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【メルボルン奮闘記】高校の同級生とワイナリー巡りで盛り上がった話

ニュージーランドに住んでいたせいか、「ニュージーランド対オーストラリア」みたいな空気になると、ニュージーランドを応援したくなる。どっちが住みやすい、料理が美味しい、どっちのワインが美味しいかとか。

香港に住んでいた時から、どちらかといえばニュージーランドのワインに出会う機会が多かったので昔から「白(特にサヴァニャン ブラン)はニュージーランドがお手頃で美味しい」と思いこんでいる節がある。そんな訳で、メルボルン住みの高校の同級生が、香港から遊びに来た友達を連れて「ワイナリーに行こう」と言った時には少し驚いた。

オーストラリアってワイン有名なの?

まあ、ニュージーランドもオーストラリアも南半球で似てるし、そうなのかとあまり深く考えずついて行った。

ちなみに、このメルボルン在住の高校の同級生は、付き合っていた彼と数年前インスタで共同ワイン垢を持っていた。2人で飲んだワインを評価して、「こんな味」と説明したりと・・・かわいい!「私もそういうかわいいのしたい!」と、当時、かみなり君に「見て、かわいくない?」と見せたが、へぇ〜ボタンのような味気ない返事しかされなかった。

あれから数年、彼女は当時付き合っていた彼と別れて、ワイン垢の事を話したら「え!?よくそんなの覚えてるね!?」と驚かれた。ここ10年近く一度も会ってないのに、覚えてたらそりゃあびっくりするわ 笑 SNSのせいか、これだけ長く会ってなくても、そんな気にならないのが不思議だ。

そして行ってきたワイナリー。昼間から飲むお酒って、なんでこんなに美味しいのか。自然に囲まれながら、色々なワインを飲む。「昼間っから飲む酒っていいよなぁ!」と飲んだくれる小五郎の気分が今なら分かる。

テイスティングは大抵10〜30ドルぐらいで、一回のテイスティングで5種類ぐらい飲む事ができる。ワイナリーの忙しさやテイスティングをしてくれる人によっては、もっと種類を出してくれるところもあった。そして、ワインを買ったりすると、テイスティング代をなしにしてくれる所が多い。

私、ワイン通ではないがお酒はよく飲んでいた方。20代前半からウイスキーに路線変更して、デートの相手をギョッとさせたり、昼間からバーでワインを飲みながら本を読んだりと、背伸びして大人なお酒の嗜みをしてみたいお年頃だった。セックス・アンド・ザ・シティーの観すぎである。

ワインに関しては、ニュージーランドでは安いからとちょくちょくストックしていた。元々、母がワインをちょっとずつ飲みたいタイプでキッチンにストックしていたので、私も大人になってから同じ事を続けていた・・・が、かみなり君が「開けてそのままにしておくと味が落ちる」とワイン通の独断で、開けたら数日以内に飲み切ろうとする。

ふと飲みたいときに、開けっ放しの白ワインが冷蔵庫から消えていた事件が多発(犯人・彼)して以来、ワインそのものをストックするのを辞めた。食べ物の恨み同様、酒の恨みは一生だ。思い出すだけで「バルス」と言いたくなる。

話は戻って、ワイナリー。平日に行ったせいか、どこでもテイスティング担当の人が、味を説明してくれるだけでなく、小話も挟んでくれるから面白い。クイズ形式で、何が入ってるでしょう?と話してくれたり、どういう時にオススメかなど説明してくれたりとコミュ力がすごい。

ワイナリー巡り後半になってくると、私達の「おいしい基準」も少し下がってくるので、お互い「え、全部美味しいけど、酔ってる?」と確認が必要になる。後半になればなるほど、財布の紐も緩くなるので危険だ。

最後に行った家族経営のワイナリーでは、普段はワインを作っている爽やか・素敵イケメンがテイスティングに立ち会ってくれた。あら、素敵と心の中で呟いたのも束の間、彼が立ち去った瞬間に友達が「〇〇に似てて、かっこいいよね」と耳打ちをする。

考える事は皆同じだった

ワインとイケメンを前に騒ぐ3人組

友達に関しては、「けど、結婚指輪してた」とスパイ並の考察力を発揮し、テイスティング始終イケメンの話で盛り上がる。サマンサのように絡む事はなかったが、セックス・アンド・ザ・シティーの4人の様な会話を繰り広げ、お酒が進む。楽しかったが、私がなりたかったのはこういうセックス・アンド・ザ・シティーではない。

全部美味しかった上に、イケメンがのっかると、更に美味しく感じた。このワイナリーでは、ちゃっかり3人揃ってワインを購入。ビールの売り子が可愛いのは、この同じ現象を狙ったものであろう。

私が今回行ったエリアは、シャルドネが美味しいところが多く、私が今まで飲んだ別の国のシャルドネよりも後味に深みがあるものが多かった気がする。これをきっかけにオーストラリアのワインにハマってしまいそう。


イケメンのお兄さん、ありがとう。(結局それ)



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