葉山きらり

人生紆余曲折を経て、今に至ります。 好きな言葉は諸行無常。短歌と時々詩を投稿します。

葉山きらり

人生紆余曲折を経て、今に至ります。 好きな言葉は諸行無常。短歌と時々詩を投稿します。

最近の記事

【詩】バレリーナ

つたうはずのなかった光が今、私に降りかかっている。きれいという言葉を作ったのは、どこの誰だろう。願わくば、幸せになりたかった。 5月、人は出会って苦しむ季節。 5月、花はそんな季節でも咲いて。 出会いと別れを繰り返すのは、それは言葉にできるもろもろの感情を「きれい」の一言で片付けるような、そんなやわなものではない。 心臓をえぐり取られる感覚もまた、出会いや別れなのに、そんなやわなものではない。 花言葉はだからいらない。 バレリーナになってみたかった。 指先から足先まで美しい、

    • 手塚治虫記念館へ

      気分転換に、手塚治虫記念館へ行って来た。 私はほとんど漫画を読まない。子供の時は、まあまあ読んでいたけど。 別に漫画を敬遠している訳ではなく、なんか読んでいない。 手塚作品も、今まで読んだことがなかった。 でも、これを機にすごい読みたくなった! 館内はこじんまりしていて、それほど規模が大きい訳ではないけど、ユニークな作りで魅力的だった。 ちょうど6月23日まで「火の鳥〜手塚治虫のライフワーク〜」と題して、開館30周年の記念展をやっているから、見に行きたいと思っている人は是非!

      • 居場所は自分で作るもの。どんな状況でも誰かが見てくれてはない。 自分が自分の内面を掘るのだ。掘り続けるのだ。 まだ見たこともない自分に、少しは期待してもいいんじゃないか。自分くらいは。

        • 短歌 まだ見ぬ君に手を振り続ける

          心の中、全治一生涯の傷 まだ見ぬ君に手を振り続ける 口からこぼれた言葉は元には戻らない。人は傷つけ傷つきながらも生きていかなければならない。 自分にとって信頼できる人の手は離してはならないけど、違和感を覚えたら、その手の感覚を大事にした方が、自分を守るためになるんじゃないか。 自分を大切にできない人は、周りの人のことも大切にできない。私はそう思う。

        【詩】バレリーナ

        • 手塚治虫記念館へ

        • 居場所は自分で作るもの。どんな状況でも誰かが見てくれてはない。 自分が自分の内面を掘るのだ。掘り続けるのだ。 まだ見たこともない自分に、少しは期待してもいいんじゃないか。自分くらいは。

        • 短歌 まだ見ぬ君に手を振り続ける

          【詩】パーカッション

          空をつかまえるには早すぎた。 穴を掘るには遅すぎた。 どちらも必要だったけど。 今だに分からないんた。 生きると死ぬを行ったり来たり。同じ転がるなら、なまなましく生でありたい。 書き順が分からない漢字を書く時のように、ノートの上で正しくあろうとするより、ずっとずっと無知でいたい。 君に与えるものがなくても、例えば雨の日に流されていく選挙ポスターのあの笑顔、じゃない笑顔を君にあげたい。 そうしたら笑い返してくれるだろうか。 息苦しくも、歩くことを繰り返すことが何かに繋がるのなら

          【詩】パーカッション

          短歌 歌えないから詠うのです

          人前で歌えないから詠うのです ただただそれだけそれだけなんです ずっと人前で何かするのが苦手で、コンプレックス。でも、短歌だけは唯一私に与えられた舞台。 思いっきり自由に振る舞ってもいいんじゃないか。 それは、僅かながら力なのです。

          短歌 歌えないから詠うのです

          短歌でも詩でもそうだけど、自分の作品には嘘をつきたくない。 いつだって素直でありたいはずなのに、うまく表現できない時がある。 歯痒さは自分自身で埋めないといけないんだろうな。

          短歌でも詩でもそうだけど、自分の作品には嘘をつきたくない。 いつだって素直でありたいはずなのに、うまく表現できない時がある。 歯痒さは自分自身で埋めないといけないんだろうな。

          短歌 愛ならば

          愛ならば愛だからいま愛してる 言いたいけれど相手がいない 夫がシフト制の仕事をしているので、GWも予定が特にない。 仕事があるのはありがたいことだから、寂しいとは言えないけど。 みんなが休みの時にいてくれない。 むむむ。 体調も黄砂?やら何やらで、あまり良くない。 矛盾して、こんな時に短歌とか書きたくなる。 何でかなー? 陽が差してきた。 いい天気やな…。 夫くんも外の景色見てるかなぁ?

