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スウェーデン初春のスイーツSemlaを作ろう。

新年のお祝いが終わると、スウェーデンのカフェには早くも続々とSemla セムラが並び始める。
このカルダモンの香りが効いた季節のスイーツは、伝統的にはFettisdagen (肥沃な火曜日)に食べる。2022年は3月1日。
この日はキリストの復活祭であるイースターまでの40日間の断食「四旬節」が始まる前日なので、パワーをつけるために栄養のあるものを食べる。

もっとも、現在では1月初旬からイースターが終わるまでカフェやスーパーなど至るところで売られる。
期間限定スイーツに弱いのは人類共通。一日だけなんてケチなこと言わずに、太る期間をたっぷり与えてくれる。

さて、セムラは家でもわりと簡単に作れる。レシピを紹介するのでぜひ作ってみてはいかがだろうか。

レシピ 16個分

材料

パン生地

  • バター 150g

  • 牛乳 300ml

  • フレッシュイースト 50g (ドライイーストでも代用可)

  • カルダモン 小さじ2.5杯(直前に砕く)

  • グラニュー糖 150ml

  • たまご 1 個

  • 塩 小さじ0.5杯

  • 小麦粉 900〜1000 ml

アーモンドクリーム

  • 皮付きアーモンド 200g

  • グラニュー糖 250ml

  • 塩 ひとつまみ

  • 水 大さじ1杯

  • 卵白 1個分

  • カルダモン 小さじ2杯(直前に砕く)

  • 牛乳 大さじ1.5杯

トッピング

  • ホイップクリーム 500ml (固めに泡立てる)

  • 粉砂糖


手順

パン生地

  • バターを電子レンジかソースパンで溶かす。牛乳を入れて人肌(37℃)にまで温める。
  • フレッシュイーストを砕いて大きめのボウルに入れ、1. を少しづつ加えながらイーストを溶かす。
  • カルダモン、砂糖、卵、塩を入れて混ぜる。
  • 小麦粉をふるって少しずつ入れながらスパチュラで混ぜる。小麦粉をすべて混ぜ、柔らかい生地の塊になればOK。
  • ボウルに濡れ布巾をかぶせ、約45分間暖かい場所に置いて発酵させる。
  • 小麦粉を敷いたまな板などの上に膨らんだ生地をとり、均等に16個に分けて丸く成形する。
  • ベーキングシートを敷いたオーブントレイに間隔をあけてならべる。濡れ布巾をかぶせて暖かい場所に置き、約30分間二次発酵させる。
  • お好みで艶出しのため溶き卵を塗る。
  • 225℃に予熱したオーブンできれいなきつね色になるまで、約10分間焼く。
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    アーモンドクリーム

  • フードプロセッサーもしくはすり鉢でアーモンドを砕く。粗さはお好みで。粉のようになるまで細かくすればなめらかなクリームに。粒を少し残せば歯ごたえのあるクリームになり、それもOK。
  • 砕いたアーモンドに2/3ほどの砂糖、塩、水を入れて5分ほどよく混ぜる。
  • 卵白、残りの砂糖、カルダモンを入れてよく混ぜる。
  • ペースト状になったら牛乳を加える。クリームの固さは牛乳の量で調節する。

  • 仕上げ

  • ハサミかナイフで焼けたパンの上部を三角に切り取る。切り取った部分は置いておく。
  • パンの中に少し穴を掘り、そこにアーモンドクリームを詰める。
  • その上にホイップクリームをくるくる絞る。
  • 切り取った三角のパンを上に乗せ、粉砂糖を降ったら完成。


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