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2023年4月4日の日記

 公園のベンチに座って桜を見ていたら、サッカーをしていた小学生たちに声をかけられた。一瞬カツアゲでもされるのかと思ったが、どうやらそうではなかった。

 その小学生4人組はみな8歳らしい。てことは小学2年生か。私が25歳だということ伝えると、「若っ!」と声を上げたが、いやいや君たち…。新歓のときのイキリ大学3回生やないんやからね…。と思ったのだが。

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 私と小学生たちは、年齢だけでみると確かにトリプルスコアだ。しかしこれは相対的な若さのとらえ方によるものだろう。つまり、子供たちは単に、自分たちよりこの私が3倍歳を食っているという視点ではなく、私の絶対的な若さを評価してくれたのだ。8歳はもちろん若者だが、20代もまだまだ若者だと思うし、私自身もそれは自負している。その感覚を小学生たちもまた共有していたことに驚いたし、何よりうれしかった。

 若者と呼ばれる期間は意外と長い。しかし、それにかまけていると一瞬で若者は終わってしまう。柔らかいサッカーボールを蹴りながら元気よく走り回る彼らも、ベンチで桜を見ている私も、同じ若者だと思うと少し元気が出た。
 
 桜が満開の期間は思っていたよりも短い。せめて4月上旬くらいは咲き誇っていて欲しい。

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