大人になるってこと
考え事を始めると、なぜだか急に食べものが欲しくなる。別にお腹が空いているわけではない。口にものを入れる、それを噛むという動作を欲している気がする。
実際に、ガムを噛むことは集中力を高め、脳を活性化させるという研究結果もある。その上、リラックス効果もあるらしい。そりゃすごいや!
しかし、僕の場合は逆だ。集中力を高めるためにものを食べているのではなく、集中力を要する場面(考え事など)になるとものが食べたくなるのである。
特定の状況になると、無性に湧いてくる欲求…。
この感覚、何かに似ているなと思った。
それが、仕事終わりの一杯だ。
仕事終わりという特定の状況において、飲みたいという欲求が湧いてくる。この時の感情は、「ビールが、お酒が、美味しいから飲みたい」よりも、「仕事を終えて疲れたから一杯飲みたい」に近いのではないだろうか。僕はまともに働いていた経験が浅い。だからこの感情を覚えたことは多くはない。
でも、たしかにそれは存在すると思う。
そして、その根底にある思考は大学生の打ち上げとは少しだけ違うものなのだと感じた。
イベントが終わった達成感ではない。なぜなら仕事はまた明日、来週になればやってくる終わりのないイベントなのだから。
(違うのかも知れないけど、)タバコも似ているのかな?とか思ったりする。そんなことを感じながら過ごす5月。フリーター生活も1ヶ月が経ちました。
少しだけ、社会で働く大人の気分を味わえた気がしている。
味覚が大人になるように、嗜好品の楽しみ方も大人になるのだろう。
さて、明日もバイトに勤しむとしよう。
今日はこのへんで。
以上、ひうらでした。
それでは。
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