蒼のカリストが選ぶ好きなアニメアウォード2023年版 PART2
はじめに
前回の記事、ありがとうございます。2024年の終わりに提出するのも、如何なものとは思いますが、それはそれとして、今回も読んで貰えると嬉しいです。
読んでいない方はこちらの記事も読んで頂けると嬉しいです。
本来であれば、もっと早く提出するべきだったのですが、時間が無かったのとちゃんと公平公正にジャッジしたかったので、作品が全て終了した後に、採点し、完全に忘れてしまい、面倒くさくなって、今に至ります。
本当に申し訳ありませんでした。こんな怠惰な投稿主をお許しくださいませ。
今回も私利私欲全開な内容となりますが、何卒宜しくお願いします。
第4章 好きなアニメランキングBEST3
第3位 薬屋のひとりごと
評価表
キャラ:9 作画:7 ストーリー:9 演出:8 声優:8 音楽:7
48点
日向夏先生が描く中華風の世界観で描かれる薬師の猫猫と謎多き宦官・壬氏との後宮に住まう闇を紐解くラブコメミステリー。
少しだけこの作品のことを知っていたこと、ミステリー好きな僕として、これ以上ない好きな物が詰まりに詰まってた作品です。
実際の化学現象や、歴史、風土設定に至るまで。緻密に造られた内容に心踊らされました。魔法や呪いではなく、理由付けされたものを武器に戦う猫猫の姿も魅力的でしたね。
特に後期の絡まった糸が一つの線となり、一つの物語に収束していく様は、高鳴りが止まりませんでしたね。見れば見る程、深みにはまって行く感覚は、完成度の高さが伺えます。
最近の国際情勢に伴い、中国と言う国家への反応は様々とは思いますが、その主義主張はさておき、僕の中に中華テイストの作品が好きだと言うことが、大体理解出来た気がしました。
現代ではなく、少し昔の空気の中華系作品が好きなんでしょうね。例えるとするなら、「後宮の烏」みたいなのが、いい例だと思うんですけど。
最近は中華風作品が増加しているので、この流れでどんどん増えて欲しいものではありますがね。
来年には二期も決定。しかも、フラアニに昇格と益々目が離せない薬屋のひとりごとにご期待ください。
第2位 【推しの子】
評価表
キャラ:8 作画:8 ストーリー:8 演出:9 声優:8 音楽:8
49点
芸能界と言う身近で遠い世界から始まる転生型サスペンスとして、週刊ヤングジャンプで連載となり、社会現象を巻き起こした大人気作品。
僕自身、横槍メンゴ先生のファンという流れで、本作一話から読んでいた勢として、此処まで、この作品を見て来ただけに、此処までのムーブメントになるとは思いもしませんでした。
序盤のアイと言うスーパースターの誕生と破滅をまとめた1話は今考えてみても、素晴らしいなの一言に尽きますね。こんなに内容をまとめた制作陣には感謝しかないですね。
何より、星野アイ役の高橋李依さんの演技は神がかっていた気がしました。某記事によると研究による研究の末の死に際の演技なだけに、一瞬で引き込まれてしまいました。
ここまで、多くの人々の心に残るキャラだっただけに、早めのフェードアウトだったと赤坂先生も仰っているので、仕方ないと思える抜群の存在感でした。死ぬことで完成するなんて、言いたくは無いんですけどね。
もう一つの注目ポイントと言えば、石見舞菜香さん演じる黒川あかねでしょうか。僕の中の【推しの子】好きなキャラランキング3位(2位は鮫島アビ子、1位は星野アイ)の彼女でしたが、その切っ掛けとなった恋愛リアリティーショー編の演技がとても光っていたので、とてもハラハラはしましたが、涙なしでは見られませんでしたね。
様々な思惑を持つ人間の深い闇に足を取られながらも、アクアや仲間達に助けられながら、自らを取り戻していく様は原作と同じ位、胸に来るものがありました。
その後のアイを演じるあかねの演技は大きな話題となりました。これは震えちゃうね。今考えてみても、この情緒がおかしくなる7話は見物でした。
他にも原作再現の高さ、魅力的な音楽や登場人物、芸能界あるある等、様々な要素を過不足無く、アニメと言う世界に上手く流し込み、昇華した稀有な作品だと思います。
二期についてはいずれ語るとして、これ見てると芸能界って、どんだけ危険な世界なんだよと思うばかり。そうと分かっていても、目指したい気持ちを否定する気は無いんですけどね。
そして、皆様、お待たせしました。第一位の発表です!
第一位はこの作品!
