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”経験”と”デッドライン”について。

今日は遠足で少し先の海岸公園までお散歩。1時間歩いてついた海岸には大きな芝生の広場と磯が。今日は潮が引いていて最高の磯遊び日和。貝やヤドカリ、カニ、イソギンチャクが沢山いてみんな大はしゃぎ。

少ししてお昼の時間になると、“ヤツ”は突然やってきました。

空を旋回する“トンビ”がみんなのお昼を狙っています。
パパやママが作ったおいしいお弁当を狙ってトンビが上空を旋回。
「最悪の日だ…」と怖がる子もいる中、

「僕がみんなのことを守ってあげる!」
「私が早く食べて守ってあげるからね!」
「そる先生も早く食べて守って!」

と年長さんが怖がる子たちを守ってくれます。

“トンビが怖い・危ない”と言う経験とともに、
“年長さんに守られる“と言う経験をしたこどもたち。

さて、ここで新米保育士の私は思います。

この ”危ない” はデッドラインを超えているのか。

こどもたちを危険から守ることは大事だけれども、危ないことを身をもって体感することは幼児教育には必須だと思うのです。私たち保育士は、そのデッドラインをどこに線引きするかで技量を試されると思っていますが人それぞれ価値観は異なるので、危険を冒すことを良しとしない人もいると思います。しかし、経験上身をもって体験してみないと何も語れないと思うのです。咄嗟の判断や日々の思考も自分の経験の中からしか生まれません。なので、こどもたちには危険なことでもデッドラインを超えない範囲で身をもって体験させてあげたい。知識を詰め込むのは後でいいから、いろんな経験をすることで様々な状況の変化に柔軟に対応して楽しめる人間になってほしい。

そして一番感じたのは私の圧倒的な知識不足。保育以前に子供に関しての知識、引き出しが乏しすぎる。咄嗟の判断もできなければアイディアも出てこない。今週が終わったけど、先週より自分は成長したかな?こどもたちを成長させることはできたのかな?

正解がない問いに悶々としながらこの土日は過ごそうと思います。

では、また来週。

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