          短歌 愛ならば

          山門文治さん「備忘録として書く」の記事をマガジン追加して下さり、ありがとうございます。 久しぶりのnoteでしたが、皆さんの優しさに触れ「書く」ことが癒しとなりました。 はっきりしない自分に不甲斐なさも感じていましたが、感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございます。

          山門文治さん「備忘録として書く」の記事をマガジン追加して下さり、ありがとうございます。 久しぶりのnoteでしたが、皆さんの優しさに触れ「書く」ことが癒しとなりました。 はっきりしない自分に不甲斐なさも感じていましたが、感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございます。

          備忘録として書く

          皆さま、お久しぶりです。 noteをやめると意気込んで、また書いている葉山きらりです。 やめる再開するを、何度か繰り返してます。 自分でも、本当にあきれる。 noteが自分の性格に向いていないと分かりつつ、時間がたてばまた書きたくなる。 なんででしょうね。 それだけnoteが魅力的なんでしょうか。 最後の記事に書いた甲状腺の腫瘍ですが、今すぐどうこうしなくてはならないものではありませんでした。 ひとまず安心。 いずれ手術して取らなければならないかもしれませんが。 今まで真

          備忘録として書く

          短歌 病んだのは自分だったら治すのも自分なんだすぐそこは春だ

          今回の短歌はタイトル通り。 この回でnoteを最後にしようと思っている。 短歌は続けるつもりだ。 先日、甲状腺クリニックへ行ったら前からあった腫瘍が大きくなっていて、悪性の可能性もあるので細胞診をした。 今は結果待ちだ。 多分大丈夫だとは思うけど…。 長年の精神疾患に加えてプレ更年期。 これ以上の病気はごめんだ。 目を酷使しているので、眼病にでもなったら大変だ。 自分を守るため、これ以上noteは続けられないと思った。 これからも短歌や詩は作り続けたい。 紙とペンを持って、お

          短歌 病んだのは自分だったら治すのも自分なんだすぐそこは春だ

          短歌 ブギウギ

          生きるとは歌を紡ぐそれだけで ドラマティックであってもなくても 朝ドラのブギウギをずっと見ている。ここでは先週あった話をするので、録画などしてまだ見てないよーって人は上記の短歌だけでも読んでもらえたら嬉しい。 主人公の福来スズ子(以降スズ子)は、婚約者の愛助との間に子供を身ごもっていたが、愛助は病気でスズ子のいる大阪に帰れないでいた。 そしてスズ子はいよいよ出産を迎えるのだが、愛助は子供が産まれるのとは引き換えに、命を落としてしまう。 今までこのドラマを見てきた中で、一番泣

          短歌 ブギウギ

          短歌 少年は

          囀って(さえずって)空に混ざって雲を追う ボクの片腕もぎ取るように これはある物語。 少年は欲しかった。地位や名誉ではなく、自由が欲しかった。 外を歩くと空は突き抜けて青く、少年の心とは裏腹にどこまでも澄んでいて、少年を孤独の淵まで追いやった。 少年はベンチに腰を掛け、自分に与えられた重力にどこまでも従った。 目の前には窓、窓、窓。少年は外でも家の中にいるみたいに、瞳に窓を宿していた。 そのひとつの窓枠に、一羽の小鳥が不意にとまった。 「ボクに自由をくれるんだね。」 少年は

          短歌 少年は

          noteでの馴れ合いに少し疲労している。少なくともコメントのやりとりは、したい人と誠意を持ってしている。それは楽しい。 疲労は、私の意思が弱かったせいもある。 馴れ合わないことにした。 *** 表現の真髄に咲く花ならば誰かがきっと見つけてくれる

          noteでの馴れ合いに少し疲労している。少なくともコメントのやりとりは、したい人と誠意を持ってしている。それは楽しい。 疲労は、私の意思が弱かったせいもある。 馴れ合わないことにした。 *** 表現の真髄に咲く花ならば誰かがきっと見つけてくれる

          短歌 ラーメンは芸術

          嬉しいよ友達追加追加でも煮卵メンマはてらてら光る 最近グループLINEに友達追加して入った。 人生で、グループLINEは2度目だ。 今どきありえないだろう。やり方が分からない。 今までLINEの友達追加をほとんどしてこなかった。 そう、友達と言える人が、至って少なかった。 自分が追加されるのが嬉しいけど、なんだかラーメンのトッピングみたいになった気分だ。 それでも、人間関係は光り始めるかもしれないという、淡い期待がある。不安もあるけど…。 ラーメンという料理の主役は麺(人に

          短歌 ラーメンは芸術

          こぼれ落ちた短歌たちを、掬う

          今年に入って新しく短歌や詩を作ろうと思っていたけど、その前に、昨年第6回笹井宏之賞に応募した短歌があって(選ばれませんでしたー。)、せっかく作ったしnoteという媒体があるのだから、少し発表させてもらおうと気が変わって載せることにした。 50首作ったけど、その一部を発表させて下さいね。 短歌12首 思い出がふわりふわりとしゃべるから息をつづけてきましたきょうまで TVもスマホもない世界で歌った「言葉にできない」 花嫁になれたよ母さん花嫁に何の花になれたんだろう えあこ

          こぼれ落ちた短歌たちを、掬う