その競技って、個人戦?団体戦?

1222文字

個人間や部署間の対立は会社にとって必要なのか?というテーマで書いてみようかなと思います。


例えば、AさんとBさんは同期入社で同じ部署。入社してから7年目。

この会社では、だいたいこれくらいの年齢で役職(主任や係長など)を持つことが多い。

#架空の話です #設定もザックリ

当然、AさんもBさんもできることなら、給料も上がるし、出世はしたいと思っている。

そしてAさんの行動は5年目くらいから変わっていった。出世を意識し始めたからだ。Aさんは、同期や後輩は『ライバル(敵)』だと考え、周りと協力をすることはあまりせず、個人のスキルを磨き、積極的に上司へのアピールもして、評価を上げていった。

一方、Bさんはというと、出世は意識するものの、周りとの『協調(チーム)』を大事にし、成果を後輩に譲ってあげることもあった。なので個人の評価は抜きん出ておらず、数字的にはAさんの方が評価が高い。しかし周りからは頼られることも多く、部署内では絶大な信頼関係を構築していっている。

さて、あなたが上司ならAさんかBさん、どちらを出世させますか?


まぁ、おそらくはBさんですよね。

ただしそれは、『上司が数字に反映されていない部分に目がいっていれば』という条件付きになるし、Bさんの『取り組み』や部署内での『信頼関係』など、それを評価とするのか、といったところが非常に大事になってきます。

皆さんの会社はどうでしょう。どんな人が出世していますか?

今回の例えはわかりやすく、

Aさん・・・プレイヤータイプ

Bさん・・・マネージャータイプ

と分類ができますが、おそらく実際はもっと複雑でしょう。


個人戦であり、団体(チーム)戦

個人間の競争力を失っている(個が弱い)チームは結果が出ないので、個人間の競争というのは当然、必要であると考えます。が、ただ個人間の競争だけではチームとしては成り立たない(勝てない)というのもまた事実であると思います。

なので、個人間の競争を経て、マネジメントする立場に上がったものが、今度は『部下を勝たせる』、『部署(チーム)で勝とう』というマインドに切り替え、チームをまとめ上げることによって、部署として結果が出てくると思います。

そして世の中(特に中小企業)には、『プレイングマネージャ』をしなくてはならない役職者は非常に多いと思います。また最近、その手のビジネス本もよく見かけます。

正直とても大変だと思います。AさんとBさんの両方をやらなきゃいけないので。

#個人で結果も出してチームもまとめ上げる

#すごいよね

時には自分のことをほったらかして部署(チーム)のために動く時間を優先させ、陰では個人のスキルを磨いていかなきゃいけない。

まとまりませんが、個人間、部署間の競争力は維持しつつ、上司になったもの(なっているもの)が、上手に『部下とチームを勝たせる』ことが、組織を強くしていくのではないかと思いました。

『1人勝ち』が全く好きではない私から、共有いたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?