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【一生に一度は行きたい世界遺産】モン・サン・ミッシェルに行った話

2019年の3月にかねてから行きたいと思っていた世界遺産のモン・サン・ミッシェルに行ってきました。ここは大天使ミカエルのお告げにより生まれた神秘の聖地です。中世から建つ孤島に浮かぶ修道院です。

写真を見た時からずっと行ってみたかったんですが、なんせアクセスの悪いところなので、なかなか行けずにいました。でも2年前についに憧れの聖地に行ってきました!その時のことを報告したいと思います。これから行かれる方の参考になれば嬉しいです。

モン・サン・ミッシェルのこと

フランス北西部のノルマンディー地方の海辺に位置しています。パリからはかなり離れていて、パリからギリギリ日帰りできるぐらいです。

ガイドさんに聞いた修道院の設立の歴史が面白かったので、紹介しますね。

8世紀の初めに司教だったオベールはある日、夢の中で大天使ミカエル(サン・ミッシェル)のお告げを聞いたそうです。この地に修道院を建てるように、というお告げです。

でも本当に辺鄙な土地(失礼!)だったので、いやいや無理でしょう、とお告げを無視したらしんですね。そうしたらミカエルが怒ってしまって、二度目のお告げの際に棍棒のようなもので、オベールの頭をド突いたそうです。結構強い大天使様ですね(笑)。

それでオベールの頭蓋骨に丸い大きな穴が開いてしまいました(その頭蓋骨は今も見ることができるそうです)。そこまで言うのなら、と今の地に修道院を作ったのが始まりだそうです。以来1300年以上この地に建っているそうです。

どうやって行ったか

ドイツの南西部に住んでいるのですが、パリまではICEというドイツの新幹線で行きました。3時間しかかからないでパリ到着です。陸続きなので、県境を超える感覚で行けます。国境のパスコントロールも全くありません。お金も同じユーロですし、行き来が簡単にできるのです。

ちなみにドイツは9カ国と国境を接していますので、車やバスや鉄道で外国に簡単に行けてしまいます。日本では海外へは飛行機や船だと思いますが、こちらは歩いてでも行けます(でも大体国境には川とかがあるから、やっぱり歩くのは難しいかも)。だから買い物にちょっと隣の国へとか、仕事は隣の国へとか、日常茶飯事に行われています。

女一人旅だったんですが、パリからモン・サン・ミッシェルまで行くのは、公共の交通手段を使っては簡単ではありません。友達が自力で行ったんですが、あまり接続がよろしくないとのことだったので、自力で行くのは断念しました。言葉の問題もありますし。

そこで日本の旅行会社HISの現地ツアーに申し込みました。パリ集合、パリ解散の日帰りツアーです。効率よく連れて行ってもらえて、現地では自由時間もたくさんあり、大正解でした。バスの中でガイドさんにいろいろ説明もしてもらえました。

でも問題はパリに朝6時ぐらいに集合だったことです。だからそれに備えて、集合場所近くのホテルを取りました。パリからモン・サン・ミッシェルまでは確かバスで片道3時間以上かかったと思います。渋滞とかもあり、パリに戻れたのは、かなり夜も更けた頃だったと思います。余裕があれば1泊2日の方がよかったかもしれません。

旅の写真

百聞は一見に如かず。写真をご覧ください。バスからの風景はこちら。羊がたくさんいました。塩気を含んだ草を食べて育つ子羊は名物だそうです。

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最後はこの橋を歩いて渡って、モン・サン・ミッシェルの島にたどり着きます。イメージとしては江ノ島とか宮島みたいな感じです。

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修道院

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モン・サン・ミッシェルからの周りの風景。干潟です。

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名物のプラールおばさんのオムレツ(後ろの茶色い塊)。これで疲れた巡礼者を迎えたとか。

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感想

行ったのは3月だったんですが、かなり寒かったです。こんな所によくこんなに立派なものを作ったものだと思いました。現代だって周りは何もないのに、中世はどんなに寂しい所だったことでしょう。ここで修道士さんが修行をしたら、さぞかし修行がはかどったことだと思います。だって周りは海ですから、逃げることもそう簡単にはできません(笑)。

そしてやはりパワースポットの名に恥じない、聖なるパワーを感じました。自然の中にありますから、自然のパワーを感じざるを得ません。寒い中、海の中に浮いたお城にいると、凛とした気持ちになりました。はるばる来た甲斐がありました。

島の中は観光地なので栄えていました。まさに「参道」という感じで、いろいろなお店があり、買い物も楽しかったです。お土産には有名な天然塩とかプラールおばさんのクッキーを買いました。クッキーが入っていた缶は可愛かったので、今でも愛用しています。

10年前にフランスに行った時は「英語が通じない」というか、英語は使ってくれない、という印象を持っていました(フランス語に誇りを持っているので、英語は使わない)。だから個人旅行でフランスへ行くのは少しハードルが高かったのです。でも今はもう違います。みんな英語が上手になった、と言ったらおこがましいですが、特に若い人は積極的に英語を使ってくれるようになりました。それで旅もグッとしやすくなりました。

まとめ

いかがでしたか。フランスの旅気分を味わっていただけたでしょうか。モンサン・ミッシェルは世界遺産の名に恥じない、聖なる所でした。

突然2年前の旅行のことを書こうと思ったのは、携帯によくこの旅行の時の写真が勝手にポップアップで出てくるからなんです。これについて書きなさいという大天使ミカエル様のお告げかと思って書きました(笑)。

なかなか旅行に行きにくいご時世ですので、少しでもお裾分けできたなら嬉しいです。早くまた普通に旅に出られるようになるといいですね〜

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