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芳香族アミンについて

次回のアゾ化合物で最後になるかなぁ。それ以降はたまに更新するぐらいになるかな。

さて、今回は芳香族アミンについてです。

アミンとは、アンモニアの水素原子を炭化水素基で置換した化合物のことを言います。つまり、炭化水素にアンモニアをくっつけるということです。

そして、そのアミンの中でも、炭化水素が芳香族のモノを芳香族アミンと言います。

今回は、その芳香族アミンの中でも、アニリンという芳香族アミンの代表的な物質を紹介します。

アニリンは特異な不快臭を持つ無色の有毒な液体です。

アニリンの構造は

アニリン

です。

アニリンの性質は、水にわずかに溶け、弱塩基性を示します。

更に、酸化されやすいです。

アニリンは空気中に放置して酸化されると褐色になりますが、二クロム酸カリウム水溶液で酸化されると黒色になります。この黒色をアニリンブラックと言います。このアニリンブラックは黒色染料として利用されます。


最後に検出方法としては、さらし粉を入れ、アニリンを酸化すると赤紫色になります。これで検出します。


今回だけ何故か画像がいつもより変です。すみません。

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今まで、無機化学でやっていたものの、有機化学バージョンです。

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