辞めて初めて知ったこと
今日はこれで3連投稿。
時間があるのか、いや憂鬱なんだろう。突然、ハッと気付いて吐き出したくなるのは、ストレス発散と自分のようなSE人生を送って欲しくないためにホームページを開設した2000年頃から発信していたホームページからの名残癖らしい。
まあ、またポエム化してしまっているが。
辞めて初めての年始。年賀状社風の前職で、それまで頂いたことがなかった他部署の方から「元気か」と初めて頂いたのが感慨無量で嬉しくてたまりません。
この後、誰かが手を回してくれたのか、私のTELNoを教えたらしく、メッセージを頂き、何度もやりとりを1日してしまいました。
『退職すると、一気に年賀状は来なくなる』
そういうものですね。
社員とかかわり持たないようにも過ごしてきましたし、所属部署から異動になった方、産休となった方からは、こなくなるような完全な社交辞令ものであり、何らかのアピールツールでしかないものでしたし、当然辞めてから届く事はないとわかってました。
所属部署からは一通も来てません。
他部署の方、数名から頂きました。その中に、初めて頂いたわけです。
中途として、数年後に入ってきた方。
その方のフロアにヘルプで行けば、話かけて来て頂き、自部署で仕事しているよりも、羽を広げたように嫌な事も忘れて、対応に没頭できるような仕事状態を数年続けてました。
辞めて初めて知った彼の事。
彼とは世代が近い事もあったのでしょうし、業務上のヘルプでも話し込んだ方の1人でもありました。
転職回数も多く、紆余曲折の人生や、若い頃にあまりよろしくない職場で、異職種での経験もあったとか。
私が見ていた限り、会社ではうまく染まっていたと感じてましたが、内心そうではなかったようです。
「もっと話をしておけばよかった」
でも、私自身、数年間、まともに昼休憩が取れないほど、ひっ迫してました。当然、プライベートで話す事など全くなく、ヘルプ対応の傍らの雑談程度。プライベートでは、退職原因となった上司と就業し始めた頃に、1日散歩をしただけでした。
辞めた翌月、仕事が見つからず、また非正社員でとりあえず近場で見つかった時、何度か前職企業に足が向いてしまい、社員数名とばったり会う事もありました。
当初は「次どこ!(ウキウキ)」と聞かれるも、「決まってない」と答えれば、談議に。まあ、心配はして頂き、お一人からは、同世代という事もあれば、これまたありがたく年賀状を頂きもしました。
私の当時の職分では、彼らと話すどころか接する機会は、PCヘルプ以外全くありませんでした。
会議に出席できる立場(職種)でもなかったので、会社がどういう方向で動いているかも、何年も知る由もありません。地方赴任者となれば、電話越しで雑談する程度。当然上司陣と話す機会等、まずありませんから、下っ端同士でどうでもいい会話で終了です。
そういった地方所属社員が来ての全社会議が定期的に行われてましたけど、酒が飲めず、強制する上司に反発もして、2度目以降はでませんでした。何よりも仕事が繁忙すぎて、飲み会にでていたら、他の方の早くに仕上げなければならない対応すら終わりません。
全く、業務を理解していない他職種の上司であり、いわゆる宴会部長ですから、当然に軋轢を生むわけです。
話次いでに書きますが、Twitterでも過去発言しておりますが、それまでPG.SE経験がある方で社内SEに転職しようとする方で、事務職を希望していない方に警告ですが、
・情シス部の無い企業に、社内SEとして転職しない事
・上司が、PG経験、SE経験、インフラ経験ない企業に転職しない事
・業務兼務がある企業には、社内SEとして転職しない事
・面接で、現場SEが出てこない企業には、転職しない事
・面接の場で、社内システムの技術面が答えられない人事以外の面接官やITリテラシーが低い企業は、社内SEとして充足できる環境はない
です。
確実に、キャリアを失うばかりでなく、上司との意識の違いによる軋轢を生み、本来のIT業務以上の事までさせられて、疲弊して終わりです。終わりというのは、キャリアもスキルも構築できなくなるから。
そういった、不満を何年も抱えて辛抱して勤めてきただけに、退職後、年賀を頂いて心配してくれた方の恩情を頂けたのは、他方で、やってよかったという結果を得られ、実績として評価に値するのではないでしょうか?。
しかしながら、ただただ残念なのは、もっと上が全く認識していないという事。恐らく、今ではウイルスまみれであり、適当な対応しかしてないのだろうと予測してますが、もう知りません。
なんだかんだで、人にはある程度は、恵まれていたのだろうと。
しかし、所属部署内、同フロア内では、私の仕事よりも別の仕事専門者ばかりでしたから、認識はされづらかったのでしょう。加えて、下手に年賀を出すと、のけ者扱いされかねないので、口裏合わせで出さないという風潮も予測はできておりました。
味方になってくれる人は、社内において発言力のある方を持つという事も学びました。
でも、現場を助けて、業務を止まらせないという事も社内SEの仕事ではあります。
しかし、言葉として感謝されない職種でもあるわけで、時には「小うるさいやつ」と敵を作る職種でもあります。
上層部が重要さを認識しているような、ITリテラシーの高い企業ならば、別なのでしょうけどね。
全く、色々と残念な前職でした。
情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。