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ラヴィットと言う名の灯台

 完全に深夜テンションで書いてます。長文になってしまいましたが、日本全国に確実にいると思われる8万人のラヴィットファンに届くことを願って。

 僕にとって、ラヴィットは救いのような番組でした。

 あの疫病が蔓延し、テレビをつけると政治の話、戦争の話、疫病の話と言ってしまえば、同じ内容の繰り返し。本当に嫌気が刺していました。気持ちも完全に心を閉ざし、何もかもに絶望していました。
 それは同時にバラエティ番組も同じことで、昔は面白かった。今はいじめみたいな内容ばかりで、つまらない。ネットメディアの切り取られた偏向報道を鵜呑みにして、どうせ、バラエティはと思ってた時期が僕にもありました。

 それだけではありません。ろくに知らないクセに、アイドルだからと奇異の目で見て、この人はこういう人だからと決め付けていました。
 そのどれもが、偏った内容だったり、誰かの偏った投稿だったと思います。それが正しいと信じることが、一番正しいと信じ込むことで、自分は間違っていない。間違っているのは、社会の方だと真剣に考えていました。

 そんな偏見をなくしたのが、他でもないラヴィットでした。
 何気なく見ていたその番組を観始めてから、僕の中の世界は大きく動き始めました。
 それまでも、見てはいたのですが、序盤の暗黒期ではなく、面白いと言われ始めた辺りであることは許して欲しいです。僕自身、観ても無いのに、早く打ち切りになればいいと本気で考えていた1人なので。

 それだけに、カオス大喜利番組と化して来た頃のこの番組は面白いと思ってはいたもの、マスクありだったり、あの透明なマスクの所為で見る気が減退し、ちゃんと視聴はしていませんでした。
 ちゃんと見る切っ掛けになったのは、そのマスクが無くなった位から観始めました
 しかし、いつも見られる訳でもないので、観られたら見る程度の番組でした。
 その当時で一番印象深いのは、高得点が全然出ないカップルサビカラで高得点を叩き出したなすなかにしのお2人が忘れられないですね。

 しかし、その状況が一変したのは、2023年のゴールデンラヴィットだったと思います。
 2023年と言うあの1年。こんなことがあったのかとか、こんなに皆、真剣に立ち向かいながらも、面白を体を張って、提供する姿に感動を覚えました。
 あれを見てから、僕の中のラヴィットへの意識は変化しました。
 何度も何度も繰り返し繰り替えしゴールデンラヴィットを見ては、同じ所で笑い続け、あれ程、忌避し続けて来たお笑い番組への偏見的意識、アイドルに対する考えを改めるきっかけとなったのは、間違いありません。

 いつしか、録画するレベルでハマり、それまで苦手意識を持っていたアイドルさん達を応援したり、芸人さん達を好きになったり、TBSアナウンサーについても、詳しくなったり、サンボマスターを好きになったりとラヴィット愛は益々深くなりました。
 今では面白かった所を編集し、何度も見返して、覚えるレベルで観ています。ティーバーで夜明けを観たりとラヴィット無しでは生きられない体になりました。
 その全てに於いて、麒麟の川島明さんの的確な司会進行、ツッコミ、人を傷つけないお笑いをモットーにする彼だからこそのテクニックが光る場面の数々に心惹かれ、大好きな芸人さんの1人になりました。
 それと同じ位、大好きなのが、TBSアナウンサーの田村真子アナです。暴走しがちな皆に引っ張られることなく、仕事をする所とうっかりやらかしてしまったりしながらも、懸命に頑張る所にいつも心動かされ、現状一番好きなアナウンサーと言えば、彼女何じゃないでしょうかと思うレベルで好きです。

 この番組が無ければ、僕はきっと、偽りの情報が本物で何もかも見ても居ない癖に決め付け、思考を放棄して、誰かの流れに恭順するような人間だったと思います。
 ラヴィットを見てから、それはどんなものであれ、何処かの誰かの意見ではなく、自分の目でちゃんと確かめないといけないと言うことをこの番組は教えてくれました。
 自分の目でちゃんと見なきゃ、何も変えられないんだと言うことを教えてくれた気がしていますが、ラヴィットだからってことは無いと思いますけどね。
 大げさな話かもしれませんが、僕は真面目にそう考えています。それ位、この番組が与えたものは大きかったと思います。それ位、ラヴィットは大切な番組です。

 最近はマンネリだとか、つまらないとか言われていますが、そんなことは無いと考えています。
 流石に少しは変えろよと思わないわけじゃないんですけど、同じ内容を永遠に流し続ける報道番組よりかは、同じような内容であっても、楽しいと思える時間をくれるラヴィットは数少ない癒しの一つとなっています(もしかするとちゃんと見れば、個性を見出せるかもしれませんが、現状では無理そうです)。
 ラヴィットがあるから、テレビを見よう。テレビ離れが深刻で、配信動画が盛んな今だからこそ、テレビを見よう。テレビが大好きな僕だからこそ、週五日と夜明けのラヴィット含め、六日間に及ぶラヴィット漬けの毎日を過ごす僕だからこそ、この番組をやってることの意義は大きく、この番組があるから、頑張ろう、嫌なこともあるけれど、生き抜こう、また皆に会えるとなれるのが、ラヴィットなんですよ。
 この灯台があることが何よりも大切で何よりも安心して、帰って来られる場所。それが今の僕にとってのラヴィットの存在はそういうものだと思ってます。

 ラヴィットロックについてはまた改めて語るとして、今言えることがあるとするなら、本当に最高の3時間40分でした。
 皆の汗と涙の結晶が詰まっていて、頑張っていることを知ってたからこそ、最後の場面は感動で涙が出ました。
 本当にこの番組を信じて良かった。この番組に出会うことが出来て良かった。そう心から思える最高のライブでした。
 故に知らない人は何一つとして、面白くなくて、退屈な内容だったと思います。本当は知らない人でも、これを見て、ファンになって欲しいと言いますが、この番組の積み重ねて来たものを知らない人が見ても、十全に楽しみことは出来ないと思います。
 それでも良いなら、止めはしませんが、面白いと言う保証はしません。
 その代わり、ラヴィットが大好きな人は絶対に観て欲しい内容ですね。本当にこの番組が積み上げて来たものの大きさを一心に浴びることが出来るので、是非とも見て欲しいです。
 円盤化されないことが残念で仕方ないのですが、この記憶を瞼に焼き付け、これからもこの毎日を生きて行こうと思います。
 本当に演者の皆さま、スタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした。どうか、ごゆっくりお休みくださいませ。


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