今日から受付だそうです。
毎年の事であるが、今日から年賀状の受付が始まるそうだ。
二十五日までに投函すれば元旦に届くのであと十日で書ければちょうどいい。
私は筆不精ほとんど年賀状を書かない。
せいぜいが届いたものに返事を書くくらいである。
そんなことだから年々届く枚数が減る一方だ。
去年は二枚という最低記録をたたき出した。
しかも一枚は懇意にしている保険屋さんからで個人的に届いたのは友人からの一枚だけだった。
その分年賀状にとってかわったのは携帯電話である。
スマートフォンが普及する前はメールで年賀の挨拶を一斉送信していた。
これはこれでじりじりして返事を待たなくていいので気楽でよかった。
ここ最近は緑のアイコンのアプリでやりとりをするのでラクチンである。
私はとてつもなく悪筆でいまだに中学生男子が殴り書きしたような字しか書けないのもコンプレックスである。
その点デジタルは味気ないかもしれないが誰にでも読めるものが書けるのでありがたい。
何より大晦日まで原稿を練れるのが助かる。
お酒を飲みながらふわふわと酔っぱらって新年のあいさつを考えるのはなかなかいいものである。
年賀状となるとどうしてもかしこまった気分になるので緊張してしまう。
まあどんな形にせよお互いの近況が分かるのはいいものである。
来年の干支は何だっけと考えながら年始の挨拶を考えるのはなかなか楽しい。
そんなことを思いながら今日も今日とて晩御飯の買い物に出かけた。
手持ちのお金があまりなかったのでATMでおろそうとしたら行列が出来ていた。
なんでこんなに混んでいるのだろうと思ったが列の大半の人がお年寄りなのでああ、今日は年金の支給日かとピンときた。
なるほどと納得して長い行列に並んでお金をおろした。
それから何を食べようかなと思いながら店内を歩いた。
今日は冷えるのでシチューにしようかなと思った。
ビーフかホワイトか悩んだが、よく食べるホワイトシチューにすることにした。
そうと決まれば話は早い、必要な食材を買い求めてセルフレジに並んだ。
レジも年金が支給された影響かお年寄りがみっちりと並んでおりなかなか進まなかった。
ううん、まぁ仕方がないかと思って気長に待った。
十五分くらい待ってようやく精算して帰宅。
家に帰ると底冷えがしてブルッとなった。
天気予報では夜は冷えるでしょうと言っていたのでその通りだなと思って手洗いとうがいをすませた。
それから早速晩御飯の支度。
鶏むね肉を一口サイズに切る。
人参、玉ねぎ、ジャガイモもゴロッと切り分ける。
ブロッコリーとカブがあったのでこれも下ごしらえをする。
鍋に油を敷いて火を点けたらそこに鶏肉を入れて炒める。
皮目に軽く焦げ目がついたら野菜を全部入れて炒める。
全体がしんなりしたら水をドボリと加えて沸騰させる。
下味に塩コショウとコンソメ顆粒を加える。
湧いたらアクが出るので気長にとっていく。
その間に副菜づくり。
今日の副菜はレタスのステーキ。
レタスを半玉切り分けてよく洗う。
フライパンにニンニクを入れてそこに油をしく。
熱してからニンニクの香りが立ったらレタスを投入。
何度かひっくり返して全体がしんなりするまで炒める。
味付けはシンプルに塩コショウ。
仕上げに油を少し回しかけてざっと馴染ませたらレタスのステーキの完成。
シチューとレタスだけだとボリュームがないのでチーズトーストをちゃっちゃと用意して焼いていく。
シチューが煮込み終わったらルーを加えて牛乳を注いでしばし煮込めばお手軽鶏とカブのシチューの出来上がり。
ようし出来た出来たとご機嫌になりながら居間にご飯を運ぶ。
今日のお酒は白ワイン。
冷蔵庫でしっかり冷やしたのでグラスに注ぐとサッと曇る。
いただきますをしてワインをキュビッと飲むと美味いっと体が応えてくれる。
さてさてと言いながらまずはレタスのステーキから頂く。
ザクリと噛み切るとジュッと水気があふれる。
ニンニクの香ばしさと塩コショウだけのシンプルな味わいが潔くてなかなかよろしい。
ワインとの相性もばっちりである。
ではメインのシチューをスプーンですくってススッと飲む。
カブの甘みが前面に出ていて根菜の味わいを存分に感じることが出来る。
これは優しい味だなぁと思いながらスルスルと飲む。
合間にチーズトーストを食べるとこれがまたドンピシャで合う。
おおぅ、これは良い出会いものだなぁと思いつつワインをクピリ。
それからシチューのお代わりをしてゆるりとお酒を楽しんだ。
まったりと飲んでいるお腹がいっぱいになったのでごちそうさまをした。
今日のお酒はワインをグラスで三杯という控えめな量。
いや、寒いときに温かい汁ものを食べるのは冬の贅沢ですね。
ごちそうさまでした。
さぁて明日は何を食べようかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?