第1位 僕の心のヤバいやつ
評価表
キャラ:10 作画:8 ストーリー:8 演出:9 声優:8 音楽:9
52点
詳しくはこれ見て下さい。これに全てが込められてます。
これを読めば、僕がどれだけ、僕ヤバ好きなのかが、分かって貰えると思います。
因みにこの内容は一期の内容のみを書いており、二期についてはまた改めて、投稿させて頂きます。
というわけで、以上、蒼のカリストが選ぶ好きなアニメランキングTOP3でした。
こんなんでいいのかと言いますが、これ以上のことは書けないので。
後は二期への批評論評にご期待ください。
最終章 2023年アニメ総括
改めて、このようになっております。
書くまでにいつの間にか、年の瀬が見えて来た気がする昨今で、今更過ぎるだろうと言うお話しは御尤もだと思うんですけどね。
個人的には粒は揃っていて、とても心地いい一年ではありました。どうしても、ラブコメが目立っている気がしてならないのは、気のせいだと思いますが。
ただ、自分的に人気シリーズに偏り過ぎて、勝負に出ていないなと思うのが、残念ですね。人気と分かっている作品ばかりをチョイスして、面白みに欠けていると言われたら、それまでですかね。
正直、2023年を代表する作品と言えば、【推しの子】と社会一般では、そういう解釈で間違いないと思うんですけど、フォロワーさんに聞いてみると「葬送のフリーレン」という声が大きかったです。
アンケートを取ったのが、2023年の放送中で、まだ終わってなかったとはいえ、人の認識はそれぞれなんでしょうか?
だからこそ、この記事を書いているんですけどね。この記事を書く一番の理由は、この記事を読んで、僕は僕と言う自分の自己肯定感を挙げる為に書いてます。要するに自己満足です。
僕の推してる作品は殆ど、僕の周りではウケないと言う呪詛が仕組まれてるので。言い過ぎかもしれませんが、真面目にそうなんですよね。
この記事を読んで、同志同胞を募りたいので、是非とも、多くの人々に読んで欲しいです。是非とも、拡散の程、宜しくお願いします。
ランキングの傾向で言えば、ここ数年、1位を独占していたa1picturesが、まさかの陥落。ホリミヤ‐pieceーとして、参戦していましたが、まさかのシンエイ動画が1位でした。関係ないだろと言われたら、それまで何ですけど。
それに限らず、昨今のアニメ大量生産大量消費時代の今は、毎週放送の固定枠の制作会社も、深夜アニメで1クールのアニメ、作画に特化した作品に参入したりと時代の本流に乗る為に試行錯誤が続いている気がします。
どうやったら、アニメーターさんの労働環境は良くなるんですかねぇ?
アニメ業界のにわか知識はそれ位にして、2023年の僕の中でアツかったのは、グリッドマンユニバース、僕の心のヤバいやつ、そして、何故かのその着せ替え人形は恋をする、そして、未だ、閲覧が止まらないPSYCHO‐PASSでしょうか。
何で、こんなありふれた記事が未だに伸び続けているのかが、僕にも分かりません。
本当に熱くなったと思いますが、まだ足りない。未だ、着せ恋熱が何処かで燻っていて、それと同じ位の何かを求めている自分がいるのかもしれません。
僕ヤバが面白くないとは言いませんが、きっと、世の中にはもっと面白い作品は存在していて、そういう作品に何も知らないまま、その世界に飛び込んでいきたいなとは考えている今日この頃。
もっと、アニメの深みにはまって行きたいと思えた2023年でした。
因みにトップ20にしてはいますが、これ以上にアニメは観ています。視聴を切ったりしたのもあります。本当に評論したければ、全作品見ないとダメだとは思うんですけどね。
本当にアニメ感想ブロガーになりたいなら、それ位の覚悟を以て、挑まないとダメなんですけど、僕は自分が好きなこと、思ったことを書きたいだけなんで、このまま、今の自分を貫こうと思います。
もうすぐ、2024年も終わりそうな今日この頃、今更過ぎると言うのを承知で伺いますが、2023年の神アニメって、何でしたか?
