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漫画感想BAN 第十八回「漫画の選択肢はどんどん増やしていきたい話」

はじめに


 今週も宜しくお願いします。

第一章 週刊少年ジャンプ

第一節 SAKAМОTО DAYS

 ジジイこと、トーレスに手も足も出ないまま、敗北を喫する坂本さん。
 彼に限らず、本作の登場人物全員に共通する確固たる信念みたいなものが、分かり易くて、シンプルな物語に深みを与えてくれるんだよな。
 トーレスの掲げる信念は間違ってないし、坂本さんの言うことも正しい。だからこそ、結局の所、最後の最後までその信念を貫けるかどうかなんでしょうな。

 運に身を任せすぎは、正にその通りな気がする。坂本さんは強いけれど、周りにある武器で戦っていて、その場その場での対応力が魅力だけど、その分、それに意識する余り、自分と言う存在を理解出来て無いのかもしれません。

 ここから、坂本さんの反撃に期待したい所ですが、最終的にはどうにかなっちゃうんでしょ?

第二節 呪術廻戦

 まさかの野薔薇ちゃん復活は安定のトレンド入りでしたね。
 死んでると言われたり、メカ野薔薇と言われたりと散々な言われ様でしたが、まさかの再登場には驚きを隠せませんでしたね。
 最後の宿儺の指がこう活きるとはね。野薔薇ちゃんが生きてたからこそ、何より、起きたばかりでこれはカッコ良すぎるんだよな。
 これまでの伏線を回収するように放たれる共鳴りにより、宿儺は大ダメージを喰らい、領域を発動できず、成す術も無く。

 しかし、ギリギリの領域展開中の虎杖。此処で攻め決めれば、終わると踏んだ宿儺でしたが、最後の最後で逕庭拳をぶつけるのカッコ良すぎるやろ。
 序盤でその出番を終わらせ、東堂からやめておけと言われて来た技でしたが、ここに来て、あの宿儺をのけぞらせることが出来るのは、激熱ですね。

 そして、その隙を突いて、虎杖は全身全霊の黒閃をぶち込み、宿儺は完全に終わった顔で立ち尽くしていました。
 皆の五条先生の甲斐あって、ようやく、宿儺との戦いが終わりを迎えそうですが、惨めですね。最早、王の威厳は失われ、見る影もない程、落ちぶれてしまいました。
 それもこれも、全員の戦いがあってこそなんですけど、これまで宿儺の為(少しでも連載を延命する為)に、色んなことが起きましたが、これも全て、この時の為だったんですね。

 しかし、虎杖の体には、宿儺の術式がコピーされており、その指を使うことで、乙骨君の力を引き出し、最後の最後で野薔薇ちゃんにつなげる為に、宿儺の指を封印していたまで、考え付いた五条先生の采配は上手くハマりましたね。

 此処まで、よくもまぁ、色んなことがあったけれど、何とか、本当の終わりが近づきつつある呪術廻戦。
 最終回まであと4回。果たして、どんな終わりを迎えるんでしょうか?
 虎杖が救われては欲しいのですが、一番ダメージ受けているの彼ですからね。

第三節 願いのアストロ

 まさかの力をセーブしていたヒバル。寅三兄貴の登場により、盤面が大きく動き始め、テンポ良く、獅鷹に全力の一発を叩き込む直前までに盤面は進みます。
 それまでの流れが気持ちいいこと、この上ないです。それぞれの役割を理解した上での連携攻撃は観ていて、ハラハラしますね。
 獅鷹の力が念道力と言われていますが、釈然としません。物を浮かしたり、貫いたりと多分、念道力なんだとは思うけど、どうにも。
 何より、せっかくのボスキャラなのに、顔面がビビりまくってるの何か、残念ですね。
 テンポ良く進んではいるものの、掲載順位だったり、一番の王候補である獅鷹が出て来たりとこれ終了しに来てないか、凄く不安なんだけれども。
 個人的に寅三兄貴が噛ませ犬じゃない所が好印象なんで、最後まで頑張って欲しいです。

第四節 どくどく

 アオのハコでお馴染みの三浦糀先生原作の作画である松浦健人先生のタッグで描かれる新作読み切り大学青春ストーリー。
 三浦先生の描く世界観も然ることながら、松浦先生の絶妙なデザインがとても印象的ですね。風景一枚一枚の構造がとてもきれいで、新連載読んでみたいと純粋に思いました。
 引っ越して、お隣さんが同じ大学と言う現実でもありそうでなさそうな絶妙なラインで行われる青春模様はどうも、ドキドキしてしまいます。
 短いぺーズ数ではありますが、読み応えがあって、健やかな気持ちになれたので、どうか、単行本にいれて貰えると嬉しいです。

第二章 週刊ヤングジャンプ

第一節 キングダム 

 何とか、南陽を攻略した秦国軍。しかし、結局の所、問題を先送りにしたに過ぎず、未だ、韓への侵攻がままならないのが、現状。
 十六万に及ぶ軍勢の練兵してない素人同然の兵と対するは万全の態勢で戦うつもり満々の韓国兵と言う嫌な流れ。
 しかも、南陽城主である龍安は優れた城主である為、殺すわけにもいかず。他の騰軍も扱いに困っている模様。総大将を除いて。

