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シン・シリーズ3部作比較

またも5ヶ月放置しました。

最近の暑さは本格的にまずいですね。今日はサマソニだったようですが、10年前に行ったサマソニでもマキシマムやBFMVの時に目の前で人がズバズバタンカで運ばれてたので、今はもっと酷いことになってるのだろうと予想できます。

さて本日は自分の大好きな庵野秀明監督のシン・シリーズの特撮3部作を独断と偏見でサクッと良い点と悪い点を箇条書きにしてみます。

1. シン・ゴジラ


公開年度:2016年 /  興行収入:82億円

【良い点】
・ゴジラの迫力、恐怖がものすごい。変身もGood.
・それに右往左往する日本政府の妙なリアリティ&コミカルさ
・それありかよ、ていう熱線の新解釈。いわゆる内閣総辞職ビーム。
・熱線シーンが特にだけども、全体的にエヴァ感がすごくジェネリック・エヴァとしても楽しめる。
・クライマックスで流れる「宇宙大戦争マーチ」。

悪い点
・続編作ってくれない。 

2 シン・ウルトラマン

公開年度:2022年 / 興行収入:44億円

良い点
・ウルトラマンカッコいい。特にスペシウム光線をはじめにぶっ放すとこ。
・長澤まさみの妙な存在感&山本耕史のはまりっぷり。
・冒頭の高速ウルトラQ処理&タイトルロゴの仕掛けがうまい。
・そのほか、細かい原作やそれらのオマージュ多くて楽しめる。
・ゼットンの1兆度の火球のガチ解釈→ストーリーへの落とし込み。やりすぎてゼットンがただの使徒になってる。

悪い点
・外星人パートになってからちょっとだるい。
・人間パートもちょっとだるい。
・ゼットン戦が半ば壁打ちに近くあまり興奮しない。

3 シン・仮面ライダー


公開年度:2023年 / 興行収入:20億円

良い点
・前半部のアクション格好いい、特にバイクに立ち乗りで変身するシーン
・西野七瀬のハチオーグが美しい
・浜辺美波も思いのほか(失礼)はまり役

悪い点
・クモオーグとハチオーグ以外の怪人に魅力がない
・後半が正直かなりきつい、ちょっと展開が雑すぎ&怪人ですぎ
・ラスボスに魅力がない&ラスボス戦のプロレスがきつい


ということで自分の好き度でいったら
シン・ゴジラ > シン・ウルトラマン > シン・仮面ライダー
の順番となります。きれいに半々ゲームになっている興行収入と同じ順位になってますね。

補足としまして自分、ゴジラとウルトラマンは原作チェック済&ゴジラは特にこのnoteでも何度か紹介した通りかなり好きな部類に入る一方で、仮面ライダーは原作はほぼ見たことがありません。ということももしかしたら作用しているかもしれないのと、あとやはり『シン』シリーズも最初は斬新で面白かったのですが、当然2回目・3回目と続くにつれてより斬新さは薄れていきますし、より新しいものを求めてしまうところもあったかと思います。あとさらに補足ですが、シン・ウルトラマンは庵野氏は脚本のみで、監督は樋口真嗣監督が行っております。

とはいえ、庵野監督&樋口監督の狂気にも似た昭和特撮シリーズへの愛、リスペクトをもって現代によみがえらせるこの『シン』シリーズは個人的にはめちゃくちゃ楽しませてもらいましたし、今後氏がどのような活動をされるのか分からないのですが、もしまたこのような挑戦をしてくれるなら喜んでホイホイ見に行くと思います。仮面ライダーなどは続編を示唆するコメントが話題になってましたが個人的には是非『怪獣大戦争』をリメイクした『シン・ゴジラ2』を作っていただいて庵野さん流のラドン、キングギドラを観てみたいものです。

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