是非とも、コメント欄にお寄せ下さいませ。宜しくお願いします。
最後になりましたが、2023年のアニメ名場面をまとめましたので、これでお別れです。
最後まで読んでくれた方はスキとコメント、フォローをどうぞ、宜しくお願いします。
ごめんなさい、おまけの方が長いです。ご了承ください。
おまけ 好きな名場面10と最優秀場面賞2023
No.1 鬼滅の刃刀鍛冶の里編 第三話「三百年以上前の刀」より
この回のバトルシーンではなく、炭治郎、禰󠄀豆子、無一郎の三人が、うーんって、悩む場面が大好きでした。
最後の日常パートであり、可愛い猫ちゃんみたいな禰󠄀豆子が最後だっただけに、この場面の三人の丸目の愛らしさが異常で何度も観てしまいました。
その後から、地獄みたいな展開が続くだけにね。
No.2 僕の心のヤバいやつ 第6話「僕は溶かした」より
本来であれば、京ちゃんが、杏奈ちゃんのチョコを奪い取るあの名場面を選ぶべきなんでしょうけど、敢えてのこの場面です。
あの場面を繋ぐ導線として、ここでの京ちゃんの優しさとそれが恋と自覚し始める杏奈ちゃんのギャップが魅力の名場面となっております。
杏奈ちゃんの赤面シーンは何度見ても、見飽きない位には好きな場面です。
実は僕ヤバ、他にもランクインしてますが、それは後程。
No.3 転生王女と天才令嬢の魔法革命 第9話「姉弟と誰がための王冠」より
何処が良かったかと言われるとアレなんで、深くは申し上げません。
僕が大の百合教徒であること、最終話ではなく、この話数を選んだことで、察して貰えると嬉しいです。
失礼します。
No.4 ONEPIECE 第1062話「覇王の三刀流!ゾロVSキング」より
その名の通り、ワノ国屈指の神回にして、最高峰の神作画で展開されたロロノア・ゾロさんとキングの一騎打ちですかね。
キッドとローVSマムやルフィVSカイドウの一騎打ちと言った並み居る競合を押し退けと言うか、この僕がゾロさんを推さない訳が無いんで、当然と言えば、当然何ですけどね。
原作では描き切れなかった閻王三刀龍 一百三情飛龍侍極と御守火龍皇をちゃんと描いてくれたのが、嬉しかったですね。
これぞ、四皇のNo.2の風格とでも言うんでしょうか?
No.5 薬屋のひとりごと 第4話「恫喝」より
shortの発達により、色んな作品の短い名場面を公式で観られるのは、ありがたい限りです。
一番原作で観たかった場面を悠木碧女史による迫真の演技で観られる贅沢さよ。
傲慢で無知な侍女たちによって、命の危機に晒される中、猫猫の言葉は毒の恐ろしさを知るからこその言葉であって、猫猫だからこそ、言葉一つ一つに重みが出てくる場面だと思います。
良かれと思ってと言うのが、救いようが無さ過ぎて、悲しいですね。
No.6 グリッドマンユニバースより
「少しは迷ったりしろよ」
グリッドマンの意識を取り戻す為、危険な賭けに出る裕太。
しかし、迷い無く、自分の道を突き進み、躊躇いのない姿に、いつもは響君呼びの六花が放ったこの台詞。この台詞一つに込められた思いを思うと涙が出ます。
裕太は何処まで行っても、裕太で正義のヒーロー。自己犠牲を厭わない彼の姿に、自分で無くなってしまっても尚、ヒーローであり続ける彼に対する六花の思いが見え隠れする場面です。
その後の告白シーンも好きなんですけどね。
No.7 わたしの幸せな結婚 第四話「おくりもの」より
自己否定感が強く、自分を愛せなくて、自らを卑下し続ける美世の手を優しく寄り添ってくれる旦那様の優しさが光る場面です。
これまで、実家での虐げられて来た生活を送って来た美世がようやく、人並の幸せを手に入れる場面と思うと涙が出ます。
それまで、多くの女性との縁談を断り続けて来た清霞が、心の底から愛したいと思う人だから、ようやく真正面に言えた場面なだけに、清らかな涙が出ちゃいます。
No.8 青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ないより
世界中から、忘れられてしまった咲太。自分にとって、都合の良い世界に居たけれど、ここは自分の居場所ではないと元の世界に戻ります。
元の世界で独り、いつも通りに過ごす彼でしたが、寒空の校庭で独り過ごしていると其処に現れたのは、他でも無い麻衣さんでした。
それから、全てを吐き出すように咲太を抱きしめるこの場面がとても印象的です。
夢見る少女の際もそうでしたが、麻衣さんの咲太に対するクソデカ感情が、作品を重ねる毎に増してる気がしてならないので、どんどん、麻衣さんの姿が見たいです。
No.9 東京卍リベンジャーズ天竺編 #47「Brave heart」より
