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25歳になって筋トレの世界にのめり込んだ話。

私はもともと the 文化系人間だった。

中学時代は、週1回集まりただひたすら空き教室で駄弁るような英語部に所属したり、高校時代も空き教室でただひたすらお菓子を食べるような軽音部に所属した。大学時代も文学部に所属し、他の学生よりも図書館にいる時間が多い方だったと思う。

そんな私の今の趣味が、筋トレ。
ワークアウトである。

きっかけは社会人2年目の頃。
新しい部門のメンバー、新しいプロダクトのインプット、なかなか剃りが合わない上司という環境の中で私の心のHPはかなり消耗していた。
そんな時、私を見かねた部長が一言。

「筋トレすればなんとかなるよ!」

部長は、何が辛いかもわからずただただ辛くて涙が止まらない私に対して
ケロッとした表情でアドバイスをした。
甲子園常連校出身のゴリゴリの体育会系部長らしいアドバイスであり、おそらく本人もあまり考えずに口にしたのではないかと思う。ただ、当時感情がぐちゃぐちゃになっていた私にとっては、このとってもシンプルなアドバイスがすっと心に馴染んだ。

そこから私は藁にも縋るような想いで、とにかく体を動かした。

初めの頃はYoutubeで宅トレをひたすら調べ実践した。

などなど、著名なYoutuberさんの動画は数えきれないほど再生した。
当時は5分間同じ動きをするだけでもしんどかったのだが、続けていくと不思議と心地よいと感じるようになった。筋トレ中の、雑念が消え自身の身体のことだけに集中できる瞬間がとても良かった。

そこから私が、本格的に筋トレに目覚めるまではそう時間はかからなかった。宅トレを実践してから-2kgほど体重が落ち周囲から少しずつ褒められるようになった頃、さらに追い込みをかけるにはどうすればいいだろうと考えた結果、地元のパーソナルジムにお世話になることになった。

パーソナルジムはもちろん普通のジムよりもお金はかかったものの、
どの筋肉に効くのか、食生活はどうすればいいか等、トレーナーから蘊蓄を聞くことが本当に楽しかった。現在は1日の中で5分でも身体を動かす時間を作れないと罪悪感を感じるようになっている。まさに運動習慣が板についたのだ。
以前と比べてメンタルも大幅にブレることは減り、口からネガティブなワードも出ないようになった。

体は資本だ。まさにこの言葉は正しいと思う。
すぐに色々なことに気を取られる私にとって、人生を悔いなく全力で謳歌するには精神的にも肉体的にも、キャパが広いことが重要だ。
キャパが広ければ広いほど、できることの幅は広がるのではないだろうか。
5年後10年後も限界を決めず、常にキャパを広げられる人間でありたいと強く思う。

そんな私は、今日も肉体的キャパ広げる一環として
鶏ハム作りに勤しんでいる。



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