ひうら〜

25歳。思考の整理と日々の記録。

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最近の記事

手料理のはなし

昼休みも残り10分をきった頃。 「毎日、弁当作ってるんですか?」 給湯室で食べ終えた弁当箱を洗っているときにふられる話題は、いつもこれだ。 若い独身の男が毎日弁当作るのがそんなに珍しいか? まあ、あんたら若い頃は、男は料理しないもんだったかもしらんけどさ。 それよか、薄給なもんでね…。毎日コンビニ弁当なんて贅沢はできないんすよ。 っていうボヤきは心に仕舞って、 料理好き男子として振る舞う。 実際、これだって嘘じゃない。 自分の作った料理を、美味しいと思って食べられる

    • 公務員試験のはなし #3 小論文

      前回は、筆記試験の対策について触れた。 5月に行われた試験を無事に突破したら、次は小論文の試験である。今回はその話をしていこう。 筆記試験からの準備期間はおよそ1か月。 まず始めに僕が実際に取り組んだことを紹介する。 1.参考書えらび 2.テーマと着眼点の整理 3.書き方とNGの把握 以下に、順をおって説明していく。 1.参考書えらび書店に行けば、さまざまな手法で書き方などを解説している参考書が売られている。基本的には、自分が読みやすいものを選べばよいだろう。小論文の対策

      • 恵迪寮寮歌の人気ランキングを読み解く(2022年)

        はじめに北大恵迪寮で、明治40年(1907年)から毎年のように寮生自らの手によって作られ続けている寮歌。100年以上の歴史の中で、作られた寮歌は120曲を超える。そんな数ある寮歌には「頻繁に歌われるメジャー寮歌」と「曲をほとんど聞いたことのないマイナー寮歌」とが存在しており、これらは時を経て変化している。つまり、寮歌にも人気や流行りが存在しているのである。 今回は過去に人気寮歌について分析した記事を参考にしつつ、3つの時代に行われたアンケート結果を見比べながら、人気寮歌の変遷

        • 公務員試験のはなし#2 筆記試験

          公務員試験は、おおきく1次選考にあたる筆記試験とそれ以降の小論文、面接に分けられる。ここでは、筆記試験について主に以下の3つに焦点をあてて少し話せたらなと思う。 ・独学できるのか ・勉強法 ・模試 さっそく本題に入りたいところだが、その前に注釈を。 筆記試験には、教養試験と専門試験のふたつがあり、点数配分や設問、出題範囲などは各自治体によって異なる。僕が受験した自治体では、専門試験は課されなかったので、ここでは教養試験についてのみの話だと思っていただければ。 ・独学できる

        手料理のはなし

          公務員試験のはなし#1 全体のスケジュール

          8月に合格の一報を受けてから早3ヶ月。この間に何人かの友人から公務員試験についての相談がきた。しかし、たいしたアドバイスは出来なかった。なぜなら、自分でも何が合格の決め手だったのかを理解できていないから。 だから、今回の目標はふたつ。 1 合格のためにやった内容を示すこと 2 合格の要因を探ること 手始めに、今回は僕が受けた試験の概要と対策を紹介する。 まずはじめに、試験区分。公務員試験と一口に言ってもその種類はたくさんあるわけで、当然難易度も異なる。僕が受けたのは地方

          公務員試験のはなし#1 全体のスケジュール

          この夏、ぜひ行ってほしい!! ~雨竜沼湿原~ (後編 -南暑寒別岳-)

          前回は、湿原について書いた。今回は、登山についてである。 ぶっちゃけ湿原まででも十二分に満足できる、それくらいに魅力的なところである。しかし今回、欲張ってその奥にまで足を伸ばした。 (雨竜沼湿原についてはこちらを見てください。↓↓) さてさて、ゲートパークを出発して2時間半。湿原の展望台についたのが正午すぎだったので、ここで昼ごはんをいただく。 おにぎりにつられたのか、オコジョのような動物が近くの岩陰からひょっこりと顔をのぞかせていた。(一瞬すぎて写真も撮れなかった…。)

          この夏、ぜひ行ってほしい!! ~雨竜沼湿原~ (後編 -南暑寒別岳-)

          この夏、ぜひ行ってほしい!! ~雨竜沼湿原~ (前編)

          先日行ったところが大変に良かったので、紹介も兼ねて。 この日訪れたのは、雨竜(うりゅう)町にある雨竜沼湿原。「北海道の尾瀬」とも称されるこの湿原は、ラムサール条約にも登録される自然豊かな場所である。僕が、最近訪れたなかでも、特にオススメの場所だ。 ラムサール条約湿地は全国に53か所あるが、そのうち実に13個が北海道に位置する。道内の主な登録地は、釧路湿原や阿寒湖、風蓮湖、野付半島、厚岸湖、霧多布湿原…である。 今回は、買ったばかりのカメラを引っ提げての試し撮りも兼ねてい

          この夏、ぜひ行ってほしい!! ~雨竜沼湿原~ (前編)

          寮歌好きなら登っておきたい?、手稲山っ!

          7月某日、快晴の夏空をみて、ふっと山歩きに行きたくなった。 今回、選んだのは手稲山。市街地からも近く、個人的には札幌の山といえば手稲という感覚もあって即決した。軽くネットで下調べしたところ、平和の滝コースが、初心者〜中級者向けで道中にはがれ場もあって登山を楽しめるコース、とのこと。なんだか丁度良さげ。 というわけで、スタート地点である平和の滝に到着。 ここは心霊スポットとしても有名で、夜に来たときはひんやりとした空気がなんとも気味の悪い印象だった。しかし、昼間は岩肌に滝の

          寮歌好きなら登っておきたい?、手稲山っ!