想いだけじゃ人は動かない 君の必死な姿がみんなの心を動かしたんだよ
天竺との抗争の最中、エマを殺され、失意のどん底のマイキー、ドラケンの2人に全てを話すヒナ。
東卍のメンバーが悉くやられる関東事変にて、ヒナの助力の下、マイキーとドラケンが駆け付け、ボロボロだった彼等に再び立ち上がらせていきます。
その際、武道に対してのヒナが放った台詞が忘れられなくて、何度見ても泣いてしまいます。死ぬ運命から逃れられず、ただただ見ているだけの彼女が、その運命に抗う為に抵抗するこの場面で、ヒナを益々好きになりました。ヒナ、いい子過ぎて、辛い。
No.10 【推しの子】第1話「Mother and Children」より
「愛してる!やっと言えた」
星野アイより
これで最終回です。赤坂先生・横槍先生の新作にご期待下さいと言われても、そん色ないレベルのアイの最期の言葉。此処は心から泣きました。
先ほども書きましたので、詳しくは言いませんが、たった1話でこれだけの爪痕を残し、文字通り、多くの人々に愛されるキャラへと昇華したアイの凄まじさが伝わる場面ですかね。
愛の過去を知れば知る程、この言葉に至った訳を思うと涙が止まりません。yoasobiiさんのアイドルを聴くとより一層、この思いが伝わると思うんで。
以上がトップ10です。何故か、愛にまつわるものが多くないか?と言われたら、それまで何ですけど、そこはまぁ、あれですよ、あれ・・・ そして、そんな並み居る泣ける場面を押し退け、最優秀賞に選ばれたのは、この二作品です。
最優秀賞 僕の心のヤバいやつ 第9話「僕は山田が嫌い」より
自分への好意を己の自信の無さから、曲解してしまい、杏奈ちゃんを悪者にすることで、自らの平静を保つことにした京ちゃん。
前段階として、ナンパイを巡って、余計なひと騒動があるのですが、詳しくは見て下さい。その所為で、2人の関係はぎくしゃくしてしまいます。
諦めの京ちゃんに対し、杏奈ちゃんは元の関係に戻りたいと強く願い、結果、彼を抱きしめる仲直りのハグを行い、2人の関係性はより親密なものになって行きます。
僕ヤバと言う作品は自分の嫌な所も受け入れて、そんな自分でも愛せる人間になりたいと願う場面の多い本編なだけに、原作読んでいた僕もクソデカ感情マシマシでとんでもない感情に襲われました。
先ほどから泣いた泣いたと泣く泣くみたいなところが多すぎやしませんか?と思うんですけど、歳なんですよ。こういうのに泣いてしまう年頃なんですよ。
この場面は原作で読んでいたとはいえ、音楽や声や動きがあるだけで、こんなにも、思うものが違うのかと見せつけられた場面なだけに、ボロボロと涙が溢れて来た記憶がありますね。
杏奈ちゃんの純粋な優しさと京ちゃんの杏奈ちゃんへの本当の思いを再認識して、より一層、絆が深まる大切な場面となりました。
思いが強ければ、強い程、絆は強くなるものですからね、人間は。
最優秀賞 劇場版 Psycho-Pass サイコパス Providenceより
必ず、迎えに行く
狡噛慎也
PSYCHOPASS3を見ていた人達にとって、この台詞をどれだけ、待ち望んでいて、これを言わせる為にこの映画を作ったと言っても、過言ではありません。
自分の正義を全うする為に、朱ちゃんの思いに向き合うことが出来なかった狡噛さん。
フレデリカの協力により、朱ちゃんと再会を果たしますが、結果として、朱ちゃんをより一層、追い詰める結果となってしまいました。
自らの役目と責任を果たす為、彼女を連れ戻すと決めた元主人公が言い放つこの台詞を劇場で観た時、鳥肌が止まりませんでした。
たった一言、そのたった一言で推しランキング上位に名乗りを上げる程の威力をこのワードは有していたと思います。とにかく、この映画を締めくくるにこれ以上ないワードだと思いました。
どのワードでも、泣ける要素はあれど、作品を観終わった後に心打たれるワードはこれかな?と思い、最優秀賞となった次第です。
この映画は色んな意味で衝撃的な内容を多分に含んでおり、未だに最初から見ようとは思えません。悪い意味ではなく、いい意味でとだけ言っておきます。
その前後にある劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』を観てないと重みが無いかもしれません。
その為、未視聴勢には何の事やらと思うかもしれませんが、だからこそ、見て欲しいと思える場面なんで、是非とも、多くの人にこの気持ちを共感して貰えると嬉しいです。
以上で本当に終了です。2024年度版で会いましょう!!!