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柔術でレベルが上の人に勝つ方法

柔術でレベルが上の人に勝つ方法

ブラジリアン柔術に限らず、多くの競技の構造は、後輩(後進)が先輩(先達または先進)に挑む形の不利なゲームである。

年齢による限界はあるものの、柔術家は年を重ねてもそこそこ強いという特徴があり、先行者有利が十分に発揮される。

私自身、歳を重ね体力は衰えたが、知識や経験という部分は、日に日に積み重なるアドバンテージだと感じる。

本稿では後進が先達を上回るために何が必要かを解説していく。

結論先

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白帯の人が高確率で試合に勝つ方法

白帯の人が高確率で試合に勝つ方法

黒帯トップレベルの選手が常勝できる方法は知りませんが、白帯の人が試合に勝つ方法は知っています。

ブラジリアン柔術をそこそこ長くやった人なら、何となくわかってはいることでしょうが、試合に出る白帯の人がコレを教わることはあまりないかもしれません。

自分の得意な形にする結論としては

『自分の得意な形にして一方的に攻める』

という

「そんなことは知っとるわ!」

とか

「それができれば苦労しね

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少しの工夫で柔術レベルを上げやすくする方法

少しの工夫で柔術レベルを上げやすくする方法

A 「マスター世代の試合ってハーフガード多いよね?」

ということに対する運動学的な回答は

私 「年齢を重ねると体が硬くなるので、オープンガードの難易度が高い」

というのが一つ

私 「視野や視覚などの能力も年齢とともに低下するので、相手を固定するガードが好まれる」

というのが一つ

私 「心肺機能もキツいから、スイープした流れで動きの少ないプレッシャーパスに行ける」

というのが一つです。

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柔術が上達しない3つの理由

ブラジリアン柔術は楽しいので、上達にベクトルを向けて日々の練習に取り組むのは難しいです。

競技者にとって肉体のピークと思考力のピークが重なることは最高のパフォーマンスを発揮するために重要ですが、多くの場合はズレます。

私自身も、思考力が高くなったのは肉体のピークをとうに過ぎ去った後であり、悔しいと思いつつもこればかりは仕方がない事です。

思考力は競技歴にある程度比例します。

Ex. 5年目

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柔術を最速で上達させる為に知っときたいこと

紫帯ぐらいまではずっと練習でボコボコにされてて・・・

(あ〜俺って本当に強くなってるんだろうか?)

なんてことをよく考えてました。

未来の私からみれば

「まぁ強くはなってるけど、かなり効率は悪いよね。その練習」

ということはわかります。なんでわかるかといえば、私が柔術の黒帯になったからではなく、運動指導者だからです。

時代は流れブラジリアン柔術の練習方法も多様化しました。ひと昔前よりは

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自分が負けるススメ

自分が負けるススメ

強者の特権であるスパーリングを打ち込み化するような練習はあるところまでしか強くなれません。

『強者の特権』

とは、自分と相手に実力差がある場合にバッチバチの攻防にならず、一方的に打ち込みみたいに練習できてしまうことです。

これはこれでいいと思っていたのですが、最近はこれって微妙だなって思ってます。

柔術は個人で戦いますが、チームで強くなる必要があります。

相手はどれぐらい理解できているか

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柔術が上手くなる為に一番はじめに習得するべき技術

昨今ではあまり無いかもしれませんが、私はブラジリアン柔術を始めたその日にいきなりスパーリングをさせてもらえました。

かなり大きかった先生にマウントを取られ、胴体にしがみついてたのを今でも覚えています。それを

「センスいいな」

って褒められたのが、殴られないポジションをキープしてたからなのか?ただの営業トークだったのかはもう知りえません・・・(笑)

白帯の頃、はじめてスパーリングしたあの日よ

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練習するべきことがわからない時にやること

練習するべきことがわからない時にやること

『練習量が全てを決める柔道』

みたいな言葉を何年か前に、名大柔道部にいった時に見た記憶があります。

これがずっと続く柔道部の柱なのか、その世代だけのものなのかはわかりませんが、努力を感じさせるかっこいい言葉です。

とはいえ、私自身は競技スポーツに限らず、人生も含めて、努力ではどうにもならないことも多いってのを知ってますし、練習が量をこなすだけ努力っぽい無駄になってないことが大事です、

それ

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青帯の心得

青帯の心得

青帯になったときって超嬉しいと思うんですよ。

ブラジリアン柔術をやっていて、はじめて帯色が変わるわけじゃないですか。大人は

偏見ですけど、多くの人はあそこら辺が一番熱中しやすいんじゃないかと思います。青帯が熱い。

だがしかし、一番離脱するのも青帯ということも聞きます(真偽はわかりません)

ということで、青帯の心得です。

壁のぶつかり方①才能ある人は帯色が変わってもすんなり勝てたりしますが

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ボコられるときの考え方

ボコられるときの考え方

柔術人生で一番成長しなかったのは紫帯の頃です。無駄な時間だったということではなく、ジャンプする前にしゃがむ感じ。でも切り返せないみたいな。

過去を振り返って後悔などしても意味はなく、当時の自分なりに全力だったって思えばいいんですが、思い返すとやっぱ自分はセンスねぇ〜な・・・って

ブラジリアン柔術をよく言えば、トップ選手と趣味の人が近い競技です。悪く言えば経験が浅く不利な人が強い先輩にボコられる

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すぐ上達する人の特徴

すぐ上達する人の特徴

どっかの誰かが男性は女性に比べて戦いが好きな傾向にあると言っていたのを聞いたことがあります。

まぁ、これはあるかもしれません。ゲームとかもそうですし、社会的にも、仕事でもそうかもしれません。もちろん私も戦いが好きだと思います。

あくまで傾向なので女性だって戦うことが好きな人はいるはずです。

まぁ、それでもブラジリアン柔術のコミュニティーをみると、やはり男性の方が戦うことを好むかも?実際はどう

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まずはケガを防ぐトレーニングをしましょう

まずはケガを防ぐトレーニングをしましょう

私の勝手な解釈ではスポーツは楽しむためのものであり、健康になるためのものだったりもします。

かたや競技は楽しくないこともあれば、必ずしも健康的とはいえず害すらあります。

柔術の良いところに、マイナー競技がゆえにトップ選手との距離感が近いことがあります。スパーリングだってお願いすればできるでしょう。

反面、楽しみたいだけの人と競技にフルコミットする人との境界線はないので練習での能力差、熱量の差

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遠回りしたくないあなたへの手引書

遠回りしたくないあなたへの手引書

300回〜500回

これは人が新しい動きを覚えるのに必要な反復回数らしいです。

仮に何かの技を打ち込むとして300回程度なら頑張れば1日で達成できそうです。

この話はかれこれ10年前にトレーニングの分野で聞いたものです。経緯としてはそれまでは筋肉を鍛えることにフォーカスしたいわゆる筋トレが主流だった(今もそうだが)ところに機能とか動きに着目したトレーニングが流行り(なかったけど)だしたころで

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自分より重い相手との付き合いかた

自分より重い相手との付き合いかた

約6kg

ブラジリアン柔術の一階級の体重幅です。

柔術は技術が目立つ競技ですので、技術を極めていけば体重が重い相手でも圧倒することができます。

しかし、現実の試合では圧倒できるほどの技量の差はないので、だいたい上の階級の人が無差別級を制します。

一般的には試合よりも普段の練習において、体重が違う人どうしがドリルやスパーリングをおこなうと思われます。

そこで問題になるのは、軽い人が怪我して

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