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【新】柔術日記 有料記事

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ブラジリアン柔術の 理論や戦いの戦略などの記事 読めばほぼ確実にうまくなるが あまりシェアしたくないから 有料な日記
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記事一覧

上半身が力まなくなるコツ(柔術家の為のコンディショニングノート⑨)

「あなたは腕を動かすときどのようなイメージで動かすだろうか?」 さもこれからグリップに関することを書きそうであるが、本稿はグリップの話ではない。 「グリップが疲れるのですが、どう強化すればいいですか?」 という質問を、いままで数多くされてきた。グリップを強化する方法は存在するが、たいていの場合は競技技術の改善で事足りる。 柔術は、 『腕力よりも脚力、脚力よりも全身の力を上手く使う』 ことが推奨される。これができない人は、腕や手の負担が大きくなり無駄に疲れるのだ。

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いつもパスされる人がやってしまうこと

後輩いわく、ブラジリアン柔術は引き込みからスタートできる数少ない格闘技であり、そこが魅力らしい。 魅力 たしかに、簡単にひっくり返されたあの日の自分も、パスよりガードに魅力を感じていた。 ということで、白帯の頃の私はガードから練習をはじめたが、待っていたのは、華麗にスイープしたり極めたりする前に先輩にパスされまくる日々だった。 『この記事は、いま簡単にパスされてしまっている人に向けて書いている。』 私が柔術家になって十数年、明らかに競技技術は進化した。ガードにおいて

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柔術家のためのスタミナ強化方法(柔術家の為のコンディショニングノート⑧)

「アダルト世代の柔術家とマスター世代の柔術家のスタミナの違いはなんだろうか?」 年齢からくる心肺機能の差というのが、わかりやすい答えかもしれない。 ブラジリアン柔術を始めて、スタミナ不足を実感するタイミングは、 …と人それぞれだと思う。 (もっとスタミナをつけなくては) と意気込み何かしらのトレーニングをしようとするわけだが、上の例ですら、全てにおいて実行すべきトレーニングは変わる。 なので、主観的にキツいと感じてるからといって、いきなり心肺機能を鍛える何かにチャ

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化学的な脂肪を減らす方法(柔術家の為のコンディショニングノート⑦)

これらの選択肢のどれもが、スタミナの向上に役立つのは間違いないが、効果は人によって様々だろう。 本当は・・・ という、ブラジリアン柔術の競技力に直結しそうなことを書きたかったのだが、 効果的なトレーニングを実施するには 体のエネルギー生産と廃棄物処理の構造 スタミナの制限因子は何か? ということで、エネルギーについてなるべく簡単に書くことにしたが、この過程は減量や脂肪減少という、多くの柔術家に親しみのあるテーマに繋がるので、先にこちらを書くことになった。 正直に

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凡人が最速で強くなれるたった一つの方法

もうすぐ、ブラジリアン柔術をはじめて成人になる年が経つ。 柔術歴と実力はある程度比例するが、完全に一致するわけではない。同じ経験年数でも人によって差ができる。 『では、この差はなぜできるのか?』 私の知る限り、努力による要因の中で、柔術が上手くなる人とそうでない人の違いは、たった一つしかなかった。ようやく、それを言語化して伝えることができる。 柔術の技量は数値化できない。ゆえに、どんなに練習しても自分が上達してるかどうかがわかりにくい。 (自分は本当に強くなってるの

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華麗にガードをパスする方法(パスの解剖ノート①)

私の経験と感覚レベルからくる推測では、ブラジリアン柔術のガードとパスを比べた場合、ガードから学び始める人の方が圧倒的に多いはずだ。これは周りに立技強者がいる環境ではより顕著になるであろう。※ そのせいか、レベルが上がった段階において、スイープはできてもパスは苦手という柔術家が少なからずいる・・・ということで本稿では、パスについて書いていくが (なぜパスか?) というと 『物理的には柔術やグラップリングはトップゲームが有利になる』 からだ。 よって、パスが強いとゲー

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簡単にパスされてしまう人が知るべきこと(柔術家の為のコンディショニングノート⑥)

ブラジリアン柔術の攻防の大半は、ガードとパスのせめぎ合いであり、競技の醍醐味でもある。 初心者のうちは、相手にあっさりパスされてしまうことに悩むだろうが、レベルが上がってもあっさりパスされるなんてことは普通におこる。 なぜなら、 『パスされる構造は初心者でも上級者でも変わらない』 からだ。 本巻では、主にガード目線で パスされる理屈 ガード巧者の身体的特徴 上達する為の運動 などを、技術と解剖学の視点で解説していく。 これらの内容を知れば、間違いなくガード

