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カラスにハンガーを盗まれた、その後
2週間ほど前のことになるけれども、カラスにハンガーを盗まれた。
あれから、盗まれたものと同じ、無印良品の銀色のハンガーを使用して干している。けれど、犯行が再び行われることは、今のところない。カラスたちは変わらず、特に燃えるゴミの日に姿を表し、辺りを飛んでいる。
一応カラス除けになればとビニール紐でぶら下げたディスクはそのままにしている。なんやかんや、それが功を奏しているのではないか。「あれから大丈夫?」と心配して声をかけてくれた人には、そんな話をした。
「意味ないって思ったんじゃないの、カラス」。そんな矢先、実家帰省時に母に言われた。
カラスがハンガーを盗っていくのは、大方巣作りのため。かつそのハンガーは容易に曲げられる針金ハンガーが狙われるらしい。
無印良品の銀色のハンガーは、見た目は針金ハンガーに見えるが、ステンレス製でそちらよりも硬く、曲げるのに少し力がいる。「使えない!ってなったんじゃない、カラス同士で。情報共有されたのかもよ、賢いしさ」「あの家のハンガー、針金じゃないって?」「うん」。
真相は不明瞭で、憶測に過ぎない話だが、十分可能性はあるなと、妙な説得力に唸った。
脳内では、父親カラスから、意気揚々と持ち帰った我が家のハンガーを受け取った母親カラスが、「これじゃない!」とキレる姿が想像された。
そういった関係性、会話が展開されていたかはさておき、誤ったのならハンガーを返してほしいと切に願う。
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