 この為、長い期間を掛けて、秦国軍は練兵することに。万全の態勢で戦に臨むことになりますが、どうにも、騰の様子がおかしい。
 韓の民が敗北したにも関わらず、韓の旗を掲げ、多くの秦国軍の兵士が憤りを隠せない中での騰はそのままでいいの一言。そのまま、秦も旗を掲げると言う行動に出ました。
 旗を掲げたのは、親を秦国によって、殺された民の子供であるのも、辛い所ではあるね。其処を汲み取る騰は大人だし、他の秦国軍の兵士には出来ないよな。
 どんどん、騰の良さが全面に出ているの凄く嬉しいな。これぞ、大将軍ですわ。彼の優しさが溢れているのが、凄くいいね。

 一方の龍安と騰の2人は城内を語らいながら、散策していました。
 融和の証として、掲げた旗も不信感を抱くきっかけとなり、どうにも浅いと語る騰。彼にとって、この南陽こそが、韓攻略への鍵と唱える辺り、何か、良い作戦があるのかもしれません。
 しかし、臨時で長官を務める騰でしたが、彼は臨時であり、彼の代わりに派遣された秦国の城主・剛京の登場が盤面を大きく荒らしていきます。

 彼は秦国の法律に従うこと、従わなければ、斬首、すぐに旗を降ろし、龍安を殺せと言い出したのです。韓国の民はどよめき、流石の騰さんも焦りを隠せない様子。
 確かに龍安を殺すのは反感を抱きかねない上に、無駄な殺しを推奨しない秦国にとって、こんな愚かな為政者は要らないよな。
 これが嬴政の信じた物なのか、昌平君が託した人なのかどうかは、不明ですが、あんまり過ぎない?騰は韓国統一の為、此処まで頑張ったのに、酷すぎるよ。

 どうか、龍安の無事と剛京がどうにかなることを心から祈ります。

 個人的に羌瘣が考えた策が戦わなくていいをまたごり押ししてるのが、ツボでした。

第二節 女優めし

 チキン南蛮って、鶏むね肉を美味しく食べる為の料理だったんですね。
 三種類は贅沢と言うか、カロリーの爆弾過ぎやしませんかね?
 とっても、美味しそうなんですけど、どうしても、もも肉派の僕は食べたくなっちゃうんだけどなぁ。
 それぞれにそれぞれの良さで尚且つ、メニューはチキン南蛮のみと言うのが、強すぎる。これは是非とも、実食したいです。
 好きなお肉は鶏肉なんで。

第三節 シャドーハウス

 仕方なくクリストファーに従うケイト。孤立無援と思われていた中でのダグラスとダグも仲間になりました。
 コーヒーが苦手なのが、功を奏した結果となりました。最初は嫌みな存在だった彼が味方に回るのが、何か良いよなぁ。
 何とか、エミリコを元に戻せたものの、これからどうやって、この状況を覆すことが出来るのかは、注目ですが、もう一人の援軍・ルウが出て来るのいいな。色々あったからこそ、彼女がどう輝くかに期待です。
 しかし、絶望的な状況に希望を抱く彼等の前にトマスが現れるのですが・・・。

第三章 その他

第一節 盤上のオリオン

 山形県天童市に訪れた夕飛と月。あれだけの荷物いる?新川先生の女性キャラは、ドSが多い気がしてならない。
 荷物を運びつつ、会場に向かうとまだ見ぬ強敵たちが。全員のキャッチコピーのクセが強すぎるんですけど、月は神奈川代表で優勝候補を倒したと言うことなんで、これは相手にならないんじゃないかな?とは思うけれど。
 その分、黄金世代の碧との戦いになりそうな気がしますが、これが一番の見せ場になって貰えると嬉しいですね。
 どんどん、月が主人公になりつつあると思うんですけど、夕飛君の活躍も期待してはいるんですけどね。

最終章 まとめ

 着せ恋実写化についての記事を書きましたので、何卒、メールを宜しくお願いします。

 今週の面白かったけれど、まとめ切れなかった作品まとめです。
 読んではいるんですけど、言語化出来なくて、ゴメンと言うことで。後は尺の都合上、泣く泣くカットされた作品達です。

  1. 逃げ上手の若君

  2. ひまてん

  3. カグラバチ

  4. キルアオ

  5. 極東ネクロマンス

  6. 天傍台閣

  7. 風都探偵

  8. 九条の大罪

  9. ゴーストフィクサーズ

  10. 寝坊する男

  11. ブルーピリオド

  12. スキップとローファー

  13. 天国大魔境

 申し訳ございませんが、今回はこれだけでご勘弁下さいませ。

 本当に8月が終わりますが、皆さんの漫画ライフは如何でしたか?
 僕はハイキューの映画きっかけで、今更ですが、ハイキューのコミックスを買いました。これは長い旅になりそうです。
 他にも、電子で「花は咲く、修羅の如く」を購入したりと楽しい漫画ライフを過ごしております。
 どうか、こんな僕に推したい漫画あれば、教えて貰えると嬉しいです。
 最後まで読んでくれた方はスキとコメント、フォローを何卒、宜しくお願いします。
 それでは、また来週。


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