正解???」「=p;「’;j

傷つけたくないなと思う。
傷ついてほしくないなと思う。

大切な人が大切にしているものを大切にしたいだけだった。

小さい頃からのなんとなくの違和感が、大人になってもっと具現化された時。
私は、日常を壊さないように必死にその違和感を隠してたのだと気がついた。それは綻びからするする抜けていく糸のようだった。夢中になって抜いていくと布の原型が少しずつ失われていった。
ふと我に帰り、私は糸を抜くのをやめた。これ以上進むともう生活の形さえ崩れていきそうに感じた。
それは首からかけていたお守りが呪いに変わっていく瞬間だった。
紫色の火花が散った。熱い。火傷がぷっくり腫れて今でも治らない。

何か悪いことが起きると、お守りが弾けたせいだってつい考えてしまう時に、私はこれと一生向き合っていかなければならないんだと知った。

だから傷ついたって話したんだ。君に。

でも彼女はぽかんとそこに座っていたし私は少し拍子抜けしてしまった。今までの気持ちの分わかってもらえるとか思っていた自分が子供だった。

だから私は私の役割を果たそうと思った。それが誰も傷つかない方法だと思ったし、生活を守る方法だと感じた。

でもそれが正解だったのかなんて今だにわからない。私も君も。

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