見出し画像

【海外生活】離れて暮らす母と喧嘩をした話

元々仲良しな親子と言われていた母と私だが、2ヶ月前に喧嘩をした。離れて暮らしているせいか、ここ数年、ぶつかった事がなかった。喧嘩慣れしていない親子なので、メッセージでのやりとりでお互いが考えている事を伝え合っただけなのだが・・・これが意外とメンタルやられた 笑

一緒に住んでいない人との喧嘩やぶつかり合いほど面倒なものはない。

これが学校の友達とか、職場の人とか毎日顔を合わせる相手なら「やべ、明日気まずいからちょっと一言言おう」とか、「明日お詫びに抹茶ラテ(?)奢る」みたいな大人のノリでなんとかなるパターンが多い気がする・・・が、顔を合わせない人との仲直りは難しい

トムとジェリーも一緒に暮らしていたからこそ、時に仲良くしていたのであって、家に遊びにきた猫とジェリーの話なら1話で完結してしまう。ただ猫がネズミを食べるという猫の食レポアニメだ。

もう10年ぐらい母と離れて暮らしているが、近年は週1で電話をするぐらい仲良しだった。そんな矢先のガチンコバトル(?)で、元々旅行しようと話していたのもなんだか白紙になってしまい、1ヶ月も口を聞かなかった。

しかも、大人のガチンコバトルの面倒なところは「特に誰も悪くない」ところだ。誰にも非はない、ある意味、両方に落ち度がある。誰得なのか、このバトル。お互いが言いたいことを言ったけど、お互いその言葉に傷ついてて、言った本人も悲しくて、映画「ミスト」のラストぐらい後味が悪い。(*ホラー映画で本当に後味悪い)

そして離れて暮らしているので、メッセージをする以外で話すきっかけがない。

素直に「おはよう〜」でも、なんでも送ればいいものの、なかなかできない。これが私と父親のように、生存確認という理由で毎日「おはよう」と、やり取りをしていたら楽だったであろう。母とはどうでもいい事で頻繁に連絡を取っていたため、そんな形式ばった約束はない。

30を目前にして母親と気まずくなるなんて思いもしなかった、とひとりメソメソ。異国で暮らしていても、母とは仲が良かったので困ったら母のところに居候させてもらおうという図々しいバックアッププランがあった。ちびまる子ちゃん並みの小賢しさである。そのおかげで、どこか安心して暮らせていた。

ところが、この衝突で母と会話をしなくなっただけで、とてつもない孤独を感じた。この異国で、パートナーの横だけが私の場所。ひとりだったら病んでいたと思う。まだ彼がいるだけありがたかったが、母親との時間は替えがきかないのが事実だ。

私の彼は、彼の母親と距離が近い分喧嘩もするが、すぐに仲直りをする。私なら絶縁するぐらいの大喧嘩をしても、また仲良くゲラゲラ笑っているので、喧嘩慣れをしているとはこのことだと痛感。

蓄積したストレスを発散するかのように髪をシャンクスの色に染めた。いつまでも17歳のミカコちゃん(ご近所物語)のようなフォーエバー・セブンティーンのような事をしてしまう。

そんな17歳どころか中二病を発揮していたところに、母から連絡がきた

それをきっかけにポツポツとメッセージをしているが、以前のようなノリはなく、お互い遠慮しがちなメッセージだ。

どこかで見た私の今年の占いで、「親しい人との関係性が変わる。または終わる」みたいな事を読んだので、「彼と別れるのか?!」とヒヤヒヤしていたのが、「え、母との事だったのか?!」と変に納得。安心しつつも、やっぱり悲しい。内心ドクターに捨てられたチョッパーだよ。

母の日も近づいていたので、毎年恒例の母の日のプレゼントを送る話をしたり、私の誕生日ほしいものの話をしたが、やっぱり以前とは違う。2人の間に壁があるみたいだ。前までウォールシーナ周辺でお茶をしていたのが、お互いウォールローゼあたりで話している感じだ。(この壁の話は、こちらから読んでね

元々もめた事については、お互いの価値観の違いなので、それに関しては謝る必要はないと思っている。けど、傷つけあったことは確かなので母の日のプレゼントに一言「この間はごめんね」と添えてみた。

それに対しての返事はまだない 笑 むしろ返事をもらえるのかもわからないが、プレゼントの方は「嬉しい、ありがとう」と喜んでくれた。

けどやっぱり、母がそういった本音を話さない、よそよそしい態度を取ると見捨てられた気持ちになる。リアル・チョッパーだよ。医者じゃないけど。

離れて暮らしているからこそ、頻繁に連絡を取る事で私達のいい距離感を保てていた。それがない今、悲しい反面「独り立ちしなさい」というお告げなのではないか、「親と自分を切り離して考えなさいよアラサー」、と上からのメッセージとして考え始めた。

何事も考えようである。

考えなおすアラサー

ゲーム脳なので、たぬきちが「家賃は100000ベルだなも」とバイトでは到底稼げない金額を言い、自分で化石を発掘したりシャコガイをひたすら売るというサバイバル術を身に着けた時のように、自分でなんとか生きれるように頑張らないと・・・と、試練として受け止める事にする

ちなみに、その今年の占いを読み直そうと探してみたが、どこで見たか全く思い出せず見つからない。

もしかしたら私の思い違いで、仲直りにもう少し時間がかかるだけなのかもしれない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?