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からだの声を聞けたかも

今日の夕飯は何にしよう、と冷蔵庫の中身を思い出してみる。ラップに包んだご飯がまだ一つ残っているから、それを温めて練り梅か肉そぼろでも乗せようか。両方でも良いかもしれない。今日は1人で済ませるし、さっと食べられるものにしよう。そんなことを考えながら帰路につく。

ところが家に着いて冷蔵庫を開けたとき、はたと思った。「食べたい」って気持ちが湧いてこない。もっと言えば、「何か食べたい、お腹空いたっていまのわたしは思っているんだろうか」と問いかけたとき、心の中で言い淀んでしまう。昼食に食べた焼きうどんがまだ、胃の中にある感じ。

実家にいたときは、お腹が空いていてもいなくても、食べられる、という状態だったことが多く、母に作ってもらった夕飯の量を調節していた。けど今は、自分の裁量でどうとでもなる。

以前パーソナルトレーニングを受けたとき、食事の管理もしてもらっていた。そのとき、「胃の消化活動がゆっくりかもしれない」と指摘された。できるだけ夕飯は19時までに済ませるか、時間の調整がむずかしければ量を少なくしてほしいという話があった。朝起きたとき、前日食べたものがまだお腹の中に残っている感じは日々ずっとあって(けど食べられてしまう)、とても腑に落ちる指摘だった。

冷蔵庫を開けるまで、「何か食べなきゃ」と義務のように考えていたようだ。ふと、前読んだ本に「とりあえず冷や奴などさっと食べて、自分のお腹と相談すればいい」といったことが書かれていたことを思い出した。

母が渡してくれた大学芋がまだあったので、タッパーから1つだけ取り出して口に放り込んだ。さつまいもの甘みが広がる。ほろほろとした食感はけっこう噛み応えがあった。

飲み込んで、「これ以上は、無理に食べなくて良いかも」と思えて、お茶を飲んだあとシャワーを浴びた。自分の体に耳を傾けられたようで、不思議と達成感があった。

今日の丼ぶりは、目玉焼きとウインナー、納豆、茄子の揚げ浸し、小口ねぎ、(見にくいけど)練り梅、ポテトサラダ、大学芋。

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