彼女の心はすごく大きい。 「辛かったら辞めていいんだよ」 「今までいっぱい頑張ったね」 優しい言葉を投げ掛ける彼女の手はとても小さい。 小さな手を握りしめ、何も…
仙台駅の高架歩道橋。空は真っ白だった。 ガラガラとキャリーケースをおしながらどんどん鼓動がはやくなっていくのがわかる。時計の針は12のところに重なっていた。 1…
こんにちは。いずみです。今回からnoteを通して僕たちの日常を少しずつ残していきたいと思います。 僕たちとは、「彼女」と「僕」のことです。 大阪に住む僕(23)と 福島…
いずみ
2022年4月14日 23:12
彼女の心はすごく大きい。「辛かったら辞めていいんだよ」「今までいっぱい頑張ったね」優しい言葉を投げ掛ける彼女の手はとても小さい。小さな手を握りしめ、何もできない自分に嫌気をさしながら笑顔を振り撒く彼女。ぼろぼろの感情を押しころし、小さな手をぎゅっと握る彼女。僕には彼女に返しきれない恩がある。僕が一番辛い時、距離は離れていても、ずっとそばに居てくれた。僕が逃げたい時、背中
2022年4月13日 23:14
仙台駅の高架歩道橋。空は真っ白だった。ガラガラとキャリーケースをおしながらどんどん鼓動がはやくなっていくのがわかる。時計の針は12のところに重なっていた。1年4か月会うことが出来なかった。お互いの環境とコロナ社会での隔絶。「僕たちってこのまま会えないのかな」「いつ携帯から出てくるの」なんて僕たちの普通は携帯から聴こえる声とビデオで見える顔だけ。お互いの目を見てお互いの手に触れ、体温を感
2022年4月13日 22:36
こんにちは。いずみです。今回からnoteを通して僕たちの日常を少しずつ残していきたいと思います。僕たちとは、「彼女」と「僕」のことです。大阪に住む僕(23)と福島に住む彼女(18)普通に生きていれば交わることのなかった二人だけれどあることがきっかけで出会うことができた。その出会いのきっかけと、これまでの紡いだ時間のお話、そしてこれから二人で作っていく未来のお話。動いた感情