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【ADHD女性の離婚率が下がる方法】

通常よりも高確率で離婚しやすい、
どちらか一方がADHDの夫婦。

今回は、12年間悩み続けた私が
身を持ってわかった、

本当の夫婦になるために外せない
『ADHDの妻が取るべき2つの行動』
をご紹介します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

①さらけ出す

「この人だ」と思って結婚したけど、
心が通じなくなって離婚の危機に
面している——

こんな場合は、

まず、昔の出会った頃の
新鮮な気持ちを思い出します。


…というのは理想で、

大抵は顔を見るのもイヤで
別々の部屋で過ごす時間が
多くなっているでしょうから、

喧嘩や言い争いに
なった時が
チャンスです。

お互い落ち着いて
話ができるような状態になったら、
自分の考えや気持ちをちゃんと
伝えます。

たとえば私の場合、
普通の人からしたら考えられないような
ミスをしてしまうことが原因で
トラブルが起きるのが常なので、

“わざとやっている”

“真剣に人の話を聞いていないから
忘れたり同じ間違いを繰り返したり
している”

と思われがちです。

なので、

・自分では本当に良かれと
思ってやっている

・気をつけているのだけど
してしまう

・こうこう、こういう風に言って
くれたら分かりやすい

ということをしっかり伝えます。

まず『自分がどう思ってるか』を
伝えないと、始まりません。

涙が出たとしても、ここは
勇気を持って伝えましょう。

それでわかってくれて、
気づいてくれればオッケー。

波風立てないように、
“自分さえ我慢すればいい”と
何も言わないでいたら、
いつか爆発します。

私も主人と一緒に働くようになってから、
ずーーーーーーーーーっと、
ケンカや言い争いが絶えませんでした。

(ざっと計算しても3日に1回、
計2000回近く)

それでも自営だからこそ
なんとか続けてこれたわけで、
もしも雇われだったらとっくの昔に
解雇されていると思います。

その点は本当にありがたいこと
なんですが、その反面、
家族だから遠慮もありません。

16年の間に

私は2度
ブチギレました。

多分、昔から知ってくれている人達に
言ったら驚かれると思います。

自分で言うのもなんですが
私はまぁ、温和なほうで、
あまり腹を立てたりということが
ありませんでした(※昔は)

子供の頃から、まず友達と喧嘩なども
したことがなかったですし、

小・中・高、どの学年の
通知表を見ても

「いつもニコニコと友達とも
よく遊び…」

「いつも明るく穏やかな性格で…」

と書かれているほどで、

悩みだらけで生きてきましたが、
友達には“悩みも何もない”と
思われていたと思います。 

そんな私が、その時ちょうど
手に持っていた〇ーラスウォーターを
床に投げつけて激怒したのが1度目。

原因は私の仕事中のミスなのですが、
あまりにも理不尽な暴言を
吐かれたのがキッカケで
ガマンが出来なかったのを覚えています。

(それ以降、ジュースを買いに行っても
何となく〇ーラスウォーターは
避けてしまいます)

2度目も私がミスをしたのが
原因なのですが、

大声で怒鳴られ、全くこちらの意見も
聞いてもくれず、内容は忘れましたが
何せひどい言い方をされたのが
ガマンの限界で、

「もおぉぉぉぉお、

(何もかも)
いいぃぃぃ!!!!」

と、大声で叫んで
主人も固まっていたのを
覚えています。

その日は家出をしたものの
行くところもなく、
漫画喫茶で一晩過ごして
帰って来たのですが…

後から考えると、
これも大事な転機になりました。

私事ですが、

主人は生まれつきの難病で
視野がどんどん狭くなっていく
『網膜色素変性症』という病気です。

今は光は見えていますが、
ほとんどのものが見えません。

でも私が犠牲になって何かをする
などとは1度たりとも考えたことが
なく、結局は自分のやりたいように
何でもやってきましたし、

お互いの苦手な部分やできないことを
それぞれ助け合ってやっていけると
思っていました(自分がADHDだと
5年前まで分からなかったので)

