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【法学部】とある大学生の1年間。

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月記。とある大学生(法学部)の1年間を紹介します。個人的な話もありますが、それよりも大学生活全般の観察記といった内容の方が多いかもしれません。大学生の年間イベントを知りたい方、ぜ… もっと読む
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1年間、「月記」を頑張ってみようと思います。

 こんばんは。  今日は記事というより所信表明です。  結論から申しますと、「月記」を始めようと思います。  わたくし最近少し驚いたことがありまして、ネットサーフィンする中で、大学生の1年間を紹介する記事というものが意外とそれほどなく、まして月単位で紹介するものは、ぱっと見た感じありませんでした。  それゆえ、大学生ってどんな感じなのかということを高校生を含む多くの方に知っていただけたら面白いんじゃないかと私なりに思い立ったのです。  そこで、「じゃあ、始めよう。」と決意

【法学部】とある大学生の4月。

 4月。私の学部2年生ライフが幕を開けた。新しい学年になったからうれしいかというと、正直そうでもない。長かったはずの春休みが終わってしまい、なんか名残惜しい。まあ、春休みの終わり目前になって「あれもこれもやりたかった」とか思ったりしたりしていたから。でも、少しだけうれしくもある。え、後輩が入学してくるからでしょって?いや、そんなことはない。ただただ1年の単位を無事に取りきれたことを安心しているだけ。  しかし、そうはいっても大学が始まって1週目はさほど春休みと変わらない気が

【法学部】とある大学生の5月。

 今思えば5月はとても楽だったと思う。まず、ゴールデンウイークから1か月が始まる。5月始まった矢先にほぼほぼ1週間のお休み。これにより5月は3週間と化したと言っても過言ではない。  ほぼほぼと書いたのはゴールデンウイーク中の祝日以外は授業が行われていたから。しかし、そうはいっても1週間以上まるまる休みでもだらけるので私としてはむしろありがたかった部分もあった。これは好みが分かれるようで、私のとある友人は連休に帰省するつもりだったらしく、そういった人からは専ら不評であるが。

【法学部】とある大学生の6月。

 今更ながら、4月、5月は時間がゆっくり流れていた気がする。正直そこまで忙しくなかったから。4月も5月も大変ではあった。しかし、それらは新学期に慣れていないからの大変さ。それに対して6月の大変さというのは忙しいゆえの大変さであったと思う。  6月は講義上のイベントがたくさんあった(全くもって楽しいイベントではないが)。  まず、6月の第1週目で早くも授業が折り返しを迎える。大学の授業は全15回で構成されているため、第8回目に到達するというのはそういうことなのだ。後半戦に入る

【法学部】とある大学生の7月。

 地獄と天国。7月を端的に表現するならばこれが最適だろう。7月は月初めと月末との落差がとても大きい。すなわち、膨大な試験・レポートと長期休みとの間に言葉にしきれないギャップが存在することだ。  そんなわけで、7月というのは月の後半に向かってだんだんと忙しくなってゆくものだ。トップバッターが月初めのゼミ選抜の結果発表。5月末に始まった「ゼミ活」もようやく終わりを迎える。もっとも、誰もが喜びを享受できるわけではない。ゼミ選びはあくまで「ゼミ活」。「採用通知」が来る者もいれば、「

【法学部】とある大学生の8月。

 8月編。正直、題名のみ、本文なしで投稿してもいいかなぁ、と本気で悩んだ。なぜなら大学生の夏休みは何一つ制約がない。宿題もなければ、強制参加の部活動もない(一部除く)。つまり、何をするかは学生個々の完全なる自由。この企画を始めた趣旨は一般的な学生生活の紹介であったが、何が一般的であるのかは考えてみればみるほど分からなくなる。ゆえに、かかるように思った次第である。  もっとも、そのような対応をしては騙された気分になられる方もいるだろう。そして何より、あくまで一例だとしてもその

【法学部】とある大学生の9月。

 全く好き勝手に過ごせた8月。9月も未だ夏休みであることには変わりない。しかし、大学の影が徐々に迫ってくるという点において、9月は先月と異なる。  まず、9月2日。それまでは自堕落に過ごし、寝坊上等といった生活をしていたが、この日だけはどうしても目が覚め、早起きしてしまう。それはなぜか。そう、成績発表があるからだ。  正直、全ての講義をしっかりと勉強し、※フル単を達成しているだろうという自信があるものはそんな緊張することはないのかもしれない。しかしながら、私にはテストで若

