見出し画像

Esterre 2023.05



はじめに

パレスホテル東京のフレンチレストラン「エステール」へ伺いました。
今年2023年1月より、「ベージュ アラン・デュカス」の小島シェフがご着任されたとのこと。

勝手に評価!

  • 総合評価:3.8 良い。

  • 料理・味:3.9

  • サービス:3.7

  • 雰囲気:4.1

  • コスパ:3.6

実際に食べたもの

今回はランチコース「Dejeuner」のうち、メインを2つ選択できる4品のコースを頂きました。

乾杯ドリンク

七賢スパークリング アラン·デュカス
2,500円(税込サ別)

シャンパンが良いお値段だったので…代わりにアラン・デュカスのスパークリング日本酒を。(すみません)
すっきりと飲みやすい。

アミューズ

アミューズその1
鎌倉野菜
右にある緑色の直方体のものは、スパニッシュオムレツ。
蕪を練り込んだフォカッチャ

小島シェフの故郷である、鎌倉で採れたお野菜尽くしのアミューズ。
鎌倉野菜の美味しさと抜群の火入れが相まって、とっても美味しい!
フォカッチャは生地に加えて、角切りの蕪も練り込まれています。蕪の青味も感じて、面白い。

アミューズその2
アスパラ、鰹、アーモンドミルク、玉ねぎ、マーマレード

アミューズ2つもあるのは、嬉しい誤算!!
…なのだけど、こちらは鰹とオレンジマーマレードの組み合わせがイマイチ。

パンのサービス

目の前でパンを切ってくださります。
バターは大盤振る舞いに掬ってくれます(笑)
オーツ麦のパン(手前)、全粒粉のパン(奥)
この他にカンパーニュもあります。

パンはおかわり可能です!
特にムチムチなオーツ麦がお気に入り。
筆者はトータル10個は頂いてしまいました(笑)

スターター

金目鯛 ポワロー トレビス ヘーゼルナッツ

ヘーゼルナッツソースはヘーゼルナッツの風味豊かで、優しく滑らかな口当たり。
揚げたポワローも玉ねぎのような甘さがあって、美味しかった!
ただ、個人的にトレビスの苦味が浮いているように感じました。(いらない気がします…)

メイン

ホウボウ 白州山の水農場の茸

アルポワ産ワインのソースが美味しかった!!
茸の旨味がじわ〜と広がり、すっ…と消えます。

ホウボウも言わずもがな、ふわふわ。
最高の火入れです。

鴨のロースト ブレッドとレモンコンフィ

こちら、べらぼうに美味しかった。

厚切りの鴨は噛みしめるほど旨味を感じる。
鴨と鳩のエキスを使ったソース、こちらも優しい味わいながら旨味抜群!!
厚切り3枚、ボリューミーなのも嬉しい。

デザート

山形産おやじ米のライスプディング オレンジ ジュニパーベリー

お米や牛乳の優しい甘味を感じる。
アクセントのオレンジマーマレード(?)は程よい酸味。
甘味と酸味の調和がド好み!!

お米のアイスクリーム

付け合わせに。
こちら優しくて甘くて、ほっこりする美味しさ。

小菓子



日本庭園のような装飾はベージュ時代も無かったので、びっくり!
石はやはり、鎌倉のもの。
繊細なお味で、アラン・デュカスのデザートが好きだと再度実感。

サービス

結論、驚きはなかったけれど、パーフェクトでした。
ロオジエやロブションなどでの「面白い!」「楽しい!」サービスというよりも、「ゲストの食体験をサポートする」という感じ。
親身になってお飲み物のご相談に乗ってくださりましたし、何よりお料理の説明、お皿を下げる、一つ一つの動作に温かみ・優しさを感じます。

お値段

MENU DÉJEUNER 4品、ドリンク2杯(日本酒、赤ワイン)で23,000円/1名でした。
以前に比べて値上げはしたものの、十分満足感あるボリューム・内容でした。

まとめ

海と大地、それぞれの食材の良さを殺さずに、しかしフレンチらしい趣向を加えた品々。
時折「?」と感じる品もありましたが、小島シェフが今後どのように昇華されていくのかが楽しみ。

そして、洗練されていながら温かみと安らぎ溢れる店内とホスピタリティ。
「母なる大地」という意味を持つエステールに相応しいレストランでした。

次はマジックアワーを味わうべく、ディナーに伺いたいです。
















































この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?