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柔術が上手くなるために一番動かすべき関節(柔術家の為のコンディショニングノート⑤)

ブラジリアン柔術をやっていると、柔らかい動きができる選手を見て、柔らかい股関節に憧れる人も少なくないだろう。 確かに柔らかい股関節は柔術家にとってのアドバンテージである。 しかし、本巻のテーマは股関節の柔らかさではない。長年柔術を練習してきた私自身、股関節の柔らかさの重要性は十分に理解している。だが、実は股関節と同じくらい、そして恐らくそれ以上に重要な関節がある。それは・・・ 『胸椎』 である。※ 胸椎は私たちの身体の中央部に位置し、上半身の動きを大きく制御している

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タックルを速くする方法

ブラジリアン柔術やグラップリングには、タックルで有利になる局面が多くある。高速タックルができると、一瞬で相手を制し、試合を有利に進めることもできる。 この記事では、タックルを高速化する方法を 技術 力学 トレーニング この3つの視点から解剖していく。これらを理解できれば、戦術的有利による競技力の向上が見込まれる。 第1章: タックルの技術まずは技術的な話をしよう。本稿では相手から離れた位置、または相手と組み合ったところから、相手に対してまっすぐに入る基本的なダブル

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強固なフレームに必須の柔術家が一番鍛えるべき筋肉(柔術家の為のコンディショニングノート④)

ずっとコレは書かないといけないなって思っていて、ずっと書けてなかったことに、 「大胸筋って柔術にいらんやろ?」 ・・・んじゃなくて、プッシュについてがあるのだけど、ブラジリアン柔術って引く動作が大事のようなイメージがあるが、 「押すのも大事でしょ!?でも、大胸筋じゃない!」 みたいなね この押すは上半身の押すであり、ベンチプレスや腕立て伏せみたいなことで、柔術家の中には押す力がめっぽう強くて 「ベンチプレス〇〇kg挙げれます」 って人もいて〇〇が凄すぎて、逆にそ

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技の質が上がる、一番簡単な方法(柔術家の為のコンディショニングノート③)

「自分の体もまともに動かせないヤツが、他人の体を動かせるわけがない」 これは、私が若い頃に聞いた言葉です。 例えば、ブラジリアン柔術でいうソロドリルのような動きがちゃんとできないと、相手を投げたり、スイープしたりなんて難しい・・・みたいな? なので 「まずは自分の体を操れるようになろう!」 果たして、これは正解なのでしょうか? 「否」ってほどのNoではないですが、少なくとも100%のYesではありません。 この記事では、自分の体を操るということについて解説します

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効果ありそうだけど、柔術が下手になる運動(柔術家の為のコンディショニングノート②)

先輩 「カールゴッチのやつみたいにトランプめくって出た回数やるんやで!」 私 「うっす」 白帯の頃、はじめに取り入れた補強が懸垂でした。この選択は私の柔術人生の中でも大きな失敗の一つだったと言えます。人生で初めて肩を怪我したのが懸垂・・・ 合わせてすりあげ腕立て伏せもやってましたが、こちらは良い選択だったと思います。 ブラジリアン柔術は相手を引くことがあるので、引く筋力が強いとアドバンテージがあります。 ゆえに、引く力を効率的に鍛えれる懸垂は柔術家にとって有益なエク

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ガードが上手くなるコンディショニング方法(柔術家の為のコンディショニングノート①)

2023/7/17 モビリティドリルの動画ファイルをアップデートしました。 この記事はベリンボロに必須である体を二つ折りにするムーブを完璧にするために行ってほしい日々のケアについてまとめています。 これらのコンディショニングを実践すれば、二つ折りでの怪我を防ぐのはもちろん、横回転が苦手な人は回りやすくなり、すでにベリンボロができてる人もワンランク上のパフォーマンスを発揮できるようになるはずです。 そして何より体を丸める能力が向上し、ガードワークが上手くなります。 序論

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柔術に必要な引く力を鍛える方法

※【アップデート】 デッドリフトかルーマニアンデッドリフト(RDL)か? 追記 ふと疑問に思ったことがあります。 (柔術ってやっぱ・・・引く力が強い方が有利だよなぁ) (懸垂を自重で50回できる人と50kg加重してできる人どっちがいいんだろ?) みたいな・・・ まず、私は懸垂が柔術に最適なトレーニングとは思ってません。ぶら下がるところ以外に何も器具が使えないならば懸垂するかな・・・ グリップのため道衣懸垂はやった方が良いかもな・・・ ぐらいです。 そんな懸垂で

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