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え、先生テレビに出てるじゃん!

 大学生になって驚いたことがあります。それは自分の先生がメディアにたびたび出演していることです。これは高校時代には絶対ありえませんでした。まあ、発見した時はびっくりしましたし、それと同時にメディアに出るほどすごい先生だったのだと再認識します。

 これまでに知っている先生が登場した回数ですが、数えてみると、テレビで2回、新聞で2回ほどでしょうか。これは私がたまたまテレビを視聴していた時に発見したものであり、新聞も同様です。ちなみに、どの先生からも次はいつ出演するかは一切言われていません。そのため、実際のところは4回をはるかに超える回数登場なさっているのでしょう。

 さらに、驚いたことにどの先生もメディア向けだと話が大変分かりやすいのです。授業では話に抑揚がなく淡々と授業を進めていらっしゃる先生も、メディアに出演するときは主張⇒理由という順序で端的に要点をついて見解を述べられているのです。

 なぜ視聴者に対してはあんなに分かりやすく説明できているのに学生に対して説明するときは催眠術でしかないのでしょうか。もしかして私たちが嫌われているからでしょうか。

 冗談は抜きにして、テレビでも新聞でも多かれ少なかれ編集作業がなされています。先生が記者相手に格別張り切っているわけでもないと思いますから、きっといつもの調子でカメラに向かって話されているのでしょう。そして、それを編集担当者がうまい具合にカットカットを繰り返し、先生の説明を誰にでも理解できるものに仕上げているのだと思います。

 そして、私はこのようにひらめいたのです。テレビ局と大学がタッグを組んだら素晴らしい授業ができるのではないかと。そうしたら、毎回の授業動画がまるでテレビを視聴しているかのような面白いものになり、学生も授業をさぼらず楽しく勉強できるのではないかと思うのです。
 もちろん、こんなことを先生に言ったら、「俺の話カットばかりしあがって。あれ全てで1つの説明だぞ!」と怒られるシーンが鮮明に想像できます。しかし、多少内容が薄くとも私としては楽しく学びたいですから、こんなこと良いな、できたら良いな、と思ってしまうわけです。


ps. 大学教授のことを学生は先生と呼ぶように指導されたため、そのくせで先生と表記しています笑。先生と呼ぶべき理由は、中には教授ではない先生(助教授等)もいらっしゃるからだそうです。

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