          寮歌の作り方 -作詞の過程を解説!後編-

          前回の前編(?)から時間が経ってしまったが、後編もお届けしよう。 前編では、「寮歌の作り方」についての質問に改めて答える。という体で、寮歌作成の一部を表してみた。前編は、こちらから。↓↓↓ 今回の中身はこんな感じを予定しています。 では、さっそく今回の本題に。 2,テーマこれは主に1で集めた要素を1つのストーリーとして膨らませていく作業だと認識してもらえればと思う。諸説あるとは思うが、僕は1つの寮歌の中に全体を通じたストーリーを作るのが好みだ。(実際にそうしたものも多

          寮歌の作り方 -作詞の過程を解説!後編-

          寮歌の作り方 ー作詞の過程を解説!ー

          色々あって(何もなかったけど)長らく更新してなかったけど、ちょっと書きたいことがまとまったのでペンを執った次第です。 さて、今回のお話しはタイトルにもした通り、寮歌の作り方です。 ※ここでいう作成とは主に作詞することを指すと思ってほしい。 恵迪寮と寮歌作成について僕が暮らした北大の恵迪寮には100年以上にわたって寮歌が作られ続けているという、世の中的にも稀有な歴史がある。 寮歌についてはこちらも合わせてどうぞ↓↓↓ 恵迪寮では、現在でも毎年新たな寮歌が公募され、寮生の手

          寮歌の作り方 ー作詞の過程を解説!ー

          何故、いまさら寮なのか

          210602 文:ひうら 書き出しから寮で書いていたレジメの書式そのままだ。恵迪寮では北大に在籍していた4年間のほとんどの時間を過ごした。学校にも行かずに1日中寮から1歩も出ないなんて日もざらだったのだから、文字通り「ほとんど全ての時間」である。 寮の詳細は省くが、恵迪寮は自治寮である。大学の直接の管理下にあるのではなく、寮生同士の話し合いによって様々な意思決定がなされ、寮生の手によって寮事務が運営されている。 そういう環境もあってか、寮を出た人間があれこれと口を出すこ

          何故、いまさら寮なのか

          普通の父親

          バイトまで少しだけ時間がある。 余裕のある朝の時間はいいものだ。 優雅にコーヒーでも飲みながら記事を書こうと思う。 今後の人生の道として、公務員を選択したはいいものの、その選択に疑問が拭えないとの趣旨の相談を父にぶつけたのがつい1週間ほど前のことだ。先日、電話で話すことが出来たので、その所感を記そうと思う。 前提として僕は父に何かを決めて「こうしなさい」とか「ああしなさい」とかを指示してほしいわけではない。ただ単純に相談できる大人が自分の周りに少ないので、参考までに「1番

          普通の父親

          ボウリングの記録

          最近、と言ってもここ1年くらいだが、ボウリングにハマっている。 面白さに気付いたのは、高校のときに友達と遊びにいったときだったと思う。中高と弓道部だったこともあって、似たような感覚で楽しめたというのも要因にあったのではないかと思う。大学に入ってからも年1くらいでは行く機会があったが、熱中するほどではなかった。 それが、ここ最近は月1以上のペースになった。スコアを競ううちにもっと上達したいと思い、いろいろなプロの方の動画をYou Tubeで見て練習している。 せっかくの新

          ボウリングの記録

          父からの宿題

          知事になることを夢見て、手始めに公務員を志望したのは寮を去る少しだけ前のことだ。 あれから2ヶ月、今年度の採用試験を逃し、モチベーションは低下の一途である。だんだんと本当に公務員になりたいのかすら疑問に思えてきた。他の選択肢だってあるように思える。公務員の仕事に魅力もあまり感じない。そうなってしまっては、試験のための勉強にも身が入らない。もちろんと言ってはなんだが、全く勉強などしていない。 そこで、なにかのきっかけになればと思い、父に連絡を入れた。内容は後日電話で話すと前置

          父からの宿題

          大人になるってこと

          考え事を始めると、なぜだか急に食べものが欲しくなる。別にお腹が空いているわけではない。口にものを入れる、それを噛むという動作を欲している気がする。 実際に、ガムを噛むことは集中力を高め、脳を活性化させるという研究結果もある。その上、リラックス効果もあるらしい。そりゃすごいや! しかし、僕の場合は逆だ。集中力を高めるためにものを食べているのではなく、集中力を要する場面(考え事など)になるとものが食べたくなるのである。 特定の状況になると、無性に湧いてくる欲求…。 この感覚

          大人になるってこと

          進学校にも「落ちこぼれ」がいる

          はじめまして、ひうらです。 札幌はせっかくのGWだというのに雨模様です。雨の日は気分も下がり気味です。そんなわけで、記事もちょっぴりマイナスよりな内容になってしまいました。よろしければお付き合いください。 今回のテーマは「進学校で落ちこぼれて学んだこと」である。 優秀な生徒が集まる進学校にも落ちこぼれがいる。輝かしい進学実績には現れない大切な学びがそこにはある。 ・はじめに今や日本の高校進学率は98.8%にもなるらしい(文科省「学校基本調査」2020年度による)。多くの

          進学校にも「落ちこぼれ」がいる