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「M-1には夢があってR-1には夢がない」は本当か?様々なデータから考察してみる

M-1グランプリ2023でウエストランドさんが優勝しましたが、そのときのネタが物議を醸しました。

「M-1には夢があるけどR-1には夢がない!」

要はR-1で優勝したところでM-1みたいに人生変えるだけの力はないよね、ということなのですが、これが本当なのかどうか、様々なデータを元に分析してみました。

さっそくがんばっていきましょう〜(ウエストランド風に)

分析対象

対象は2017年〜現在までとしました。期間中の歴代王者は次のとおり。

M-1及びR-1の歴代王者(2017年〜2023年)

wikipediaページ閲覧数の比較

まずはwikipediaのページ閲覧数を使って歴代王者の話題性を比較しました。

優勝前後10日間におけるwikipedia閲覧数の推移(筆者作成)

上の図は、決勝戦の放送の前後10日間でwikipediaページ閲覧数がどのように変化したかを示したグラフです。赤がM-1王者、青がR-1王者です。

●どの王者も放送を境に閲覧数が伸びている
●どの王者も放送日の閲覧数がもっとも高い
●明らかにM-1王者(赤)の方が高く推移している

ということがみてとれます。
M-1とR-1、同じ王者なのに何故このような差が生まれるのでしょうか。

ニュース記事数の比較

次に、決勝戦の放送日〜翌々日の3日間においてニュース記事に取り上げられた数をCeek.JP NEWSを使って調べてみました。

決勝戦の放送日から2日後までのニュース記事数の比較(筆者作成)

●どの年においても「M-1」のほうがニュース記事が多い
●2022年においては記事数に4倍以上の開きがある

ということがみてとれます。(過去に遡るほどニュース記事数が少なく見えますが、過去ほど削除された記事が多いためと思われます)

M-1はR-1に比べて、メディア露出が多く、人々の関心を集めることが多いため、ニュースバリューの格差が生じているのかもしれません。

まとめ

M-1とR-1にはメディア露出に大きな格差がある…みんななんとなく気づいていることですが、データで見るとより顕著にわかりますね。

でも個人的には、私はピン芸人が好きです。1人で芸を成立させるってクリエイティブでなんかカッコいい。

R-1グランプリは、そんな芸人達の個性的でクリエイティブなパフォーマンスが見られるイベントですので、M-1に追いつけ追い越せで盛り上がってくれると嬉しいなと思います。


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