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メンタルトレーニングについて

コーチビジネス研究所の五十嵐久です。

メンタルトレーニングについてお話します。

メンタルトレーニングやイメージトレーニングと聞くと、スポーツ選手を連想するかもしれませんが、この考え方や手法はもちろんビジネスパーソンにも有効です。

コーチの中にも、このメンタルトレーニングの考え方を取り入れメンタルコーチと名乗って活動している人がいます。
ビジネスコーチングやパーソナルコーチングでも、もちろんこの考え方は応用できますし、クライアントの状況に応じて必要なスキルになります。

ではメンタルトレーニングとは何でしょうか?
スポーツ選手に限らず、力を発揮するには心・技・体の3つの要素が整っていることが必要だと言われます。

ビジネンパーソンも心・技・体が揃っていないと、いい仕事ができません。
ストレスが溜まっている状態や体が不調ではやる気も起きません。

メンタルトレーニングとは、自分自身で自分のマインド(心、精神、脳)の働きをコントロールできるようにすることです

セルフマインドコントロールなどとも言われます。
そのために、マインドコントロールだけが独り歩きして、オウム真理教のようなオカルト集団が行っていることと混同されている人がいますが、あくまでも自分自身で自分をコントロールすることです。

コーチングも人をコントロールするものだなどと誤解している人がいますが、決してそういうものではありません。

私たちの人生は私たち一人一人が自分で責任を持って、主人公として生きていくものであり、誰からも支配されるものではありません。

メンタルトレーニングでは、まず「脳の働き」について考えます。私たちは2つの脳を持っているといわれます。

右脳とか左脳と言われています。
いわゆる大脳半球というのがあって、上から見ると脳は右側と左側の2つに分かれています。

そしてこの間が神経繊維で結ばれて情報交換できるようになっています。
左脳は論理の脳で、右脳は感性の脳などといわれています。

男性と女性では、神経繊維の数が違っていて、女性の方が神経繊維の数が多いようです。
神経繊維の数が多いほど、左脳と右脳つまり論理と感情がうまく情報交換できると言われています。

私たちの脳は、脳のハードウエァによって働きが左右される言われています。
性差の心理学と言われて、男性と女性の差にもつながります。この脳のハードウエアを効率よく機能させるために、コンデションを良くしていくということが一つのポイントになります。

例えば、前向きな肯定的感情を持つと脳のホルモン状態が良くなり、コンデションを良くしていくということが一つのポイントになります。脳のハードウエァの効率を高めることにつながると言われています。コンデションを良くしていくということが一つのポイントになります。

脳には、意識と潜在意識あるいは意識と無意識という働きがあります。
意識を司る脳の部分というのは前頭葉で左脳の前の部分にあり、ここが意識の中枢です。
左脳の後ろの部分や右脳は、すべて無意識の働きに関与する部分です。

私たちの体の基本的な部分、例えば心臓も体温調節も血圧も無意識の働きです。

一般的に、このような無意識の働きを自律神経と言っています。
自律神経失調症というのは、このような無意識の働きが少しおかしくなる症状です。

何となく体調が悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
これらは多くの場合、ストレスからくる潜在意識の部分からきているとされています。

優れたアスリートの皆さんは、スキルや技術という意識の部分の働きによると思われるものを、経験によって潜在意識化していると言われます。

イチロー選手は、バッターボックスに入った瞬間、こうスイングしよう、などとはほとんど意識していないと思われます。
このように無意識化しているから試合で最高のパフォーマンスを発揮できるのです。

さらに、脳のソフトの部分が重要になります。
NLP(神経言語プログラム)という心理学がありますが、
このNLPで取り入れられているモデリングという手法があります。

これは、卓越した人たちの良い要素を自分に取り入れて真似をする。あるいは良かった時や成功した時の自分をモデリングして、モデル化して実行します。

例えば、プロスポーツ選手でも、調子の良い時と悪い時があります。
そのことをどうするかが課題になります。

良いプレーができている時の自分と、逆に集中できなくて良くない時の自分の差を知ることです。
良かった時の自分を振り返ります。

朝起きた時の気分はどうでしたか?
その時、心の中で、どんな言葉を自分が言っていましたか?
歩き方はどうでしたか?
視線はどうでしたか?
頭の中でどんなイメージを持っていましたか?

良かった時の自分の内的な、精神的な状態を自分自身でモデリングします。
そして次の試合で同じようにやってみます。良かった時の自分になるように、自分をコントロールします。

ビジネスパーソンも同じです。
やる気に満ちて調子の良い時の自分を振り返って、その時の気持ちや感情、行動をモデリングしてみると良いでしょう。

しかしながら一人では難しいこともあります。
だからこそ、コーチをつけることが必要なのです。

優れたコーチには皆コーチがいます。
私たち一人ひとりにコーチがいたら、もっともっと一人一人のパフォーマンスが上がり、より良い人生につながるのではないでしょうか。

そんな社会をつくることが私の夢です。

フォロー、スキ、お待ちしております。
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株式会社コーチビジネス研究所 代表取締役
日本エグゼクティブコーチ協会 会長

五十嵐 久(いがらし ひさし)

【実績】
● パーソナル・コーチング
経営者、起業家、士業等を対象に延べ180人、4,300時間

● プロコーチ養成講座
プロコーチ育成 320人

● 研修・講演等
経済産業省、内閣府、地方自治体、商工会議所、中小企業診断協会、
大学、中学校、保育園、金融機関、食品メーカー、サービス業等多数

【メディア出演等】
NHKおはよう日本、フジサンケイビジネスアイ他
「覚悟の瞬間(とき)」

【主な著書・執筆】
「コーチング・ビジネスのすすめ」(合同フォレスト)
「社長の想いを軸にするパートナー型コンサルティング」(同友館)他多数


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