感情の年齢制限??
怒り、とかイラつきとか。
そういった感情って、なんで押さえ込もう押さえ込もうとされてしまうのだろうか?
それも、年齢が上がるにつれて。
歳を重ねる=成熟=イラつきや怒りは消える、なのだろうか?
私もぶっちゃけ、大学を出て社会人つまり、大人になったら声を荒げて怒ったり、イラついた態度は表に出なくなるもの、出さなくても大丈夫になるものだと思っていた。
だけど、今もイラつきや怒りといった感情と付き合っている。世間的には大人と言われるような歳になった、今でも。
小さい頃から怒りの沸点が非常に低く、些細なことでキレていた。
大抵は相手の意見が自分の中で理不尽と判定された時だったり、電車の乗り換えでチンタラと歩いている、もしくは私の動線を塞ぎそうになる人に対してイラッと来る。
まあ平たく言えば、自分のプランが崩れそうになった途端に不機嫌になる。
人間関係に至ってはギャーギャーと文句を言うだけでは飽き足らず、相手のことを煽りまくる始末だった。
今思うと子供だったなと思ったりするが、あのキレてる時のエネルギーってすごい力を持ってるんですよね。
私は陽キャでもないし、スクールカーストでは上位層ではないし、ヤンキーではないけど、キレてるときの目とかエネルギー感って、動物が獲物を見つけてまさに捕らえにいく感覚と似てるような気がするなと思っています。
今思うとあのキレてる瞬間とか、自分のプランを崩さないように完璧に歩いてる自分、かっこいいとか思ってたんだろうな〜と思うんですけど…お恥ずかしい。
社会人になって、関わるようになった人の年齢差が大きくなったことや、「働く」ことの大変さを知ったことで、学生の頃よりもイラッとするスピードが落ちたり、イラッとしたりしても折り合いを付けられるようになった。
それでも人間と仕事をしている以上は、イラついたりキレたりする時がある。
学生だった頃よりストレートに怒ったりする時間がないこともあるし、何年我慢すればというリミットもない。
大人になると怒ることそのものが損になる。
でも、大人になったって言ったっても怒りとかそういう感情は消えたりしないだろうし、周りに見せないようにしないと、と思っていたってじゃあその感情はどこにいくんだろう?
宥められたりすかされたりしたって面白くないだろうし、あのすごい爆発力を持った感情、爆発させなかったらどうなるんだろう?
そもそも「キレる、イラつく」ってマイナスだけの感情なんだろうか?
そこから生まれるものだってあるはずなのにななんて思ってしまう。
そもそも自分が持つ感情に年齢制限なんてないんじゃない?って今日、思いました。
キレ方やイラつき方は考えないといけないけど。
(Photo by oimonote、Thanks!)