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半熟日和

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“未熟で、ままならない日々を書く”。毎日書いている400字以上のnoteをまとめています。現在は土日祝日を除く週日更新です。800本を機に「毎日note」から「半熟日和」にマガジ…
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2024年6月の記事一覧

2024年6月28日(金)「荷造りの目処がついて一安心の前夜」 #3月2日生まれの交換日記

今日までにやらなければならないことがあります(厳密に言うと明日の午前中までだけど)。 明日の夜から、オーストラリア・メルボルンへ向かいます。ワーキングホリデーのため、向こうで生活している妹に会いに行くことがいちばんの目的で、その次は観光。オーストラリアに行くのはこれで2回目で、前回は同じ理由でシドニーに行きました。 その荷造りが完了していないので、「やらなきゃなあ~」と今週はずっと頭の中にタスクとして残り続けていました。いい加減まとめないと、困るのは明日のわたしなのでがん

夢中の時間がこれからも必要だ

今は紙の本で『速く、ぐりこ!もっと速く!』(早乙女ぐりこ)、電子書籍で『エンタメの夜明け』(馬場康夫)を読んでいる。 前者は特に、出社する前に生まれた、15分ほどの時間をつかって読み進めている。この時間が生まれたことは、引っ越してからうれしいことの一つ。 通勤電車でも読書ができないわけではないけれど、実家からと比べて4分の1ほどの乗車時間になったことと、基本立った状態での乗車ということもあって、鞄に入れた本を出すのが億劫になってしまった。だったのだけど。 後者の『エンタ

からだの声を聞けたかも

今日の夕飯は何にしよう、と冷蔵庫の中身を思い出してみる。ラップに包んだご飯がまだ一つ残っているから、それを温めて練り梅か肉そぼろでも乗せようか。両方でも良いかもしれない。今日は1人で済ませるし、さっと食べられるものにしよう。そんなことを考えながら帰路につく。 ところが家に着いて冷蔵庫を開けたとき、はたと思った。「食べたい」って気持ちが湧いてこない。もっと言えば、「何か食べたい、お腹空いたっていまのわたしは思っているんだろうか」と問いかけたとき、心の中で言い淀んでしまう。昼食

カラスにハンガーを盗まれた、その後

2週間ほど前のことになるけれども、カラスにハンガーを盗まれた。 あれから、盗まれたものと同じ、無印良品の銀色のハンガーを使用して干している。けれど、犯行が再び行われることは、今のところない。カラスたちは変わらず、特に燃えるゴミの日に姿を表し、辺りを飛んでいる。 一応カラス除けになればとビニール紐でぶら下げたディスクはそのままにしている。なんやかんや、それが功を奏しているのではないか。「あれから大丈夫?」と心配して声をかけてくれた人には、そんな話をした。 「意味ないって思

よーし。

太陽が顔を出したようで、途端に部屋が全体的にパァッと明るくなった。窓が東向きなので、朝は本当に陽の光が良く入る。思わず「晴れるんかい!」と言うと、離れたところから彼が「今日はすごく暑いみたいですねえ」と言う。 「曇ってて暑いって、なんだかいやねえ」「え、今日って晴れませんでしたっけ?」。え、と天気予報アプリを開くと、雲のマークが途中から太陽のマークになっていて、夕方ごろからまた雲マークになっていた。ニュース番組の気象情報も、一コマの中で雲マークから矢印が伸び、太陽マークに繋

かんかく調整

Googleカレンダーに入力した予定がある程度溜まると、手帳に転記するというアナログなことを好きでずっとしている。 順番はそのときそのときでまばらだけど、マンスリーの小さなマスに短縮して、例えば「14:00 zoom」と書いたら、1日1ページのページに「14:00 〇〇社 ××に関する打ち合わせ」と言った具合にフルで書く。合わせて締め切りを逆算してTo Doを追記したりする。 デジタルもアナログも、それぞれ長所も短所もあるから、ハイブリッドに使うのが今のところ性に合ってい

りんごジャムがありませんでした

スマートフォンから「ブッ」とバイブレーションがしたのでなんだなんだと画面をタップする。 通知欄の一つに、店舗、利用金額、残高……と続いている。支出管理サービスのアプリからの通知だった。 「B/43」という家計簿アプリとプリペイドカード(Visa)がセットになったサービスを、彼と使っている。 後者のプリペイドカードはペアカードで、1つの口座に対して2枚カードを発行してもらえる。共用の食品や日用品などをこのカードで支払うと、どっちがいくら払ったかを都度確認する必要がなくて重

