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変わりたいけど変わりたくない自分の心の葛藤について

相談に乗って適切な助言をしたと思っても、ずっと同じ文句やネガティブな感情を言い続ける人って結構多いと思う。

例えば明らかによくない要素の多い彼氏と付き合っている子に「別れたほうがいいよ」とか「嫌ってはっきり言った方がいいよ」とか言っても、結局1か月後も「~~が嫌なんだけど、別れたくなくて~」って言いながら、気付けば1年経ってるみたいな。

そういう会話って結構不毛だし、無駄だな~(少なくとももうまともに話を聞くのはやめようと思う)と思う人間なのに、今自分が同じことをしていると気付く。

カウンセリングを受けてちょうど1か月くらい。もちろん助言を受けて新しく取り入れた思考法とか、意識できるようになったこともあるけど、根本的な意志や気持ちは全く変わっていない。まぁそんなに簡単に変わるくらいならカウンセリングなんて受けてないとも言えるか。

自分がどうして今の思考に至ったのかという背景の部分は整理できたし、気持ちや行動の優先順位を考えたり、別の切り口で気づいたこともあったのだけど。

あれだけ「自分を許したい・他者を許したい・思考をフラットにしたい」とカウンセリングを受ける目的を明確にしたのに、やっぱり「今の自分の気持ちや感情を認めてほしい」ということが前面にでる。

きっと変わりたいと言いつつ、別に変わりたいと思っていないというか、今の自分に対して罪悪感を感じたり、自分の考えをねじ曲げる必要性もないと考えているからだと思う。(罪悪感を感じたくない、考えをねじ曲げたくないが正しいかも。)そして、そのスタンスでいることが別に間違っているわけでもないと思っている。

もしかするとまずは「今の自分の気持ちや感情を認めてほしい、受け入れてほしい」という根本的なニーズが満たされない限り、次のステップに進めないのではないかと思えてきた。目的の3つは形式上のニーズであって、私の根本ニーズはこちらなのではないか。

「そっか、もう認められてるし、別に私は誰とも戦わなくていいんだ~」「このままの自分で良いんだ、オールオッケー!」って思える瞬間を想像すると、葛藤から解放されて確かに今よりも思考が柔軟になる気がする。

「(自分は)変わりたくないけど(他者のために)変わらなければ」と思っている時点で、自分のことも他者のことも許せるはずもないし。なんならその状態で状況が前に進んだ時のほうが尾を引きそう。

「私の気持ちも認めてくれたから、あなたの気持ちも認めるよ!」みたいな感じになれるとよさそう。そうしたら、カウンセラーさんに言われている「0か100かの答えを出すための対話」ではなく、「考えていることを知ろう」と思えるフェーズに入り、思考がフラットになるかもしれない。

そんなことをこの記事を書きながら気づいた。その気づきをカウンセラーさんに伝えると、彼女もまた「その気づきはとてもストンと腑に落ちました」と言ってくださり、次の問いが返ってきた。

戦いを終了するには、他者からの全面的な受け入れ、その体験が必要なのですね。それはどこかで、ご両親との関係性の中で、彼らに本当は全面的に受け入れてほしかった、、そんな気持ちがあったのかどうか、またそこで得られなかったものが、ここで別の形で出てきているのではないかな?とふと思いました。

カウンセラーさんの返信

100パーセントそれだけが理由では無いけれど、少なくともその側面はあるだろうと思った。この気づきを元に、もう少し自分の心の葛藤の根本的なところに焦点を当てることで、少しずつ変化していける可能性を感じた。




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