記事一覧
映画「イコライザー」「イコライザー2」「イコライザー ファイナル」を観て
CIAを退任し、死んだことになっているロバート(デンゼル・ワシントン)は、世界中の市井の民を苦しめる犯罪組織と対峙して民を救う、という筋書きは世界を股にかける水戸黄門のようである。
ただ、ロバートは恰もパソコンゲーム「ディアブロ」の戦士のように容赦なく激しいバトルを繰り広げ、犯罪組織の中枢に迫って行く。
ピューリタン的几帳面さを忘れない生活態度は見習わなければならないと思う反面、その几帳面さで
アマゾンプライムビデオでG.W中の特別企画で「ゴジラ-1.0」が観れます。
ゴジラは日本人にとって破壊神なのでしょうか。
恐怖とともに畏怖を、そしてその死には崇高を感じさせる何かがあります。
あとはネタバレになるので控えます。
「されどわれらが日々-」柴田翔著を読みながら回想した。
それは、1997~8年の出来事だったと思う。
夫が私の単身赴任先に遊びに来て夜になった。自衛隊の基地のあるその町の古本屋の店先で夫はハンナ・アーレントを選んで買い求めた。そのときの店主の眼が「されどわれらが日々-」の古本屋の店主の佇まいとそっくりだったのだ。一言「ハンナ・アーレント」と言って夫と私の顔を眼鏡越しに一瞥した。それ以上何も言わず、顔も何も語っていなかった。
自衛隊の基地の町とハンナ
土砂降りでも構わず飛んでいく その力が欲しかった
人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る
繋がれていた縄を握りしめて しかと噛みちぎる
口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く
生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ
米津玄師の「さよーならまたいつか!」の歌詞
保阪正康氏著「近代日本の地下水脈」(2)を読んで
第4章 戦争が「営利事業」だった日本型資本主義
軍事が先導する日本型の資本主義は国家社会主義に近い性質のものであり、その地下水脈は現代の日本経済にも流れている。
日本企業の終身雇用、年功序列は多分に藩による武士の禄を食むという風潮を継承したものと思われる。
しかし、明治期の新政府は全国の武士を召し抱える金銭的余裕はなく、不満をなだめながら、リストラをし、一時金にて雇用関係を清算した。
一時
「ポスト・キャピタリズム」 ポール・メイソン著 を読んで
とても経済の歴史の本としては興奮するトピックスが描かれている。
コンドラチェフの波、シュンペーターの波、マルクスの波の比較は私がもっと理解力があればもっと面白く読めただろう。
哀しいかな、私の能力の限界でマルクスの労働価値説の援用で未来は無料の世界と労働が最小限に抑えられ自由な時間を満喫できる世界になるという説は理解できなかった。
そして、資本主義は無料の世界ではなくサブスクリプションの世界