見出し画像

今年も絶賛増量中、トホホ。

 今日は朝一番で病院に。

 血圧と中性脂肪の薬が無くなったので月に一度の通院である。

 先月は先生が不在だったので診察を受けずに薬だけもらって帰った。

 その後の先生の様子も気になっていたのでちょっとドキドキしながら駐車場に車を停めた。

 まだ早い時間だったので患者さんは誰もおらず貸し切り状態だった。

 受付で保険証を出して待っていると、すぐに名前を呼ばれた。

 診察室に入ると先生はいつものように笑顔でとても元気そうだった。

 お医者さんにお加減いかがですかと聞くのも何だか変な気がするので静かに診察を受けていると、先月はすいませんでしたねと向こうから話を切り出してくれた。
 
 いえいえ、もう大丈夫なんですか?と聞くとええ、もう大丈夫ですと張りのある声が帰ってきたのでそれで安心した。

 血圧を測定してもらったらいつもより少し低めだったので良いですねと褒められた。

 それから今月は健康診断ですが今日はご飯食べてきた?と聞かれたのでいいえと答えるとじゃあこの後で検査を受けてくださいと言われた。

 一応病院の日には毎回食事を摂らずに行くのだが急な話だったのでおおう、と戸惑ってしまった。

 診察室を出てしばらくすると看護師さんに名前を呼ばれた。

 早速採血である。

 私の血管は細くて奥の方にあるのでちょっと難易度が高いらしい。

 毎回あれ、あれぇ?と看護師さんを苦戦させてしまう。

 はい、手を握って閉じてと言われたのでその通りしているとプシッと針を刺された。
 
 四本ほど血液を抜いてから腕に止血シールを貼ってもらって次は身長と体重測定。

 実はこれが一番憂鬱である。

 靴を脱いで身長計に乗ると去年より二ミリ縮んでいた。

 問題の体重だがこれは三キロ増とあまりうれしくない数字。

 夏の食欲が落ちる時期を超えてなお体重が増える自分の食欲が恨めしいと思いながら難関をクリアーしたので気分は晴れやかだった。

 それから心電図とレントゲンを流れるように撮ってもらって検査は終了。
 
 結果発表は来月の通院時に判明する。

 懸念の中性脂肪が下がっていたら良いなと思うのだが、特にダイエットもせずに毎日食べたいものを食べて飲みたいものを飲んでいるので望み薄である。

 先生からは健康診断の度にもっと節制しましょうと耳の痛い事を言われるのでぐうの音も出ない。

 とはいえ毎年一回は体の状態を調べておきたいので欠かすことのできないイベントである。

 十五分で終わるはずの通院が一時間以上かかったのでいささか疲れた。

 ああ、どうかいろんな数値が標準値で収まっていますように、ドキドキ。

 そんな淡い期待を抱きつつ昨日の晩御飯のお話しをば。

 まずは副菜から作る。

 絹ごし豆腐を八等分にして軽く水を切る。
 
 そこにカボスを絞って塩をササッとかけたら塩豆腐の完成。

 ジャガイモの皮を剥いて細切りに。

 ブロッコリーを小房に切り分ける。

 ニンニクを潰して刻む。

 フライパンに油を敷いてニンニクを入れる。

 火を点けて香りが立ったらじゃがいもを投入。

 表面が透き通ってくるくらいまで炒めたらブロッコリーも加える。

 全体がしんなりするくらいまで火を通したら味付け。

 醤油、バター、酒、コショウ。
 
 軽く味を絡めたらじゃがいもとブロッコリーのバター醤油炒めの出来上がり。

 メインは頂き物の春巻きを少なめの油をひいたフライパンで揚げ焼きに。

 焦げないように両面をひっくり返しつつカリカリになるまで揚げる。

 揚がったらキャベツを敷いたお皿に盛って、ウスターソースとカラシを添えて春巻きの一丁上がり。

 おーし、出来た出来たと言いながら妻を呼ぶ。

 いただきますをしてまずはお酒の準備から。

 昨日のお酒は第三のビール。

 普段はこの手のお酒はあまり飲まないのだが動画でこれは美味いと絶賛されていたので試してみることにした。

 グラスにパッタッタッタと注いで乾杯。

 クピーッと飲むとビールにだいぶ近い味がしてこれはこれでアリかなと思った。

 何より十月から第三のビールの税金が上がるので試すのなら今かなと思って飲んでみた。

 一本のお値段が百三十円位なのでジュース価格でありがたい。

 そんな事を思いながら豆腐をつまむ。

 カボスの心地いい酸味と塩で締めた豆腐のあっさりした味わいが何とも秋らしいなと思った。

 カボスは直売所で四つで百円の物なので惜しみなく使うことが出来る。

 お肉やお魚にかけても美味しいんだよなと思いつつ豆腐でも十分満足。

 二本目のお酒をあけてバター醤油炒めを食べる。
 
 ジャガイモがシャキシャキでブロッコリーはポリポリしていて歯ごたえが面白い。
 
 何よりバター醤油という味付けが食欲をそそる。

 ちょっとお祭りのじゃがバターみたいでこれもまた秋祭りの定番だなぁと思ってパクリ。
 
 最後にとっておいた春巻きをいただく。
 
 持っただけでからりと揚がっているのが分かる。

 ソースをつけてカラシをたっぷりつけて齧るとサクッと香ばしい音がして中から熱い餡が飛び出してきた。

 熱っつ、と言いながらハフハフして口の中に空気を送る。

 ザクザク食感でこれは揚げたてならではだなぁと思う。

 普段揚げ物は滅多にやらないのであまり得意ではないのだが昨日の春巻きはまあまあ上手に出来た。

 揚げ物の好きな妻は春巻き美味しいと言ってモリモリ食べていた。

 五本ほど揚げたのだが気が付けば四本食べられていた。

 ううん、好きなものにまっしぐらな妻は可愛いなぁと改めて思ってしまった。

 その分私は他のおかずを食べたのでお腹いっぱいになった。

 お酒は控えめに三本でストップ。

 片づけをしてからデザートに梨を食べた。

 昨日もやや食べ過ぎかも。

 だってお腹が減るんだもん。

 やっぱり永遠の胃袋若手であり続けたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?