバーからの信頼を得ているんだと思います。

木下:そう言っていただけて嬉しいです。僕自身、入社当時は「より多くの広告費を運用することが会社への一番の価値提供だ」という考えに固執していました。でも、城さんから指導を受けたり、同期がトレーナーに抜擢される姿を見たりする中で、実はそれだけがすべてじゃないことに気づけたんです。

それは例えばチームにプラスになることをやったり、他者へいい影響を与えられるような行動を取ることだったり…だからこそ、今は大学生向けのインターンシップで講師に自ら手を挙げて、「デジタル広告の基礎」の講義などを担当しています。こうしたチャンスを生かしながら、自分の幅を広げることにもどんどん挑戦していきたいですね。

内野宮:木下くんの今の言葉に、彼の成長のすべてが詰まっていると思います。価値提供の方法はいろいろあって、会社の業績に貢献することも、チームや組織にプラスαの貢献をすることも、どちらもできたらいいですよね。木下くんは、今それに挑んでいるところです。

—— また来月には新しいBNたちが仲間として加わりますが、今後目指していきたい先輩像はありますか?

木下:この2年を振り返ると、楽しいことばかりではなかったですし、悔しい場面や情けなくなる場面の方が多かったです。そんな時、いつも僕のそばには城さんがいてくれました。
城さんが1年目の僕の成長を後押ししてくれたように、今度は僕が後輩たちに寄り添い、伴走したいと思っています。決してぬるい関係とかではなく、目の前の課題から逃げ出さずに向き合っていける先輩でいたいです。

内野宮:めちゃめちゃ頼もしいですね!僕も4年目として、これまでのスタンスは変えず、業務面だけでなくメンタル面もサポートできる先輩でありたいです。仕事のことで頭がいっぱいになっていた1年目の僕みたいにならないように、まずはメンバーから頼ってもらえるよう、これからも環境づくりに取り組んでいきます。

—— ありがとうございました!

※感染対策には万全を施し、写真撮影時のみマスクを外しています


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