見出し画像

24年目。

こんなことになるなんて、面白すぎた。

元は4泊5日の滞在で幼なじみと2日間を共にするはずが、3日間になった。

そして昨日別れる時に、『今度はいつ会えるかな』と話をしたのだ。

帰ってからも『明日も来る?(笑)』と冗談を言われていた。

そして迎えた今日。

大学時代のバイトで1番仲の良かった子と会うはずだったのだが、早朝に体調が悪いのでキャンセルさせて欲しいという連絡が入っていた。

こんな時期だし、体調が悪い子を無理やり来させるほど私は鬼ではない。

幼なじみに「暇になった」とLINEを送ると

『どうした!〇〇ちゃん(私のバイトの仲良い子)』

そして

『会う?(笑)』と言ってくれて今日も会うことになったのだ。

そこまでが本当に長い付き合いだなと感じさせるような流れだった。

会うことに対しての当たり前でしょ?というお互いの意識と、今日もまるで初めから約束していたかのような空気感。

ずっと笑いっぱなしで、ルートを決めるのもテキパキとしていてケンカにもならない。そんな気配もない。

そしてお互いの親にも私たちの遠慮は全くないので、私は今日も当たり前のように幼なじみの家に帰って晩御飯を食べた。

幼なじみも『今日は晩ご飯何にする?』とそれが当然でしょ?という空気をまとった質問をしてきた。

食べ終わってからは本当に終電間際まで幼なじみのママと幼なじみと私と猫とゆったりとした時間を過ごした。

そして訪れる別れの瞬間、重い空気はなくて。

明日も会うのではないだろうか?というくらいにライトな別れ。

「『またねー』」と。

さすが、私たち。

24年目、私たちはきっとずっと変わらないのだろうと思えた。

(Photo by colormosaic、Thanks!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?