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海外生活あるある。日本食は代用品で作る。

 海外に長く住んでいても、食事は基本和食を作ります。それが一番ほっとするし、食べたくなるからです。

 最近はアジアンショップで大抵の物は買えます。お米、醤油、味噌、カレーのルー、納豆、海苔、麺つゆなどなど。本当に便利になりました。家まで配達してくれるオンラインスーパーもあります。でも、やはり輸入品なので、高めの値段設定です。

 好きな日本の食材を安く、たくさん食べたい。そこで人は知恵を絞るのです。どうしたら、こちらにある食材で代用できるのかと。

 例えば「梅干し」が大好きなのですが、アジアンショップやビオショップでは高級すぎて、日常的には食べられません。そこで「ルバーブ」で代用。すっぱいルバーブという野菜は普通砂糖で煮て食べるのですが、塩で煮ると、あら不思議。梅干しの味になります!

 そして「キムチ」も高級品です。そこで「ザワークラウト」で代用。ザワークラウトに韓国の唐辛子コチュカルとナンプラーを混ぜれば、あら不思議。キムチの出来上がりです。

 「海鮮丼」は生の刺身の代わりに、こちらの「Mettという生で食べられるひき肉」を使って、作ります。目から鱗のアイディアです。

 これらの天才的なアイディアは私のオリジナルではなく、下の写真のレシピ本からのアイディアです。ヨーロッパに住んでいる著者が研究を重ねて、シェアしてくれたもので、すごく役に立っています。

ドイツで日本食を作るときに大変参考になるレシピ本

 他にも海外在住主婦たちは、高級な「みりん」の代わりに「お酒と砂糖」を使います。しかしお酒さえもないので、「白ワイン」を使い、もう「代用品の代用品」という状態になっています。

 そして「紫蘇」とか「かぼちゃ」は自分で育てる人が私の周りの日本人には多いです。これらはこちらで手に入りにくいからです。カボチャやさつまいもはドイツにもあるのですが、他の品種で、日本のが食べたいからです。

 人は食べたい物はなんとしても食べようとするものですね。納豆を作る人もいますし、ぬか漬けをつける人もいます。食への執着がすごいです(笑)。

 これは侮れません。食は子供の頃から食べていて、慣れ親しんでいるのが結局一番なのですね。長くこちらに住んでいても、最後には食の問題で日本に帰国される方も多いです。

 とにかく食べたい物を食べるのが一番ですね。美味しい物を食べれば、それだけで心も体も幸せですから❤️


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