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【週末投稿】つれづれ有用植物#249(フトモモ科エウゲニア属:ピタンガ)

日本の青果市場では、ほとんど見かける事のない熱帯の果物です。
それは果皮が薄くて保管に向いておらず、日本まで輸送されることはまずないからです。幾つかある日本名では「カボチャアデク」と呼ばれる事があり、カボチャに似ている事から来ている様です。

成長は遅く最大で8mほどの樹高になり、熱帯では庭木や生垣用によく植えられるそうです。

そして耐寒性が -3℃から-5℃ あり、病害虫や乾燥にも強いという特性や、実生で容易に増やすことが出来る為に、日本でも沖縄などで着々と増えているそうです。また日本では苗などが通販で手に入る為、本州でも温暖な地域での普及が予想されています。

葉は光沢のある緑でやや赤みを帯び、この葉にはピタンギーナという成分が含まれキニーネの代用とされています。キニーネは抗マラリア作用が強い為、昔からマラリアの特効薬として重宝されてきました。

白色の花は芳香があり、その後に直径 2~3cm ほどのカボチャのような形状の果実が年に数回付きます。

アセロラとよく似たピタンガの実は、セロラ同様に甘酸っぱくて瑞々しく、ビタミンCが豊富に含まれている様です。
しかし収穫は実が赤くても早めに採ると、苦味とエグ味が含まれる事があるので、完全に熟した実を選ぶことが秘訣なのだそうです。
完全に熟し切ったピタンガの実は、軽く触れるだけでポトっと落ちるので木をゆすって落ちるピタンガを収穫するのが良いそうですよ。

実は生食のほかに、ジュース、ジャム、ゼリー、アイスクリーム、果実酒などにも加工されています。

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