【法学部】とある大学生の10月。

 10月。暑さが和らぐとともに、夏休みの余韻もすっと消えていく。まだ、1,2周目ということもあり講義の本題に深入りすることはなかった9月とは違い、いよいよ本格的に大学が始まったなと感じる。  しかし、新学期が始まったというのにどうも春学期ほど新鮮味はない。というのも、別に新入生が入学してくるわけでもなければ、先輩が卒業してしまうわけでもなく、雰囲気は実質春学期の延長戦のような感じだからだ。  それゆえ、皆春学期よりも慣れた様子を醸し出すもの。例えば、教科書購入。販売期間は

【法学部】とある大学生の11月。

 木々が美しく色づく11月。そんな紅葉にも負けず劣らず学生も輝くのがこの月だと思う。  具体的にはどういうことか。それは大学の文化祭が開催されるということ。大学では高校時代にあったクラスマッチのようなものはなく、高校から引き続き存在しているのは文化祭ぐらい。そして、クラスマッチの代替イベントが別に催されるわけでもないから、おそらく全学生が参加できるイベントとしては大学唯一のものだ。  そんな文化祭は、私の通う大学を含む、多くの大学が11月上旬の文化の日の前後に開催される。

【法学部】とある大学生の12月。

 時間が流れるのは早いもので、気づけばもう12月。世間は年越しの準備で忙しくしている。だが、この時期の大学生はそれほど時間に追われているわけではない。  まず、そもそも先月が忙しすぎたのであろう。年に一度の大行事、文化祭やそれに引き続いてのサークルの代替わり。大変な出来事は11月に置いてきたので12月は打って変わって何もないというわけだ。  ここで気づいてしまったのだが、大学生の年間カレンダーにはある法則性があると思うのだ。その規則性とは、大学はイベント事がある月とない月

【法学部】とある大学生の1月。

 新たな年が始まる1月。年明けから早くも1番と称するのには違和感を感じるところもある。それでも、休み、試験、休みという順にひと月が流れる点から、私は1月は大学生活上、最も激動の月だと思う。  まず、大学生の1月は12月から続く冬休みから始まる。自明のごとく、年末年始はイベントがたくさんあり、年が明けてからも、親戚からお年玉をもらったり、友人等と初詣に行ったりする。  毎度のことだが、大学生はイベント毎にお金を要する。ゆえに、残り数回であろう、親戚からもらえるお年玉はやはりあ

【法学部】とある大学生の2月。

 期末試験・レポート提出期間が終わり、まだまだ寒さを感じる中、早くも春休みとなった2月。大学生は全くもって暇となるが、それと対照的に大学は大学受験の準備に追われている。  そもそも、大学入試は高校入試とは比べ物にならないほど厳重に行われる。具体的には、大学構内への入構禁止期間。2月の上旬から中・下旬にかけて、構内への立ち入りは関係者以外一切禁止される。大学が敷地が広いので、正門以外にも多々入り口があるが、それら全てが施錠される。さらに、日中は各門に警備員が常駐しているという

【法学部】とある大学生の3月。

 大学の春休みも折り返しを迎える3月。段々と大学の講義がない生活が当たり前に感じ始めた頃、大学から諸々の連絡が届き始める。  代表例は履修登録。3月上旬頃、大学から「○日~○日の△時~△時までの間に2023年度用の※シラバスを受け取りに来るように」といった趣旨のメールが送られてくる。  そして、それを基に春学期の履修組みをしていく。ところで、個人的には春学期の履修登録の方が好きだ。というのは、春学期は秋学期よりも開講講座数が多く、選択の余地が秋学期よりも豊富だから。これは

「【法学部】とある大学生の○月」を1年間書き上げて。

 先週、とある大学生シリーズ3月編をもって、無事、約1年前に宣言した、大学生の1年間を月記風に書き上げることができました。そして、多くの方々に読んでいただき、4月15日現在、269ものスキまで頂きました。  ありがとうございます。  私がこのシリーズを始めた趣旨としては、大学生活において毎月どんなイベントがあるのかを知る手段が、少なくとも軽くネット検索をした限り、あまりなく、ゆえに高校生を中心に、リアルな大学生活について知ってもらうことでした。  実際、私は、高校入学前は