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前職を退職して良かった事、悪かった事

 前職は長く勤めた方の会社でしたが、1年目、3年目、5年目に、強烈に会社への不満と退職を考えました。それでも歯を食いしばって続けました。理由は、また短期で辞めることを避けたかったからです。経歴を増やしたくなかった為です。
 ですが、結局は定年まで勤務する事なく、退職を選択しました。

1.辞めて良かった事

 良かったというより、改善された事と言った方がマッチしているかと思います。

1)自由にトイレに行く事ができるようになった

 前職では、行きたい時にトイレに行く事ができませんでした。
 古いビルでもあった為、大をする時は、音が聞こえそうな作りにもなってましたが、問題は私がいるフロアは、オーナーと兼用であった事。また、別のフロアは社長専用でもあった為、そのフロアの社員は、別のフロアに行って、用を足さねばなりませんでした。

 私がいたフロアですが、ヨタヨタ歩き、認知症まがいで出社してくる会長が使用。その為、ブッキングしないよう注意が必要でもあり、彼が用を足した後は、一面水たまり化するようにもなってました。
 客が来ることもあり、悩むことが多くありました。
 そもそも会長に客意識がない事が原因でもあるわけです。

2)本来の作業から離れる事ができた

 SE業務以外の事もさせられてました。
 年々その比率が高くなり、休憩もほぼ取れず、本来の自身の作業を定時以降か、土日にしに行くというのが何年も続きました。
 残業代も出してもらえず、タイムカードもない会社でした。

3)コンプライアンスに悩まされる事がなくなった

 途中から、半ば強制で社内イベントとしてのゴルフ賭博が始まりました。
 次第に業務提携している企業にも営業しかけるようにもなりました。
 音頭取りは、経営を担ってきた上役。
 意見を言える社風ではありませんでした。それが給与に反映される会社でもありましたので。
 参加せずとも金は賭けろというもの。少額と言えど納得いかず、毎年3回ほど、その時期は拒否する為に出勤どころか、数日社内で勤務するのが苦痛でした。
 当然、非協力的という烙印を押され、昇給もない会社員生活となったわけです。
 ゴルフ参加者は、皆昇給昇格しているという有様の企業でした。

4)つまづく事が減った

 5年程前から、帰宅時つまづく事が多く、歩く事に苦慮し出してました。
 よほど、体の硬直があったのでしょうね。
 それだけ我慢する毎日だったのでしょう。
 その後、別会社で働きだし、通勤は少し長くなりましたが、全くつまづくような事は起きてません。

5)旧来の知人との接触

 コロナ時期でもあり、近くにいない事もありますが、久方ぶりにWebで会話した知人がおります。
 就業中は、会社の人以外と接する事は、セミナー以外ありませんでした。

 悩んでもしまったいた事もあり、それまでしなかった事が出来た事で、大変助けになりました。
 辞めた事で発信して、それをくみ取って下さった方が周りにいた事は、宝なのだろうと感じてます。

2.辞めて悪くなった事

1)人付き合いが激減

 元々人付き合いはいい方ではありませんでした。
 仕事中心の生活でもありましたから。
 その為、毎日顔を合わせるのは社員達。
 辞めた事で、多くの人と接する機会がなくなり、在宅勤務が進んだ企業で、少し働きもしましたが、やはりほとんどの方と接する事がない毎日となってしまいました。

 これにより、会話がなくなってきたため、思考と口の筋肉の衰えを何気に感じ出してます。

2)社員旅行もある意味必要かと

 前職は、久方ぶりに社員旅行のある企業でした。
 当初は、すごく嫌でした。休みに付き合わされるという事に拒否感を得ていた事もありますが、特に前職の場合は、社内接待の意味合いが強く、かなりのストレスになっていたからです。
 その為、途中からは参加拒否。
 ところが、それも続いていると、急に参加したくなり、後半数年は、どこか楽しくなってもきました。
 その頃から転職を改めて考えだし、実行に移しだした頃ですが、ある意味、「どうにでもなれ」といった感が強くなっていたのでしょうね。

 これもまた、人と接する機会ですが、他のイベントも会社にはあるでしょうが、他のイベントは一切参加せず、唯一この旅行という事の楽しみもできたのでしょうが、退職した事で、数名でどこかに行くという行為もなくなり、また人と接するという機会も喪失してしまった事による孤独感を得てしまってます。

3)未練たらたら

 未だに前職に対する未練があります。
 やりきれなかった事があると言えばありますが、そこは組織的な壁がある為、やりたくとも動きたくとも制約があり、仕方がない事と諦めての毎日でした。
 しかし、一部の社員さんとは仲良くしてくれたことが、未練たらたらなようです。
 離職率が高い企業でして、私が退職した後も、毎月数名が退職していったようでもありますが、その方達含め、何人かとは連絡が取れてます。
 仕事では制約だらけでしたが、相応に自由がきいた会社生活でもあったのでしょうね。

4)無職を選択した後の恐怖感

 面接にも行けない毎日だったことで、退職を選択して探す事を選びました。何年もかかりました。
 もっと、早くに辞めるべきだったと感じてます。理由は年齢の壁です。
 年を重ねる度に、求人条件が狭まります。
 コロナ時期でも転職されている方は、周りに多くいます。
 自身が戦えるスペックと彼らや他の求職者とは異なりますので、できるだけ老いる前に決めるのは条件でもあります。

 時期というのもあります。
 うまくそれに乗れれば良いのですが、乗れなかった事もあるようです。
 その為、退職後と3月以降は、とても精神的に苦しみました。

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