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マイケルジャクソンを失った私は陰湿なことを卒業した。【未来のためにできること】


昔飼っていた愛猫がいた。名前はマイケル。 


もちろん両親がマイケルジャクソンが大好きでだったから。


 「マイケルは繊細だから素敵な曲を作れたのよ」

母は口癖のように言っていた。 


ただ、音楽とダンスが凄いのは小学生なりに理解していたが、どうしても私は彼のことを色物として見ていたのだ。


 「曲はいいけど、どうせ~なんでしょ?」と。


だけど、彼の死後、ある曲で悲痛な胸の内を知った。

これまで、受け身として流れてきた情報を信じて、自分で調べて物事を判断しなかった事に後悔したのだ。


誹謗中傷。この世の中のあらゆる陰湿なものがなくなってほしいという彼の願い…

優しい世の中にする為にまずは自分から始めなきゃ。


それからはゴシップネタは全く興味がなくなり、女子特有の噂話も卒業する。 

ワイドショーも見なくなった。 
なぜなら、くだらないと思ったんだ。 


ワイドショーは常に特定のターゲットを決めてスキャンダルを報道する。

視聴者も含め、ターゲットを哀れに思い自分の人生が平和で良かったと自分自身を肯定する。 


これは中学のいじめに非常に似ている。 ターゲット、実行者、そのほかの傍観者。

傍観者はいじめに加担だ。傍観しながら、自分がターゲットではなくて良かったと心からホッとする。自分がターゲットにならない為には常に特定の誰かが必要だ。


 悲しいことに、世がどれだけハイテクになっても、ワイドショーもいじめも無くならないだろう、それが人間の本質的なものなら。


 でも、そんな生き方を辞めようと思ったんだ。


 傍観者も辞めようと思った。 


メディアの構造や他者の行動を変えることはできない。 


でも、選ぶことはできる、自分の行動を変える事はできる。 


自分に必要のない情報が流れたら、テレビやスマホを消す。


 噂話や悪口は他者に伝えない。文字にも起こさず思想に留めておく。


 SNSは、趣味や可能性を発信する場に限定する。 


そして、この瞬間を刹那的に生きる若者にお願いがある。 


もし、クラスに馴染めてない子がいたら 

「ねぇ、あっちでみんなと一緒におしゃべりしない?」 

そんな風に声を掛けてほしいんだ。陰湿な人の性がなくなり、若者が孤独を感じず楽しい学生生活を送ってほしい。 


ゴシップがなくならなくても、人間の本質を表したいじめが無くならなくても、あなたのほんの少しの優しさと勇気で救われる人が沢山いる筈だ。

優しい未来を作るためにまずは自分から始めよう。


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