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育て直し 12月20日(金) 何をさせてあげるにしても、解説付きで

【日記】 久美子の以前勤めていた病院の友達の池波君夫婦が訪ねてきた。彼女たちの息子は約5ヶ月。いろいろ子育て話をした。
 お風呂に入れたとき、赤ちゃんは水の中に入れても大丈夫と聞いたことがあるので、実験で入れてみたことがあるとのこと。① うちも一度でいいからやってみたいなぁ、梓いい? その他には、ポカリスエットを飲ませたりヤクルト、ミックスジュースも飲ませているとのこと。うちは怖くて、まだやっていないが…。
 お風呂に入ったとき、水道の栓(蛇口)を熱心に見詰めているので、水を少し出して触らせてやる。② さすがに冷たくてびっくりした顔していた。
 最近、人の口を見て口の形まねをしてくれる。これも話すための準備だろう。それだけでなく、「おはよう」、「ただいま」、「ぶーぶー(お風呂)」など言葉をまねているようにも聞こえる。③ 気のせいかもしれないが…。

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【解説】① 「羊水にいたんだから、赤ちゃんは水に入れても大丈夫」というのは、間違いです。生まれた直後なら可能です。しかし、数ヶ月になると鼻を閉じる反射がなくなっているので、そんなことをしてはいけません。鼻に水が入ってしまいます。鼻に水が入ると、嗅覚細胞が水で痛みを感じるので大泣きます。

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【解説】② 水道の水を触りたいのではないかと、子どもの気持ちを「想像」したのは良かったのですが、「共感」を使って言葉に出さずに黙ってそれを実行したので子どもびっくりしたのです。決して、冷たいからだけでびっくりしたのではありません。親(保護者)は、そのようによく勘違いします。こういう場合は、必ずこれから怒ることに対して言葉を添える必要があります。また、頼ませる必要もあるでしょう。

【セリフ】②
「梓、そんなに水道の栓を見つめて、どうしたの。水を触ってみたいのかな(「想像」)?それなら、今水出してあげるから触ってみる?冬の水だから冷たいよ(「覚えて」)!……ほら、冷たくてびっくりしたでしょう。でも、水は面白いね(「共感」)。」

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【解説】③ 親がそのように聞こえるとか、そのように思えるとか思い込んで、赤ちゃんに関わっていくことは大事なことです。その思い込みが子どもを発達させるからです。
 ドンドン思い込んで、話しかけていきましょう。なんと、その思い込み通りに育ってくるので驚きますよ。つまり、思い込みは子どもにとって良い方向に向けましょうということです。親にとってよい(都合がよい)方向ではありません、それが、愛情でもあります。


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