化粧
化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど
せめて今夜だけでもきれいになりたい
中島みゆきの「化粧」という曲。
今朝起きて久しぶりに化粧をしていたら、ふとこの曲が浮かんできた。
久しぶりにマスカラをして、睫毛をビューラーでカールして、ファンデーションを塗り込む。
これで完成。
もともと化粧が得意ではない私の唯一の化粧。マスカラとビューラーだけでも、まだ眠りから醒めない中途半端な半開きな顔つきを、きりりと活気ある私にしてくれる。
化粧は苦手だけど、化粧品や人が化粧をしている工程を見るのは好きである。
化粧品は芸術性が高く絵画的でも彫刻的でもあるしロマンが溢れすぎている。そんな化粧品で人は変化していく。美しい物から生まれる物は美しい。人が化粧をしている様を見ていると、目や口や鼻一つ一つに新しい息吹が与えられて違う人を見ていたかのように顔も心の中までも変化させてしまうような気分にさせてくれる。
もし自分が男に生まれていたら、化粧も出来なくて少しの自信も持てずにだらしない顔で生涯を終えていたのだろうか?
大抵の男の人は身一つで加工することなく歩いている。
化粧が出来る喜びと、化粧をしなくていい喜びはどちらが勝るのだろう・・。