でも実際はというと、

自分のことだけでもしんどい主人に
私のことで色んな気遣いや仕事上での
迷惑をかけ、ヘトヘト・ボロボロに
してしまっていました。

そして、主人の(目の)悩みに
比べたら私のそれなど
極々軽いものだとわかっていたので、

そのことに関してだけは
「出すべきじゃない」
という自覚がありました。

でもそう思っていた時の方が
夫婦間の空気は殺伐として、
かえって上手くいかなかったのです。

相手がしんどい事も分かっている上で、
それでも自分でもどうしようもない事、
気持ち的にもいっぱいいっぱいである事を

全部さらけ出して、
伝える。

一見、ものすごく自分勝手で
ひどいことだと思いますが、

この大声で叫んで家出した後の方が
その後しっかり話し合い、
なんでも遠慮なく言えるようになり、

格段に意思疎通がとれるように
なったのです。

夫婦の関係も、
すれ違ったところから
良い状態に持っていくには

1度は地の底まで落ちる事も
必要なんだとわかりました。


あなたがもしも、
「本当にもうダメだ…」
と思うようなことがあったら、

その時は、どんなに
人間としてカッコ悪くても
自分勝手だと思っても、

1度、全てをさらけ出して
思っている事を相手に伝えて
みてほしいです。

底辺まで落ちきったら、
あとはきっと上がっていきますので…


というわけで、
1つ目の大事なことは

【シェア】

です。


②当たり前じゃないことに気づく

『シェア』しだしてからも
生活していく上での
色んな問題は出てきましたが、

確実に一歩前進しました。

今まで全く考えもしなかった
『新しい道』を探すようになったのです。

私個人でも何かビジネスを
始めようと決断しました。

その勉強のために
色んな人と会うようになってから、
何となくずっと
気になっていたことがあって——

私は、ADHDならではの特性や
それ以外でも、
人一倍できないこと・ダメなところ
があります。

・忘れっぽい(短期記憶が苦手)
・あわて者
・片付けられない(大事なものを無くす)
・説明下手
・気が利かない
・年相応の落ち着き皆無
・簡単な計算も間違える
・何でも時間がかかる

などなど…

どれも、一般社会では致命的なレベルです。

このせいで身体を壊すほど
悩んできたはずなのに、

いつの間にか自己肯定感は
すごく高くなっているのが、
自分でも不思議に思っていました。

ちょっと前まで
それは、生意気にも

自分が洞察力が鋭くて
嫌なことにはノーと言える、
芯はしっかりした人間だからこそ
だと思っていました。

半世紀近く生きてきて、
これまで誰かに騙されたり裏切られたり…
などが一切ないことも

たぶん、無意識なうちに
自信にもなっていた気がします。

でも、違ってたんですよね。

とんでもない思い上がりだったと
気づいたのです。

キッカケは、
昨年、あるミーティングに
参加した時のこと。

ふと1人の同年代女性が

「夫婦関係が良かったら、(私は)
ウツになってなかったと思うんです。」

と言いました。


聞いた瞬間は

「みんなそれぞれ、
何かを乗り越えて今があるんだな…
本当に、(ウツって)誰がなっても
おかしくないな。」

と思っただけだったんですが、

その夜、ふと
この言葉を思い返した時、、、


自分の中でガラガラと
何かが崩れた音がし、
今まで不思議に思っていたこと
全てが腑に落ちました。

たまたま、
本当にたまたま
運が良かったのと、

何でも言い合えて、
(内緒で活動してる事も
ありますが)^o^()

最終的には分かってくれる味方
(主人)が居てくれたからだと、

1人の女性のシェアで
初めて気づいたのです。

そして

結婚22年目にしてようやく

“この先、何があっても
もう、離婚(を考えること)は
無いだろうな”

と思えたのです。

こんな風に、誰しも

『当たり前すぎる
当たり前ではないこと』

だらけの中で
生きているんでは…

とも。

それらは自分だけでは
まず気づけません。

それに気づけた時、

人は、少々の悩みなんか吹き飛ばす力が
湧いてくるんではないかと思います。

なので、
2つ目の大事なことは

【当たり前じゃないことに気づく】

そのために、

【人と出会う】

です。

この2つさえ心に留めておけば、
夫婦関係は安泰




になったら、
みんな苦労はしないですよね。

ということで、
次回以降は

具体的に私がどんな失敗を
どんな風に乗り越えたか
(やり過ごしたか)

を中心にお伝えしていければ
と思います。

こんなすっとぼけた人でも
どうにかなってるんだったら、
私なんか全然大丈夫だな!

と、勇気を持っていただけることを願って
(^◇^)

出会ってくれてありがとうございます。。


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