練習するべきことがわからない時にやること
『練習量が全てを決める柔道』
みたいな言葉を何年か前に、名大柔道部にいった時に見た記憶があります。
これがずっと続く柔道部の柱なのか、その世代だけのものなのかはわかりませんが、努力を感じさせるかっこいい言葉です。
とはいえ、私自身は競技スポーツに限らず、人生も含めて、努力ではどうにもならないことも多いってのを知ってますし、練習が量をこなすだけ努力っぽい無駄になってないことが大事です、
それは練習か?
若い頃、1日4部練習をしてました。
いま振り返ってみると、無駄も多く、自己満の域をでない日もあったと思います。
どういうことかというと、競技者の練習は試合に勝つために行うべきなのに、いつの間にか練習をこなすことが練習になっていたということです。
つまりは、練習量はこなしているけども
『はたして、それは練習か?』
『ただ、練習をした気になってるだけではないのか?』
んで、実際に道場に行って、スパーリングをして、汗をかいて、練習した気になってるだけの自分がいたはずです。
できないことが見えない
人の精神にはキャパがあるので、毎日ガンガン練習してどんどん上手くなっていく人もいれば
適切に休まないと、頭が疲れて
(何を練習したらいいのかわからない・・・)
って人もいます。
もちろん、ブラジリアン柔術はやることが多く、課題なんていくらでも出てきます。おそらく世界王者ですらも何かを日々練習しているでしょう。
良くアドバイスをくれる先生や先輩に恵まれたなら、それはラッキーです。自分では見えないか課題を見つけてくれたりします。
『できないことを、できるようにするのが練習』
これは間違いないです。
しかし、自分で課題をつけられず、何をしたらいいのかわからず、ただ道場で練習っぽいことをこなす・・・こんなことはよくあります。
技を磨く
周りからアドバイスをもらえず、コミュ力も弱いぜ!
って人が精神のキャパを超えたなら、一度練習を休んでやりたいことや課題が見つかるまで、情報収集と思考をするべきです。
つまりは、試合や技の動画を漁り、やりたい物を見つける
とか
自分の練習動画を見返して、課題を考えてみる
などです。
もう一つおすすめなのが
『今できる技を最大限に磨く』
です。
これは、適当にスパーリングをして、いつもできる技に頼って相手を圧倒する・・・みたいな自己満とはだいぶ違います。
打ち込みやスパーリングで同じ技を出しながらも
(より良くするにはどうすればいいか?)
(より効率的にならないか?)
(より強力な方法はないか?)
みたいに深く考えていきます。打ち込みなんてリズムよくタンタンとやるのではなく、一回ずつ丁寧に行い、考えながら質を高めていきます。
とにかく、練習量は大事ですが、今日の練習が本当に練習になってるのはもっと大事です。
Yusuke Yamawaki
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