「東京」

ゆりかもめに乗り、東京ビッグサイトを目指す。 新橋から豊洲方面へ向かってしばらく乗っていると、車窓の景色が開けて、港を一望できる。丸い球体がシンボリックなフジテレビの本社、レインボーブリッジも視野に入った。 この、ゆりかもめに乗ってビッグサイトへ向かうときに見れる東京湾の景色が目に入ると、「東京だなあ」と思わされる。 きっと「東京」と言われて、真っ先に浮かぶ景色は他にもある。やっぱり東京タワーとスカイツリーといった巨大な電波塔や、煉瓦造りが美しい東京駅といったところだ

新しいデスクと集中力

引っ越してからまだ1カ月も経たないので、新鮮なことが続いています。 今日は在宅ワーク。大雨の予報を知る前から決めていたことだったので、正直内心では「ラッキー」と思っていました。 けど自分が住んでいる場所は、思いのほか降っていなかったような気もします。窓を開けていたけれど、あまり雨音が耳に入ってくることがありませんでした。 数日前にワーキングスペース用のデスクが届きました。パートナーが一人暮らしの時から使っているものと同じで、向かい合わせに並べて一つの島のように配置しよう

氷が残っている

目標の電車が過ぎ去ったあとにホームに辿り着いた。青い椅子が5脚、横並びになっていた。両端の椅子にはすでに先客がいたので、その間、3番目に座る。 どっと汗は出ず、じんわりと全身が汗ばんでいく。風通しが良いとはいえ、長袖の服を選んでしまったことを後悔した。 鞄から麦茶の入ったボトルを取り出すと、まだ複数の氷が形を保ったまま、上の方でひしめき合いながら、ぷかぷかと浮かんでいるのが見えた。 ボトルに麦茶を入れてくれたのは彼だった。いつもわたしが入れると大抵駅に着く頃にはほとんど

衝動買いの頻度

たまたま、昨日今日と銀座に用事がある日だった。 今日は帰りに、LOFTに寄った。文房具のコーナーに寄りたかった。昨日も歩いた道を通る。1人で、あまり出る時間を気にせずゆっくり回ったのは久しぶりだ。 LOFTに行く目的は、8割が文房具のためのように思う。オーソドックスなものはもちろん、学生時代周りと被らないものを探しによく訪れていた。SNSで人気のクリエイターとのコラボ商品や、クスッと笑えるもの、使うと背筋が伸びそうなちょっと高級感のあるもの。そういうものを求めていた。

写真月報(2024年5月)

2024年5月といえば、やっぱり引っ越しを挙げたいところだけれど、写真で振り返ってみると、ケーキの写真が多いことが目につきました。 引っ越し準備で外出したとき休憩がてら食べたりだとか、入居日以外に人と会って話す機会に、今月も恵まれていたんだな。

家の冷蔵庫がスケルトン状態で頭に浮かぶようになった

冷蔵庫の野菜室に1個だけ残っている新じゃがの存在がずっと頭に残っていた。 実家を出て、今の家で暮らすようになってから、色々な発見がある。その一つが、冷蔵庫の中身を常に把握できるようになったことだ。 冷蔵庫の中身のほとんどを自分(たち)で選び、購入しているからだろう。加えて自分自身の責任のもと、冷凍室や野菜室、卵ポケット……どの食材がどのスペースにあるべきなのか考えながら配置していくので、記憶に留まりやすいのだと思う。 休日に多めに買い出しへ行くとき、なるべくスマートフォ

自分の責任で動くことが心地いい

引っ越してから、はじめて在宅ワークをした。 昼休みの時間にコーチングのセッションも受ける。Zoomを繋ぐのも、コーチングを受けるのも、これまた引っ越してからはじめてのことだった。インターネット環境が安定していて一安心。 今の家で暮らし始めてまだ1カ月も経っていないけれど、この場所が大好きなんだなあということを今日は感じ入った。 特に、平日朝の時間帯が良い。目が覚めて、カーテンを開けると目いっぱい光が入ってくる。東向きなので晴れていると朝日がすごい。各部屋の窓を開けてみる