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アルデヒドとケトンの検出方法

この手のモノは、

「これをこうして出来た物質は銀鏡反応を示した。では、これは何という物質でしょう。」みたいな感じで、センターでよく出てきた記憶があります。


まず、アルデヒドの検出です。

アルデヒドの検出方法には3つあります。

銀鏡反応、フェーリング液の還元、ヨードホルム反応の3つです

この内、ヨードホルム反応はアルデヒドの中の一部だけ使えます。

また、ケトンの検出方法は、ヨードホルム反応だけで、更に言うとケトンの中の一部だけ検出出来ます。


では、一つ一つ説明していきます。

まず、銀鏡反応です。

銀鏡反応は、アルデヒドの還元性を利用して、アンモニア性硝酸銀水溶液に溶けた銀を還元し、銀鏡を生成すると言うものです。

なので、還元性を持たないケトンは銀鏡反応を使えません。


フェーリング液の還元も同じようなものです。

還元性を示す、アルデヒドだからフェーリング液を還元し、酸化銅(Ⅰ)という赤褐色のような物質が発生します。

ケトンはこのような反応を起こしません。還元性が無いから。


最後にヨードホルム反応です。

これは、少々説明に骨が折れますので、自分が検索して、一番分かりやすかったモノを載せておきます。

これです。

楽してすみません。


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今まで、無機化学でやっていたものの、有機化学バージョンです。

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