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503杯目:【子育て】『子供向け』という思考がなくなった理由。

以前、お笑い芸人であるキングコングの西野亮廣さんが、初めて絵本を制作・発表した時。
報道陣からの質問で、「この絵本は子供向けですか?」
という質問があったそうです。
その質問をされた西野亮廣さんは、
このくらいの内容なら子供でも分かるだろう?と大人が線引きしたり、子供を見下げた質問と受け取ったそうです。
自分も西野亮廣さんの考え方に、全くの同感で共感できました。

しかし、自分も最初からそういう思考ではありませんでした。
以前の考え方だったら、自分もその報道陣と同じ質問をしたかもしれません。
絵本といえば、やはり子供の読み物のイメージだから。
『絵本=子供のもの』 だったんですね。

それでは自分が、なぜその考え方が変わったのか書いてみたいと思います。

二十歳過ぎ頃の自分は、『絵本=子供』と同じような思考で、『ディズニー=子供のもの』というイメージを持っていました。

幼少時から、自分の日常生活にはディズニーが溢れておりました。
おもちゃにしても、日常生活で使うコップやスプーンやお皿など何でもディズニーキャラが描かれた製品、親がディズニー好きじゃなくても、子供に与える無難な物という意味も含めてディズニーに囲まれた生活になるのは容易ですね。
そうしてミッキーマウスを始めとしたディズニーキャラクターやディズニーのお話は幼少時の思い出とともにありました。

しかし、思春期を過ぎて成人になる頃、さすがにディズニーはないだろう!と思っていました。
デートの場所で東京ディズニーランドというくらい。それも彼女が喜ぶから。
そうして自分の中では、ディズニーは子供の頃の思い出とともに置いてきて、大人になった今はたまに思い出して懐かしむもの、そういうものでした。

そんな時、若い男子向け雑誌でホットドックプレスというのがありました。
やはり彼女が欲しい!というお年頃。
それのための教科書のようにその雑誌を読んでいる時期がありました。
その中に、恋愛のバイブルになるとかで、ディズニー映画『美女と野獣』が紹介されていました。
ちょうど映画公開も終わりビデオが発売された頃。(DVDじゃないf^_^;)
ある意味、『美女と野獣』のビデオ発売に合わせたPR記事だったのかもしれないけど、当時そりゃ彼女が欲しかったから、『ディズニーか?なんか子供みたいだな?』と思いつつも『美女と野獣』のビデオをレンタルビデオ屋さんで借りて観てみました。

そして、何か恋愛の参考になるものでもあればと、軽い気持ちで観始めた『美女と野獣』でしたが、ストーリーに引き込まれてドキドキしながら、アッという間の時間が過ぎました。
観賞後、すぐにディズニーへの誤解とともにリスペクトが生まれました。
『ディズニー=子供のもの』『アニメ=子供のもの』というイメージはあっという間になくなり、そのままディズニーの世界にハマり、その後、東京ディズニーランドの年パスは購入するは、『美女と野獣』に至っては、とうとうNYのブロードウェイまで行ってミュージカルを鑑賞するほどf^_^;

そしてディズニー作品から、ディズニーテーマパークから、大人も学ぶことは沢山あることを知りました。
その時から、特にエンタメに関しては、子供向けとか大人向けとか区別する概念は無くなりました。

なので、親になった現在、子供をディズニー・テーマパークに連れて行った時も、自分が子供の付き合いじゃなくて、子供が自分の付き合い!?って思うほど、子供と一緒にディズニー・テーマパークを楽しみました。
それは童心に帰ってだけでなく、親になった自分にも楽しみや学びが沢山あるから。

今回、『映画えんとつ町のプペル』の台本を読みましたが、大人向け?子供向け?と考えるのがナンセンス。
老若男女、全員が楽しめるし学びもあるし泣けると思います。

そりゃ、そうですよね!
そんな思考の西野亮廣さんの作品なんですから・・・。

子供向け?そんなに上から目線で言えるほど、大人だって大した人間じゃない。
子供と一緒に学んで、子供と一緒に死ぬまで成長していく物だと自分は思っています。

#コラム #エッセイ #西野亮廣 #ディズニー #えんとつ町のプペル #美女と野獣 #子供向け #大人向け #絵本 #映画 #テーマパーク



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